LE-8
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LE-8はGXロケットの第2段用に宇宙航空研究開発機構 (JAXA) と石川島播磨重工業(現IHI)が設計開発した、推進剤の酸化剤に液体酸素 (LOX) を燃料に液化天然ガス (LNG) を使用する推力10 t級液体ロケットエンジンである。宇宙機用のLNG推進系の実用化を目指していたが、GXロケットの開発中止により実用化には至らず、搭載機が未確定となって開発が続けられた。
- ^ “LNG推進系”. 宇宙航空研究開発機構. 2015年7月20日閲覧。
- ^ 但し、この長期保存の特性を引き出すためにはエンジン本体の再着火能力が不可欠である
- ^ 開発動向
- ^ 開発経緯
- ^ a b “LNG推進系の開発” (HTML). 宇宙開発事業団 (2002年5月8日). 2015年7月20日閲覧。
- ^ “IHI技報 第50巻第3号 72頁-77頁 LNG 推進系LE-8 エンジンの開発” (PDF). IHI. 2011年3月21日閲覧。
- ^ 再着火機能が無いという事は複数回の軌道変更を伴う近年の人工衛星や惑星探査機の打ち上げで不利である。
- ^ “第3回 LNG(液化天然ガス)実機型エンジン燃焼試験の結果について” (HTML). 宇宙航空研究開発機構 (2009年7月7日). 2009年7月13日閲覧。
- ^ “LNG推進系の研究開発について” (PDF). 宇宙航空研究開発機構 (2010年3月31日). 2010年10月17日閲覧。
- ^ “株式会社IHIエアロスペース 技術紹介 液体推進系の研究開発” (HTML). IHIエアロスペース. 2010年10月17日閲覧。
- ^ “LNG推進系飛行実証プロジェクトの評価 質問に対する回答”. 文部科学省宇宙開発委員会 (2006年11月2日). 2008年6月7日閲覧。
- ^ “推進部会 GXロケット評価小委員会(第2回)議事録・配付資料”. 文部科学省宇宙開発委員会 (2008年3月19日). 2008年6月7日閲覧。
- ^ 一例として液体水素を推進剤とするLE-5の打ち上げまで要素技術の開発期間を含めると10年以上の歳月を要した。
- ^ 比推力350秒程度,エンジン重量300kg以下,燃焼室圧力5MPa以上,同軸型噴射器
- ^ “GXロケットの屍か「希望の芽」IHIの新LNGエンジンは新たな需要を創出できるか”. 著:松浦晋也 日経BP社 (2011年8月22日). 2011年11月13日閲覧。
- ^ 推力3tから4t程度、比推力350秒以上、再着火機能有、スロットリング機能有。
- ^ “JAXA、LNGエンジン基礎技術を確立、NASAの性能上回る”. Response.. 2012年7月6日閲覧。
- ^ “LNGエンジン研究開発の状況について” (PDF). JAXA. 2012年7月6日閲覧。
- ^ “IST、超小型衛星用ロケット「ZERO」の燃料をLNGに決定”. マイナビニュース (2020年3月5日). 2020年10月6日閲覧。
- ^ “中国企業、液体酸素メタンのロケット発射成功”. 2023年7月27日閲覧。
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