開発の経緯とシリーズの歴史
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「シマノ・SORA」の記事における「開発の経緯とシリーズの歴史」の解説
1990年代になるとロードバイクの楽しみ方が多様化し、従来のロードレースだけでなく通勤、通学、そして自転車旅行にも用いられるようになった。これを受けて1995年にシマノはそういったユーザーを狙った低価格コンポーネント「RSX」を開発(A410系)。 2000年 - リアが8速化された後継モデル「SORA」がデビューした(3300番台)。 リア8速で耐久性、メンテナンス性に優れ、前述のユーザーだけでなく、ロードバイク入門用としても用いられることが多くなった。SORAシリーズの中で唯一の日本製である。 2007年 - 3400番台がデビューし、リア9速化。 3400番台まではデュアルコントロールレバー(ブレーキ操作とシフト操作の両方を手元で行うレバー)のワイヤー巻き取りレバー(ブレーキレバーと兼用)とワイヤーリリースのレバーが離れた位置(ブラケット内側)についており、コンフォート系のポジション(ブラケットポジション)で扱いやすいようになっている。(ユーザー間で便宜的に「親指シフト」と呼ばれることもある)また、クランクセットは右側クランクとシャフトが一体型の2ピース構造となった。 2012年 - 3500番台がデビュー。上位グレードと同様のワイヤーリリースのレバーがブレーキレバーに隣接したタイプのデュアルコントロールレバーとなった。また、同時にフラットバーロード用にラピッドファイヤシフトレバーとブレーキレバーも発表された。3500番台は2012年2月に発表、同年7月より展開されている。。 2016年 - R3000番台がデビュー。クランクセットは、チェーンガード付きを除き、従来の5アームから上位グレードと同様の4アームへ、デュアルコントロールレバーがシフトワイヤーをハンドル内蔵へと変更となり、オプティカルギアディスプレイは廃止になった。
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開発の経緯とシリーズの歴史
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「シマノ・105」の記事における「開発の経緯とシリーズの歴史」の解説
1982年 - 初代105がデビューした。アローポイント(矢)をイメージさせるデザインであった。値段も抑え目であったことから、ヒット商品となった。 1986年 - デビューのリア6速仕様モデルでSIS(シマノ・インデックス・システム)が採用された。 1993年 - 8速仕様モデルがデビュー、同時にSTIが採用される。 1998年 - 番号表記が変わり(例:マイナーチェンジ前のデュアルコントロールレバー:ST-1050→マイナーチェンジ後:ST-5500)、5500系がデビュー。リアが9速化された。カラーもシルバーとブラックが用意され、カラーコーディネートの幅が広がった。 2005年 - 5600系がデビュー。リア変速機が10段化され、今までアルテグラ、デュラエースにしか使われなかったスパイダーアームが使われるようになった。クランクやスプロケットは初心者や脚力に自信の無いライダーへの配慮がなされ、今までアルテグラでしか入手できなかったローギア27Tのスプロケットもラインナップに加わり、今までロードのトリプルには52Tや53Tしかなかったが、あえて50Tにし、単に脚力への配慮だけでなく変速性能も確保されている。 2009年 - 5600系のブラックモデル発売開始。ほぼ同時にフロント側デュアルコントロールレバーのダブルギア専用品、ST-5601Lがラインナップに加わる。 2010年5月 - 5700系発売開始。上位モデルとの互換性が向上した。またシフトケーブルのハンドル内蔵、クランク形状が上位モデルを継承する形となった。 2014年4月 - 5800系発表。リアが11速となり、10速用のコントロールレバーやホイールハブとの互換性が無くなっている。ブレーキはTREK Madone 5シリーズ等のダイレクトマウントブレーキ車に対応するモデルもラインナップされた。リア用はBB後方下部取り付け用のBR-5810-Rとシートステー取り付け用のBR-5810-RSがある。 2017年6月 ‐ アルテグラR8000系の発表と同時にフロントディレーラーのみFD-5801にマイナーチェンジ。ディレーラー内にケーブルアジャスト機構を内蔵しワイヤー途中のケーブルアジャスターが不要になるなどR8000系やデュラエースR9100系と同様の機構となった。 2018年4月−R7000系発表。シリーズに油圧ディスクブレーキシステムが加わる。
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開発の経緯とシリーズの歴史
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「シマノ・ティアグラ」の記事における「開発の経緯とシリーズの歴史」の解説
かつてロードバイクが今ほど人気でなかった時代、シマノのロードバイク用コンポーネントのラインナップの最下端を担っていたのは105であった。しかしバブル景気の中でロードバイクが流行し、これを受けてシマノは市場拡大を図り1990年にRX100というコンポーネントを発売する。1994年のマイナーチェンジでSTIシステムを搭載し、リア8速化。1999年にRX100が廃止され、その後継グレードとしてリアが9速化されたティアグラ(4400系)がデビューした。 2007年にはリア9速のままで4500系にモデルチェンジした。上位機種同様クランクとBB軸が一体型の構造(中空クランクではないため、いわゆるHOLLOWTECH IIとは呼称されない)が採用されるなど、注目すべき点は多々あるが、何と言っても最大の目玉は『オプティカル・ギア・ディスプレイ』がロード用のコンポーネントとしては初めて搭載されることとなったデュアルコントロールレバーと、FC-R700に続くコンパクトクランクの登場であろう。 2011年に4600系へとモデルチェンジ。6600系アルテグラや5700系105までのようにシフトワイヤーのハンドル内蔵処置や、ホローテッククランクの導入は行われなかったものの、リア10速へと変更され上位モデルとの互換性が上昇。リア30Tというロードバイク用としてはシマノ最大のギアも用意された。同時にフラットバーロード用にラピッドファイヤシフトレバーとブレーキレバーも開発され、幅広い用途に使えるコンポーネントとなった。 2015年に4700系へモデルチェンジ。クランクセットにホローテックの導入は行われなかったが、従来の5アームから105と同様の4アームへ、デュアルコントロールレバーがシフトワイヤーをハンドル内蔵へと変更となった。リアは34Tに対応し、ロードバイク用としてはシマノ最大。なお、4600系と4700系は同じ10sだが、公式で互換性がないとされている。実際互換性が無いもの、あるものが混ざっており安易に混在させるのは危険。
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