音圧レベル
音圧レベルとは,計量法第71条の条件に合格した騒音計で測定して得られるデシベル数であり,騒音の大きさを表します。一般には,騒音計の周波数補正回路A特性で測定した値をデシベルで表します。
騒音の規制基準等はすべて音圧レベルによるものです。
音圧レベル
対象としている音の音圧と基準音圧との比の常用対数の20倍で、単位記号としてデシベル(dB)を用いる。基準音圧(OdB)は空気中の場合、20μPa(実効値)である。音圧は物理的に力の単位を用いて表すことができるが、人間の聞き取り得る音圧の最小値(最小可聴値)から耳に痛みを感じないで聞ける音圧の最大値(最大可聴値)までの可聴範囲が非常に広く、桁数変化が6桁におよぶ数値を扱う必要があり実用上不便である。一方、人間の音に対する感覚の大きさが、音の、刺激の大きさの対数に比例することもあり、音圧の尺度として最小可聴値を基準とした常用対数を尺度として用いている。
参照 音圧、最大可聴値、デシベルおんあつレベル 音圧レベル sound pressure level [SPL]
音圧レベル
音圧レベル
音圧レベル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 15:53 UTC 版)
人間は非常に幅広い強度の音を感知できるため、音圧は常用対数を用いたデシベルで表されることが多い。 音圧レベル (sound pressure level, SPL) は Lp と記され、以下のように定義される。 L p = 10 log 10 ( p 2 p 0 2 ) = 20 log 10 ( p p 0 ) dB {\displaystyle L_{\mathrm {p} }=10\,\log _{10}\left({\frac {{p}^{2}}{{p_{0}}^{2}}}\right)=20\,\log _{10}\left({\frac {p}{p_{0}}}\right){\mbox{ dB}}} ここで p は音圧のRMS、p0 は基準となる音圧である(音圧レベルを示す際には、用いた基準音圧 (re) も表記することが重要である)。 一般的な基準音圧としては、ANSI S1.1-1994 では、 大気中で 20 µPa、水中で 1 µPa と定められている。 人間の耳は全ての周波数に対して感度が一定ではないので、音圧レベルは人間の感覚に合うように周波数で重み付けされる事が多い。国際電気標準会議 (IEC) はいくつかの重み付けの方法を定義している。「A特性周波数重み付け」は雑音に対する感度に一致し、それによって重み付けされた音圧レベルは dBA と表記される。「C特性周波数重み付け」はピークレベルを測定するのに用いられる。
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