生ける屍とは?

生ける屍

読み方:いけるしかばね
別表記:生けるしかばね

主に、身体精神が正常な機能を失っている人、生気を失い死人のような雰囲気を漂わせる人、などを形容する表現

いけ るしかばね [2]生ける屍

正常な心身作用を失って、ただ生きているだけの人。

生ける屍

原題:The Living Corpse Der lebende Leichnam
製作国:ドイツ ソ連
製作年:1929
配給:一立商店
スタッフ
監督:Fedor Ozep フョードル・オツェプ
原作戯曲:Leo Nikolaevich Tolstoy レオ・N・トルストイ
脚本:Fedor Ozep フョードル・オツェプ
撮影:Anatoli Golovnya アナトリー・ゴロブニヤ

P. Jutzi P・ユッツィ
セット:Professor S. Koslofski 

W. Simoff 
キャスト(役名
Vsevolod Pudovkin フセヴォロド・プドフキン (Fedya Protaseff)
Maria Jacobini マリア・ヤコビニ (Lisa Protasoff)
Viola Garden フィオラ・ガルデン (Sasha Lisa's sister
Julia Serda ユリア・セルダ (Anna Pavlofna)
Gustav Diessl グスタフ・ディースル (Victor Karenin)
Natasha Watchnadse ナタ・ワチナゼ (Marsha
D. Weddenski  (Artemyeff)
S. Uralski  (Petush Koff)
W. Maretzkaja  (The Lady
解説
ロシアのメジラブポム社とドイツのプロメトィス社とが提携し故文豪レフ・レオ・N・トルストイ生誕百年祭記念に製作した映画で、原作レオ・N・トルストイの書いた同名戯曲ソビエト映画中堅である「メッス・メンド」「悩める土地」の製作者であるフョードル・オツェプ氏が脚色監督の任に当たっている。主役を演じるフセヴォロド・プドフキンは「母(1926)」「聖ペテルスブルグ最期」「アジアの嵐」の監督者として名のある人、特にレオ・N・トルストイ記念するために俳優として出演、他にマリア・ヤコビニ嬢、ナタ・ワチナゼ嬢、グスタフ・ディースル氏が助演している。キャメラ前記ブドオフキンの大作撮影したアナトリー・ゴロブニヤ氏が担当している。(無声
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
モスクワ正教会高等宗教会議所の司教に会って自分悩める問題解決ようとする男フヨードル・プロターソフ(フェージャ)は数年前貞淑な妻リーザ結婚し、既に子までもあったが、最近モスクワに帰って来たヴィクトル・カレーニンが妻とは古い恋仲であったことを知り自分犠牲にして二人の幸福を図ろうとして悩んでいる。司教彼に法律が許す結婚三つ条件--即ち夫婦一方が五年間行方不明場合結婚に対して生理上に欠陥ある場合。及び証拠のある姦通場合--を示すが、これ等の条件一つをも実行出来ないフェージャにとっては終に解決の途が与えられない。彼の帰途を擁して離婚訴訟専門悪党アルチェミエフが現れく簡単な離婚方法として、作りごとの姦通方法教えるがフェージャは断然これを斥けるリーザはカレーニンを愛してはいるが貞淑な妻としてフェージャに背こうとはしない。カレーニンもこれを知って、ただ共にフェージャの身の上案じ煩っている。フェージャはジプシー部落に身をひそめる。そこで可憐なジプシーマーシャ相知深く愛し愛される仲となる。けれど彼はその愛を精神上の高さに置き決してマーシャ貞操にふれようとはしない。 カレーニンはリーザに頼まれて、フェージヤを迎えに来るがフェージヤは最早や家に帰らない。アルチェーミフはフェージャの財産に目をつけ再び離婚手続き誘惑に来る。終にその手段にとりかかろうとするが最後の瞬間に於いて実行勇気を失い逃げ去る。フェージャは友人画家ペトウシコーフから譲りうけたピストル自殺を図るがやはり実行出来ないジプシー娘のマーシャ彼に一策を授けモスクワ河で投身自殺したように見せかけることに成功するリーザは夫の死骸確かめに来たが警察屍体収容室の恐ろしい空気卒倒し、ただ呆然と検案書署名する。フェージャはかくて生ける屍となった。彼は次第どん底の生活に落ちていく未亡人となったリーザ服喪期を終えてカレーニンと結婚する。しかし酒場で、生ける屍フェージャを見つけたアルチェーミエフは彼の秘密を囮としてカレーニンより大金詐取ようとするがフェージャの断固たる拒絶遇う警察官呼びフェージャを逮捕させる。事件関係者モスクワ地方裁判所予審召喚された。法律人道闘いである。フェージャは熱誠をこめて自分達の正当性主張し、お互いに足して平和に暮らしている人と人との関係に強いて罪悪見出して不幸を醸し出す法律いうものの矛盾不備痛烈論難する。しかし判決期待されるものが、一番よく行って教会での懺悔リーザとの復縁であり一番悪く行って自分とリーザとのラベリア追放であることを知るに及んで終にピストル自分心臓を射って斃れる

生ける屍

原題:Redemption
製作国:アメリカ
製作年:1930
配給:M.G.M 支社
スタッフ
監督:Fred Niblo フレッド・ニブロ
製作:A. Holpkins A・ホプキンス
原作戯曲:Leo Tolstoy レオ・トルストイ
脚本:Dorothy Farnum ドロシー・ファーナム
台詞:Edwin Justus Mayer エドウィン・ジャスタス・メイヤー
撮影:Percey Hilburn パーシー・ヒルバーン
編集:Margaret Booth マーガレット・ブース
キャスト(役名
John Gilbert ジョン・ギルバート (Fedya)
Renee Adoree ルネ・アドレー (Masha
Conrad Nagel コンラッド・ネーゲル (Victor
Eleanor Boardman エリナー・ボードマン (Lisa
Claire McDowell クレア・マクドウェル (AnnaPavlovna)
Augustin Borgato  (Petushkov)
Charles Quartermaine  (Artinuiev)
George Spelvin ジョージ・スペルヴィン (Magistrate)
解説
トルストイ伯作の「生ける屍」をアーサー・ホプキンスが「リデムプション」として舞台上演せるものより「異教徒」のドロシー・ファーナム撮影台本作りエドウィン・ジャスタス・メイヤー台詞をつけ、「世界の与太者」「女の秘密」のフレッド・ニブロ監督した映画で、主演者は「恋多き女」「悪魔の仮面」のジョン・ギルバート、それを助けて「異教徒」のルネ・アドレー、「彼女は戦にいく」のエリナー・ボードマン、「女の秘密」のコンラッド・ネーゲルクレア・マクドウェル、その他が出演カメラは「アアンジバーの西」「コサック(1928)」のパーシー・ヒルバーン担当である。
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
ロシア近衛士官フェディア放埒享楽的な生活は心ある友人達の眉をひそめされている。彼とくにジプシーの自由な生活にあこがれ彼等と交わって酒に酔うことを好んだ。そうした荒んだ享楽にふけるある1日、彼は友人ヴィクター彼の許嫁リザに偶然出会った酔いしれが彼の目にも初め見たリザ美しさ忘れられなかった。フェディアリザその後たびたび合った。恋は1人の間にんだのである許嫁の男を持つリザが仇し男を恋するリザ母親はそれは不道徳なことだとたしなめたが、リザフェディア愛しいながらヴィクター結婚することこそ不道徳なのだと答えた。フェディア親友ヴィクター自分彼の許嫁と恋に陥ったことを心からわびた。しかしフェディアリザを必ず幸福にすることを彼に誓った。フェディアリザ結婚生活が始まる。幸福な華やか1年、平和な、しかし単調な第2年フェディア放浪癖がまた出してきた。だが彼はヴィクターへの約束忘れない。彼はリザを不幸にするようなことを仕でかしてはそのたびに悔やんでいる。そして弱い自分責めている。リザさすがに彼のだらしなさに愛想をつかす口論の末フェディアはこう言って出て行く。「なるほど僕が悪かった。僕は約束してはそれを破っていた。お前はできるだけの事をしてくれたが僕はそれに報いることができない。僕さえいなければお前は幸福なんだ」。フェディアは再びジプシー享楽と酒と忘却世界へ帰った。捨て鉢彼の心に魅ったのはジプシーの娘マーシアだった。彼は酒びたりの享楽生活を送っている一夜ヴィクターリザからの帰宅促す手紙を持って来た。だが、酒飲みろくでなし我から自分卑しめるフェディアマーシア抱擁しながらこれが自分答えだという。ヴィクター寂し立ち去る。金に目のないマーシア母親は娘がフェディア誘惑されたと訴え出る。フェディアつれない仕打ちにもかかわらずまだ彼を愛しているリザ彼のためになけなしの金を支払う。マーシアフェディアリザの間にはいまだ強い愛の燃えていることを知って悲しむ。フェディア自分煮え切らぬ愛のために自分愛すすべての女を不幸にする事を悔やんで自殺思い立つ。しかし死ぬつもりのフェディアマーシアのすすめによって自殺思い止まり堤防衣服をぬぎ捨て投身自殺をしたように見せかけ行方をくらますフェディアの死を信じているヴィクターリザは幸福な結婚生活に入る。幾年の後、生ける屍となって存在するフェディアはその事情知っている無頼漢からヴィクターリザ二重結婚として訴えると脅迫しろとすすめられる。リザの幸福を願うからこそ生ける屍となったフェディア断然それを拒んだのでヴィクターリザ二重結婚の罪で法廷に呼ばれフェディア証人として呼ばれる。罪が正に決しようとする時、法廷回廊に1発の銃声がおこるフェディア今度こそ本当に自殺したのだ。彼の口から漏れ最後の言葉はこうだった。「許してくれ、リザ。お前は今までよりももっと幸福に暮らしてくれ。私も今まで知らなかった安住世界行ける」そして彼は安らかに死んで行ったのである

生ける屍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/20 16:22 UTC 版)

生ける屍』(いけるしかばね、ロシア語: Живой труп)は、レフ・トルストイによるロシア戯曲である。1900年(明治33年)前後に執筆されたが、1910年(明治43年)のトルストイの没後すぐに出版されたのは、トルストイが本作は未完であると考えていたからである。出版されるや即座に成功し、現在も上演され続けている。


  1. ^ a b OPAC NDL 検索結果、国立国会図書館、2009年12月3日閲覧。
  2. ^ a b 生ける屍日本映画データベース、2009年12月3日閲覧。
  3. ^ Alexander Pushkin - インターネット・ムービー・データベース(英語), 2009年12月3日閲覧。
  4. ^ Живой труп - インターネット・ムービー・データベース(英語), 2009年12月3日閲覧。
  5. ^ Живой труп - インターネット・ムービー・データベース(英語), 2009年12月3日閲覧。
  6. ^ Живой труп - インターネット・ムービー・データベース(英語), 2009年12月3日閲覧。
  7. ^ Redemption - インターネット・ムービー・データベース(英語), 2009年12月3日閲覧。
  8. ^ Nuits de feu - インターネット・ムービー・データベース(英語), 2009年12月3日閲覧。
  9. ^ Живой труп - インターネット・ムービー・データベース(英語), 2009年12月3日閲覧。
  10. ^ Живой труп - インターネット・ムービー・データベース(英語), 2009年12月3日閲覧。


「生ける屍」の続きの解説一覧



生ける屍と同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「生ける屍」の関連用語

生ける屍のお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   
検索ランキング



生ける屍のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2020 実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
三省堂三省堂
Copyright (C) 2001-2020 Sanseido Co.,Ltd. All rights reserved.
株式会社 三省堂三省堂 Web Dictionary
MovieWalkerMovieWalker
(C)MovieWalker
キネマ旬報 (c)キネマ旬報社
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの生ける屍 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2020 Weblio RSS