交流の三要素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 06:12 UTC 版)
交流信号は以下に示す3つの要素を持ち、これらを特定することで任意の交流波形を得ることができる。 周波数周期的なパターンが1秒間に繰り返される回数。量記号はf 、単位はヘルツ (Hz)。コイルの回転角により定まる。なお、周期T(単位s)は周波数の逆数となる。 T = 1 f {\displaystyle {\mathit {T}}={\frac {1}{f}}} 最大振幅瞬時値の絶対値のうち最大のもの。 波形横軸を時間、縦軸を瞬時値とする直交座標に表したときの形 あらかじめ用意された数種類の波形から1つを選び、周波数と最大振幅を指定して交流信号を発生させることのできる機器をファンクションジェネレータ、任意の波形をプログラミングし、周波数と最大振幅を指定して交流信号を発生させることのできる機器を任意波形発生器 という。 以上の三要素に位相(phase、1周期のうちの位置)を加えて四要素とすることもある。位相のずれを位相差(phase difference)といい、二波の位相角のうち一波が大きくなるときを位相の進み、反対に小さくなるときを位相の遅れ、同じになるときを同相(同位相)という。正弦波または余弦波を除く交流では1周期のうちのどの位置をもって位相を0とする位置(初位相)は定められていない。
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