ホーム・ステイとは? わかりやすく解説

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homestay

別表記:ホームステイ

「homestay」の意味・「homestay」とは

「homestay」は英語の単語で、一般的には「ホームステイ」と訳される。これは、異文化体験語学学習一環として外国家庭一時的に滞在し、その家庭一員として生活を共有することを指す。具体的には、食事を共にしたり、家庭の日常生活に参加したり、家庭言語使用したりすることが含まれるこのような体験は、異文化理解語学能力の向上に寄与するとされている。

「homestay」の発音・読み方

「homestay」の発音は、IPA表記では /ˈhoʊmsteɪ/ となる。これをカタカナ直すと「ホームステイ」となる。日本人発音する際のカタカナ英語読み方も「ホームステイ」である。この単語発音によって意味や品詞が変わる単語はないため、特に注意する点はない。

「homestay」の定義を英語で解説

「Homestay」 is a form of tourism and/or study abroad program that allows the visitor to rent a room from a local family to better learn the local lifestyle as well as improve their language ability. It is a unique opportunity to immerse oneself in a foreign culture and gain firsthand experience of the host country's customs, traditions, and way of life.

「homestay」の類語

「homestay」の類語としては、「home visit」や「cultural exchange」などがある。「home visit」は、家庭訪問意味し一般的には短期間訪問を指す。「cultural exchange」は、異な文化間での交流意味し、ホームステイもその一環と言える

「homestay」に関連する用語・表現

「homestay」に関連する用語表現としては、「host family」、「exchange student」、「language immersion」などがある。「host family」はホームステイを受け入れ家庭を指す。「exchange student」は交換留学生指し多く場合、ホームステイを経験する。「language immersion」は言語浸透訳され、ホームステイを通じてその国の言語を学ぶことを指す。

「homestay」の例文

1. I'm planning to do a homestay in France next year.(来年フランスでホームステイを計画している。)
2. My homestay experience in Japan was unforgettable.(日本でのホームステイ体験忘れられない。)
3. The homestay program provides a great opportunity for cultural exchange.(ホームステイプログラムは文化交流絶好機会提供する。)
4. My host family during my homestay was very kind and welcoming.(ホームステイ中のホストファミリーはとても親切で歓迎してくれた。)
5. I improved my English through a homestay in Canada.(カナダでのホームステイを通じて、私の英語は上達した。)
6. Homestay is a good way to learn about local customs and traditions.(ホームステイは地元風習伝統を学ぶ良い方法である。)
7. The homestay allowed me to practice my Spanish every day.(ホームステイにより、私は毎日スペイン語練習することができた。)
8. I made lifelong friends during my homestay in Australia.(オーストラリアでのホームステイ中に一生の友人作った。)
9. The homestay was a great way to experience American family life.(ホームステイはアメリカ家庭生活体験する素晴らし方法だった。)
10. I would recommend a homestay to anyone wanting to learn a new language.(新し言語学びたい人にはホームステイをお勧めする。)

ホームステイ【homestay】

読み方:ほーむすてい

留学生などが、その国の一般家庭寄宿し生活体験をする制度


ホームステイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 23:17 UTC 版)

ホームステイ: homestay)は、留学生などが、その国の一般家庭と寄宿し生活体験をすることである。または、その制度。受け入れる家庭のことをホスト、その家族をホストファミリーと呼ぶ。農家に寄宿し、農場体験をするのは、ファームステイ(farmstay)という。

概要

協会のボランティアとして無料で受け入れてくれる家庭もあるが、近年はビジネス目的で、家賃を請求するホストが多い。ホテルや下宿ではないので、すべてのホストファミリーで参加者が望むような対応をしてくれる訳ではない。そのため近年は、提示した条件に合ったホストファミリーを探し、紹介する留学エージェントもある。

夏休みなどの長期休養期間を利用して、普段は行くことの難しい学生なども気軽に体験出来るものもある。

歴史

「ホームステイ」の起源

現在の「ホームステイ」は、1932年アメリカのドナルド・ワット博士が提案した「国際生活体験」がその起源といわれている。

ワットは幼少期から世界の様々な国に行く機会に恵まれていた。ペンシルベニア州ランカスターでデパートを経営する父が、商用でイギリスフランスドイツなどに行く機会を利用し諸国の風俗習慣に接する機会をもてたのである。アメリカ人の典型であるような開拓精神に満ちた彼は、第一次世界大戦の中、YMCAの使節団の一員としてインドイランで働いた。そこで目の当たりにした、インド・イラン・イギリス軍の間に見られる人種的・階級的差別に、ワットは強烈な嫌悪の情をいだいたのだった。大戦後、使節団としての義務も終わり、ペルシャ、インド、中国日本を経て帰国、その後ペンシルベニアイェールハーバードの各大学で、心理学の研究に専念することとなる。

1921年に亡くなった父親から、ワットは50万ドルもの遺産を受け取り、いかにしてその遺産を社会のために還元できるかということを考えるようになった。当時発足したばかりの国際連盟が中心となってスイスで開催された国際青少年代表キャンプに、ワットはアメリカ代表として参加することとなった。しかし、自国へのプライドばかりで互いに肩をいからせる青年たちを見ていたく失望する。また、毎日続く討論会と講演に嫌気がさし、もっと違った方法で国際理解を効果的に深める道はないかと探っていきたどりついたのが、外国での「家庭生活体験」という試みであった。

こうして、1930年に12人のアメリカの少年たちをヨーロッパに連れて行き、ドイツやフランスの少年たちと交流させるプログラムを実施した。少年たちは、互いに相手国の言語や習慣の理解につとめ、スポーツやハイキングなどの活動をともにすることで親善の絆を作り上げた。その中で、キャンプよりもホームステイを、しかも3ヶ国ではなく1ヶ国で体験することのほうが実りが多いのではないかと考え、翌年はホームステイのグループを送り大成功を収めた。さらにイギリス、フランス、ドイツでのホームステイにも成功したワットは、1932年に正式に「The Experiment in International Living」("Experiment in International Living" in English)を発足させ、世界各国の旧知を頼り、また巨額の私財も投じてこの組織の発展に努力した。

もともとアメリカではホストファミリーはボランティアで受け入れる形式のホームステイが発展した。一方、イギリスでは金銭を支払って受け入れる形式のホストファミリーに滞在するホームステイが発展した。オーストラリア、ニュージーランド、カナダなどほとんどの英語圏でも、イギリスの形式でホームステイが発展していった。近年、アメリカでもこの有償でのホストファミリー形式が増えてきている。

日本初のホームステイ

アメリカから初めてホームステイグループが来日したのは1940年のことであった。当時はもちろん「ホームステイ」などという言葉も概念もなく、このことを取り上げた都新聞(現在の東京新聞)の記事には「交換息子」という文字が記されている。記事によると、「来年度は日本からも派遣する予定で、日米間の国際感情が悪化している中、両国の若者が自然体で生活を共にするこの“集団交換息子と娘”の成果は大いに期待されている」という内容が書かれている。皮肉にも翌年の1941年12月には日米開戦となり、「平和」を願った交流の芽が育つのは、終戦を待たなければならなかった。

1955年、日本の東京大学婦人会と日米教育委員会(フルブライト委員会)に関わりのあった真木雪子あてにアメリカのEIL本部から日本でのホームステイ実施について依頼があった。受入地として白羽の矢が立ったのは、現在でも小京都として知られている「金沢」。真木の出身地でもあり、戦後まもないこと、反米感情が強くないこと、戦災や占領の影響が大きくないこと、また、文化的土壌も豊かで「アメリカ文化センター」もあったことなどから、金沢が受入地区となったわけである。翌年、4月の初旬から1ヶ月間、ワット博士夫妻の率いる一行6名が日本で最初の「ホームステイ」を金沢で体験した。

基本的なルール

ホストファミリーがボランティアか有償かで、また、年齢(主に高校生以下か、大学生以上か)によって違いは出てくる。有償の場合、ホームステイとはいえ、家族の一員というより、実質的に寮や下宿のような形態のものも存在する。

  • 寄宿する間は家族の一員となることが基本であり、その家庭のルールで生活しなければならない。これはホームステイをする際最初にあげられる基本的ルールである。家族の一員であるため遠慮せず、自分の意見をきちんと伝えるためにも、コミュニケーションはとっておく。
  • 出来るだけホストファミリーと一緒に過ごす。家族団欒の輪の中に入ることも望ましい。また、他人だからといってお客様気分にならず、手伝いは積極的にする様に心がける。
  • 食事を取らない場合は、ホストに事前に伝える。
  • 帰宅が遅れるとき、もしくは外泊する場合は、連絡して用件を伝える。なお、帰宅が遅くなると予見できる場合は事前に外出先を連絡しておくと便利である。
  • ホームステイを終了する時は、自分の荷物を全てまとめ、部屋を整頓する。
  • 通学を含め全ての交通費、電話の通話料金は自分で支払う。国際電話プリペイドカードコレクトコールを利用する。
  • 外出は公共交通機関を利用し、ホスト先の車での送迎は緊急時を除きできるだけ依頼しないこと。
  • 私的な行事または用事でホストファミリーと出かける際の費用は自分で出す(だが費用を出してくれるファミリーもいるため、その際は遠慮せずに受け取る)。ただし経費に含まれている行事の場合は、ファミリー側に費用を支払う義務が生ずるため、本人が出す必要はない。
  • 衣服洗濯に関しては、事前に尋ねる。基本的には自分の服は自分で洗濯する。
  • 文化の違いなどから、トラブルが起きることもあるが、ホストファミリーから不当な要求をされた場合には必ず断ること。日本人は断りにくい傾向にあるが、そのような場合には断る必要がある。余りに頻発するのであれば、エージェントへの相談や、引っ越しも考慮した方が良い。
  • 文化コミュニケーションの違いによることもあるが、ホストファミリーからセクハラ性的虐待を受けたという事例がある。勘違いを生まないためにも、過剰なスキンシップを不快に感じた場合は、拒否することが大切である。
    • 例えばホストファミリーから金銭の貸借を求められた時には絶対に貸さないこと。いくらホストファミリーだからと言って、お金を貸す義務は全くない。

外部リンク


ホームステイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 04:20 UTC 版)

ラボ・パーティ」の記事における「ホームステイ」の解説

ラボっ子たちを対象として海外でのホームステイプログラムが設定されている。北米1年間留学(高校生以上)がある。ラボ国際交流では事前活動への参加条件となっており、ホームステイに行くことを希望しているラボっ子事前に申し込みをし、ホームステイに行く前年11月からホームステイに行く年7月まで事前活動行っている。また、ホームステイに行った後も事後活動というものがあり、未来へ続けることができる。また、諸外国からのホームステイの受け入れ等も行っている。 ニュージーランド韓国カナダ・アメリカ行きは夏、中国行き春に行なわれる

※この「ホームステイ」の解説は、「ラボ・パーティ」の解説の一部です。
「ホームステイ」を含む「ラボ・パーティ」の記事については、「ラボ・パーティ」の概要を参照ください。

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