貧乏とは? わかりやすく解説

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びん‐ぼう〔‐ボフ〕【貧乏】

読み方:びんぼう

[名・形動(スル)財産収入少なくて生活が苦しいこと。また、そのさま。「—な人」「職がなく—する」「器用—」


びんぼう 【貧乏】

河上肇は『貧乏物語』で①金持ちに対していう貧乏、②救恤対象としての貧乏、③生活必要物享受していない貧乏、の三種説明したが、宗教立場からは②が問題で、仏教施行施餓鬼キリスト教慈善イスラム教喜捨ザカート)などは貧乏救恤の意も含んでいる。ウェーバー貧困者への富者施しが、世界中あらゆる倫理的に合理化され宗教根本命令であると指摘し、それが相互主義でもあるとして、その相互主義から貨財主義対す警告忌避生まれた説くたしかに宗教にはキリスト教の「清貧」、仏教の「少欲知足」(欲を少なくして足りることを知る)のように、富衍対す忌避の面が見られる。→ 清貧

貧乏

作者幸田露伴

収載図書ちくま文学 9 怠けものの話
出版社筑摩書房
刊行年月1989.3

収載図書ちくま日本文学全集 027 幸田露伴
出版社筑摩書房
刊行年月1992.3

収載図書幸田露伴
出版社筑摩書房
刊行年月2008.9
シリーズ名ちくま日本文学


貧乏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/18 02:52 UTC 版)

貧乏(びんぼう、英語: poor)とは、財産収入が少なく生活が苦しいこと。貧しいさま。貧困より生活には困窮していない。俗に金欠と言われる場合があるが、状況が悪化すると赤貧とも呼ばれることもある。

清貧という思想

通常、貧乏という言葉にはネガティブイメージが付きまとうが、節制を常とし『無駄な経費を使わない』という点においてはむしろ高潔なイメージが強い。そうした無駄な贅沢を好まない理念を、特に清貧と呼ぶことが多い。

悪とする思想

1957年(昭和32年)、岸信介首相は記者会見の中で「汚職貧乏暴力の三悪追放を方針としたい」と発言した[1]

貧乏と教科書

1980年、自由民主党広報委員会新聞局は、教科書にのせる題材について検討し『いま、教科書は……教育正常化への提言』(1980年12月)の中で、日本の民話に題材をとった岩崎京子の『かさこじぞう』を俎上に載せた。広報委員会新聞局は『暗い貧乏物語』だと同著を断じ、このような話は教科書にのせるべきではないとする意見を発表している。

児童文学作家のさねとうあきらは岩崎への非難は反戦文学や、こき使われ虐げられたながら歴史をささえてきた民衆の歴史である民話の流れを分断する意図が権力側にあり、書き手や読み手の問題意識の無さ、社会背景も指摘しながら、結果としてなんら抵抗もなく自主規制が業界へしかれ妖精や魔法使いの登場する何世代も前のファンタジーか「読みたきゃ読め」のミーイズムが幅を利かせる、書き手の反省もなく読み手は消費するだけの世界へ移行したと「超激暗爆笑鼎談・何だ難だ!児童文学 」(2000年 星雲社)で説明している。

書物

ドラマ・テレビ番組

ゲーム

  • 人生ゲーム - 初期バージョンではバッドエンドのゴールが「貧乏農場」と名付けられ、『億万長者になるか貧乏農場へ行くか』とのTVCMも流された。(その後「一文無し」「ゴーストタウン」への改名を経て、現在は「開拓地」に変更されている)

通俗的概念

労働賃金に対して富裕を考えた時に、稼ぎ出す能力には限界があるとして、お金自体に働いて貰うとした概念がYouTubeTikTokなどの動画投稿サイトに多くみられる。有益な株式投資などで副業さながら、浪費を極力抑えながら生活していくことを推奨しており、貧乏から脱却する一手段としている。

関連項目

  1. ^ 世相風俗観察会『現代世相風俗史年表:1945-2008』河出書房新社、2009年3月、80,81頁。ISBN 9784309225043 

貧乏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/18 17:31 UTC 版)

ビンボー」の記事における「貧乏」の解説

日本語の「貧乏」の音写用例は、「大東京ビンボー生活マニュアル」、「銭形金太郎」などを参照

※この「貧乏」の解説は、「ビンボー」の解説の一部です。
「貧乏」を含む「ビンボー」の記事については、「ビンボー」の概要を参照ください。

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貧乏

出典:『Wiktionary』 (2021/10/12 10:39 UTC 版)

名詞

(びんぼう)

  1. 収入財産乏しく生活苦しいこと。

関連語

動詞

活用

形容動詞

活用

翻訳


「貧乏」の例文・使い方・用例・文例

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