IMMERSIVEとは? わかりやすく解説

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immersive

別表記:イマースィヴ

「immersive」とは、「没入感のある」といった夢中になれることやあたかも自分がその環境中にいるように感じることができるということ意味する英語表現である。

「immersive」とは・「immersive」の意味

「immersive」は「没入できる」「夢中にさせる」という意味の英語表現である。特に「(映像表現音響空間などが)没入感のある」「(あたかも自分がその環境中にいるような)実体感のある」という意味で用いられることが多い。品詞形容詞で、動詞形は「immerse」である。近年ではテクノロジー飛躍的な進化に伴い、「immersive」への注目高まっている。例えば「immersive experience」は「没入体験」を指す表現として、非常に多くの場所で使用されている。この用語は、特に仮想現実VR)や拡張現実AR)などの技術使用してユーザー仮想空間没入しているような感覚を得る体験表現するために用いられる。「immersive reader」は「Microsoft提供する教育技術一種」であり、学習者文章を読む際に使用する支援ツールである。文章音声として読み上げたり単語の意味文法解説表示したりすることができる。

「immersive ae」は「没入オーディオ体験」を指す。この用語は、音楽サウンド使用して聴衆没頭させる体験表現するために使用される例えば、ライブ演奏コンサートなどで、聴衆音楽包まれるような演出をすることがある。「Nuit immersive」は、フランス語で「没入する夜」という意味を持ち没入型の芸術祭を指す。このイベントは、音楽ダンス演劇映像など様々な芸分野融合させたパフォーマンス行い参加者没頭し新たな芸術体験をすることを目的としている。フランス中心に世界各地開催されており、多く人々愛されている。

「Immersive Museum」とは


「Immersive Museum」は「没入型の博物館」である。訪問者展示物没頭し参加体験通じて学び深めることができる。例えば、仮想現実VR)や拡張現実AR)を活用して訪問者歴史的な場面没入したり、文化的なイベント参加したりすることができる。従来博物館とは異なり静的展示物を見るだけではなく多角的なアプローチ採用している。来場者展示物操作したり、来場者展示物ストーリー入り込めるといった、インタラクティブ体験できること特徴一つである。

「immersive」の語源

「immersive」の語源ラテン語の動詞「immergere」である。これは「中に入れる」「水中沈める」という意味を持つ。この単語は、「in-(中に)」と「mergere(沈める)」という二つ単語から構成されている。中世ラテン語では「immersio」という単語登場する。これは「immergere」の派生語であり、「水中沈めること」という意味を持つ名詞である。キリスト教洗礼儀式関連して使われることが多かったため、宗教的な文脈でよく用いられた。

中世ラテン語から英語への移行が始まると、「immerse」が誕生する。これは、「immergere」「immersio」から派生した動詞であり、「に浸す」「没入させる」といった意味を持つ。この言葉は、17世紀英語文学において、物理的な没入知的な没入を表すために使われ始めた20世紀に入ると、「immers-」という語幹をもとに、「-ive」が接尾辞として付加され、「immersive」という形容詞生まれる。この言葉は、没入感臨場感強く感じさせる状況体験を表すために使われるようになった

「immersive」の発音・読み方

「immersive」は「imə́ːsivイマースィヴ)」と発音する最初は短い「i」母音となる。日本語の「イ」に近いが、舌をやや前方に向け、口を少し開いた状態で発音する次のmm」は「無声両唇摩擦音」の「m」となる。口を閉じた状態で、唇を合わせた状態で発音する。「e」は「ə́」という日本語にはない音である。「曖昧母音シュワ)」と呼ばれるもので、口を半開きにして発音するのがコツである。ここには強勢置かれ後ろ「r」は「ː」となるので、やや強め伸ばして発音する必要がある。「s」は「無声歯茎摩擦音」となる。舌を上部歯茎に近づけた状態で発音する。再び「i」となり、最後の「ve」は「v」の発音となる。唇を上下摩擦させて発音するのがポイントである。

「immersive」の覚え方

「immersive」という単語覚えるためには、この単語の持つコアイメージをしっかりと理解することが大切である。この単語は「immerse浸る)」という動詞から派生しているが、ラテン語時代では「沈める」という意味で用いられることが多かった。「immersive」はこの語源の意味受け継いでおり、単に物事熱中するという意味を超えて、「対象中に入りむような感覚を持つ」というコアイメージを持っている様々な文脈で「immersive」を使いこなせるようになるためにも、このコアイメージをしっかり把握しておくことが重要である。

また、「immersive」が具体的にどのような場面で使用されているかを調べるのも、この単語覚えるのに有効な方法である。特に仮想現実VR)や拡張現実AR)に関連するゲーム映画人気高まっており、非常に多くタイトルリリースされている。実際にどのようなものがあるのかを知ることによって、「immersive」という単語身近に感じることができ、記憶定着期待できる

「immersive」の使い方・例文

「immersive」は以下の例文のように使用することができる。
「Immersive experiences have the power to transport individuals into entirely new worlds.」(没入型の経験は、人々をまったく新しい世界へと運ぶ力を持っている。)
「The immersive virtual reality game captivated players, making them feel like true heroes.」(没入型のバーチャルリアリティゲームは、プレイヤー魅了し、彼らを真のヒーローのように感じさせた。)
「The immersive experience of virtual reality can transport you to another world.」(仮想現実没入感は、あなたを別の世界に連れて行ってくれる。)
「The concert was so immersive that I felt like I was on stage with the band.」(コンサートはとても没入感があって、バンド一緒にステージ立っているように感じた。)
「The video game's immersive graphics made me feel like I was in a different world.」(ビデオゲーム没入感のあるグラフィックスは、私が別の世界にいるような気分にさせた。」
「The immersive exhibit allowed visitors to fully appreciate the artist's vision.」(展示会没入型の性質により、訪問者アーティストビジョン十分に理解できた。)
「Immersive audio systems provide listeners with a true surround sound experience.」(没入型のオーディオシステムは、リスナー真のサラウンドサウンド体験提供する。)

イマーシブ【immersive】

読み方:いまーしぶ

形動没入感のあるさま。その状態にひたれるさま。多く劇場ゲーム演出体感装置などについて言う。



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