LRADとは? わかりやすく解説

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エルラド【LRAD】

読み方:えるらど

long range acoustic device米国のエルラド社(旧アメリカンテクノロジー社)が開発した長距離音響発生装置商標名エルラッド


音響兵器

(LRAD から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/01 14:54 UTC 版)

音響兵器(おんきょうへいき、: sonic weapon)は、音波を投射することにより、人の行動能力・判断能力を奪うことや聴覚器官や脳にダメージを与えたり、物体を破壊することを目的とする兵器である。ただし、出力を調整すると兵器としてだけでなく音響装置スピーカー)としても利用可能な物もあり、どこまでが音響兵器に当たるか若干曖昧な場合がある。




「音響兵器」の続きの解説一覧

LRAD

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 18:11 UTC 版)

音響兵器」の記事における「LRAD」の解説

現用のものでは、LRAD Corporation製の長距離音響発生装置であるLRAD(Long Range Acoustic Device)がイラク駐留米軍配備されるとの報道2004年にあり、メーカー発表によると300台以上配備されている。米軍大量に配備している他、世界各国軍隊・警察消防機関導入されている。 この装置モデルによるが、直径80cm程度型か四角形、あるいは六角形をしており、重量は30kg前後で、有効範囲にある対象に向け作動させる事で、攻撃意欲無くさせる効果もある。これは暴動などの際に催涙ガス催涙弾など)を使用する呼吸器疾患のある者が重体となった死亡する危険性があるため、これに代わるものとしての利用期待されている。ただしその一方で断続的に強力な音波照射された場合聴覚障害危険性があることも示唆されている。このため運用面では、制圧目的場合には一度に数秒程度とし、連続照射前提としていないことがメーカー側から示されている。 この装置は、指向性持っているため距離の離れた限られた範囲内に音声メッセージ明確に伝えることにも利用でき、例え災害発生時相手側に無線受信機がなくても被災者適切な指示伝えたり、群衆の中の特定集団にのみ指示を出す(周囲の人間妨げ成らない)事も可能である。 兵器戦場での運用成果一般に報道されくいものだが、2005年11月5日エジプトからケニアへの航海途上にあった米国民間商用豪華客船ソマリア沖で武装海賊襲撃受けた際、LRADで海賊撃退したことが報じられた。 また、2009年2月7日報じられたところでは、日本の調査捕鯨船団が、調査捕鯨船に過激な妨害活動行っているシー・シェパード対し2009年2月からLRADを用いて団体接近阻止した水産庁側は、事前に警察庁などと協議して国内法国際法のいずれにも抵触しないことを確認し、「違法性は無い」とした。抗議船の船長は「この装置により妨害活動集中することが困難になったことを認めざるを得ない」とコメントしたため、期待された効果発揮しているようである。 2009年9月には、ピッツバーグ市警によって、アメリカピッツバーグ開催されG20サミットへの抗議デモ対しLRADが使用された。これはアメリカ国内警察使用した初めての例とされ、その後もしばしば使用されている。ピッツバーグでの2009年実施では見物人聴覚障害被り、市は72,000ドル賠償行なった2020年中東地域における日本関係船舶の安全確保に必要な情報収集活動のために派遣されたかなみには約1km射程有するLRADが搭載された。 前述のように、武装難しいがスペース余裕のある民間大型船が、テロリストなどの接近妨害するため搭載している例がある。この他にも避難勧告スポーツ会場での呼びかけ用として自治体などが導入している。

※この「LRAD」の解説は、「音響兵器」の解説の一部です。
「LRAD」を含む「音響兵器」の記事については、「音響兵器」の概要を参照ください。

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