実効値
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/03 20:30 UTC 版)
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実効値(じっこうち、英語: effective value, root mean square value, RMS)は、交流の電圧又は電流の表現方法の一種である。ある電気抵抗に交流電圧を加えた場合の1周期における平均電力と、同じ抵抗に直流電圧を加えた場合の電力が、互いに等しくなるときに、この交流電圧と交流電流の実効値はそれぞれ、その直流電圧と直流電流と同じ値であると定義される。交流電力の計算に使用される電圧・電流は、通常は実効値で表示される。
音(音波)に関する物理量の計算や表現においても、値が時間的に正負の間を変動する量の変動の大きさの実際を表すために、瞬時値の2乗平均の平方根(RMS; root mean squareの頭文字)で表される実効値が一般に用いられる。例えば音圧では、ある時間内の瞬時音圧のRMSとして算定される実効音圧(音圧の実効値)を指して一般に音圧という。平均をとる時間については音波の周期の整数倍もしくは周期に対して充分に長い時間をとる[1][2]。(→「音圧#音圧の実効値」を参照。)
正弦交流の最大値との関係
t を時刻とする。電気抵抗を R [Ω]、その両端に加える電圧の瞬時値を v(t) [V]、その最大値(振幅)を Vm [V]、実効値を Ve [V]、流れる電流の瞬時値を i(t) [A]、その最大値を Im [A]、実効値を Ie [A]、電力の瞬時値を P(t) [W]、その平均値を PR (W)、交流の角速度(角振動数または角周波数)を ω [rad/s]、周期を T [s]とする。これらの定義より,
実効値
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 06:12 UTC 版)
実効値(effective value)とは、交流における電流・電圧の大きさを、直流における電流・電圧に換算したときに相当する値をいう。正弦波交流電圧の実効値E は次式で表現される。 E = 1 2 E m {\displaystyle E={\frac {1}{\sqrt {2}}}E_{m}} 交流信号の大きさを表すときに最も多く用いられる指標で、例えば日本の一般家庭向け商用電源の電圧は100Vであることはよく知られているが、これは実効値としての値である。 また、正弦波交流電流の実効値は次式となる。 I = 1 2 I m {\displaystyle I={\frac {1}{\sqrt {2}}}I_{m}}
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