YF-115とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > YF-115の意味・解説 

YF-115

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 02:28 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
YF-115
原開発国 中華人民共和国
設計者 航天液体推進技術研究院
搭載 長征6号長征7号[1][2]
前身 RD-120
現況 開発中
液体燃料ロケットエンジン
構成
燃焼室 1
性能
推力 (vac.) 176.5 kN (39,700 lbf)
推力 (SL) 147.1 kN (33,100 lbf)
燃焼室圧力 12 MPa (1,700 psi)
Isp (vac.) 342秒(3.35 km/s)
寸法
全長 2,325ミリメートル (91.5 in)
直径 946ミリメートル (37.2 in)
使用
長征6号 の2段目と長征7号 の2段目[1][2]

YF-115液体酸素ケロシンを酸化剤リッチ二段燃焼サイクルで燃焼する中国液体燃料 ロケットエンジンである。高効率/高推力で環境に優しいロケットエンジンは常に863計画で志向された。しかし、中国の産業は1990年代の初頭にロシア製のRD-120を(おそらく書類も併せて)輸入するまではこのようなロケットエンジンを製造する充分な能力を持ち合わせていなかった。[3] 2000年代により大型のYF-100と共に長征5号長征6号長征7号ブースターと1段目の動力のために開発が開始された。[3][4][5] 試験は2005年にChina National Space Administration (CNSA)による監督下で実施された。開発作業は主に西安航天推進開発院によって実施された。中国の次世代の中規模と軽量で環境に優しい打上げ機である長征6号長征7号の上段に使用される予定である。[3][4][5] 2012年初頭にエンジンシステムの真空試験に成功した。[6] 中国で最初の二段燃焼サイクルを備えた上段ロケットエンジンである。

長征6号上段には1基のジンバル装架式のYF-115が搭載される予定である。長征7号の上段では4基のエンジンが搭載される予定である。しかし、この事例では2基のエンジンは固定され、2基はジンバル式になる予定である。

出典

  1. ^ a b Gunter Dirk Krebs. “CZ-6 (Chang Zheng-5)”. Gunter's Space Page. 2015年7月2日閲覧。
  2. ^ a b Gunter Dirk Krebs. “CZ-7 (Chang Zheng-5)”. Gunter's Space Page. 2015年7月2日閲覧。
  3. ^ a b c Chang Zheng-5 (Long March-5)”. SinoDefence. 2015年7月2日閲覧。
  4. ^ a b Chang Zheng-6 (Long March-6)”. SinoDefence. 2015年7月2日閲覧。
  5. ^ a b Chang Zheng-7 (Long March-7)”. SinoDefence. 2015年7月2日閲覧。
  6. ^ 长征七号火箭发动机抽真空系统顺利通过试验 (Long March 7 rocket engine system passes vacuum test)” (Chinese). CASC. 2015年7月2日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「YF-115」の関連用語

YF-115のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



YF-115のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのYF-115 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS