瞬時値
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 06:12 UTC 版)
磁束密度B (T)、コイルの長さl (m)、コイルの速度v (m/s)、コイルの垂直面に対する角度をθとするとき、時間とともに変化するコイルに生じる起電力e は次式のようになる。 e = 2 B l v sin θ = E m sin θ {\displaystyle e=2Blv\sin \theta =E_{m}\sin \theta } この式を瞬時式といい、ある時間における起電力を瞬時値(instantaneous value)という。瞬時値はコイルの回転角の変化に応じて刻々と変化する。また、瞬時値が最高となる値を最大値(maximum value)あるいは波高値(peak value)といいEm で表す。以上を角速度ω (rad/s)、時間t (s) として弧度法で表現すると次のようになる。 E m sin θ = E m sin ω t {\displaystyle E_{m}\sin \theta =E_{m}\sin \omega t} さらに負の最大値を最小値といい、最大値と最小値の差をピークピーク値(peak-to-peak value)という。
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