LR-91とは? わかりやすく解説

LR‐91

分子式C15H10Cl2N2O4
慣用名 4-[N1-(2-Chloro-4-carboxyphenyl)amidino]-3-chlorobenzoic acid、LR-91
体系名: 4-[N1-(2-クロロ-4-カルボキシフェニル)アミジノ]-3-クロロ安息香酸


LR-91

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/23 02:07 UTC 版)


LR-91エンジン
LR-91
用途: 第2段
推進剤: LR-91-3;ケロシン/液体酸素
LR-91-5;エアロジン-50/四酸化二窒素
LR-91-LH2;液体水素/液体酸素
開発年: 1959年
大きさ
全高 LR-91-11;2.81 m
直径 LR-91-11;1.63 m
乾燥重量 LR-91-11;589 kg
推力重量比 LR-91-11;80.85
性能
海面高度での比推力 LR-91-11;1570 N.s/kg (160秒)
真空中での比推力 LR-91-11;3100 N.s/kg (316秒)
海面高度での推力 LR-91-11;232 kN
真空中での推力 LR-91-11;467 kN
燃焼室圧力 LR-91-11; 5.93 MPa
設計者
製造会社: エアロジェット
推進技術者: ???
設計チーム: エアロジェット
LR-91ロケットエンジン

LR-91とは、タイタンICBM、もしくはそれを基にした衛星打ち上げロケットの第二段目に使われた液体燃料ロケットエンジンである。1950年代初めごろ、アメリカのエアロジェット社によって、LR-87の小型版として開発された。縮小設計ゆえ、燃焼室のみ再生冷却し、ノズルではそれを使わずアブレーション冷却を採用したところ以外、LR-87と殆ど同様に設計された。当初、酸化剤液体酸素燃料RP-1を使っていたが、それではミサイル発射指令を受けた後で燃料と酸化剤をタンクに注入しなければならず、即応性に大変劣ったものになる。これではすぐに敵国に向けてミサイルを撃てないので、それ以降、酸化剤に二酸化窒素/燃料にエアロジン-50(50%ヒドラジン、50%UDMHの混合物)に改修された。ノズルは、真空に近い、低い気圧条件で最大能力を発揮するように高い膨張比に設計されている。LR-87とは異なり、液体水素を使用するように再設計された。これは、タイタンミサイルの第二段で使用された。

機種

LR-91-11 エンジン。ノズル側から燃焼室を覗いた写真

関連項目

外部リンク


LR-91

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/18 00:49 UTC 版)

ガス発生器サイクル」の記事における「LR-91」の解説

タイタンロケットの第一段エンジン推進剤当初ケロシン/液体酸素だったが、後に非対称ジメチルヒドラジン/四酸化二窒素になった

※この「LR-91」の解説は、「ガス発生器サイクル」の解説の一部です。
「LR-91」を含む「ガス発生器サイクル」の記事については、「ガス発生器サイクル」の概要を参照ください。

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