開業と延長とは? わかりやすく解説

開業と延長

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 07:35 UTC 版)

静岡鉄道駿遠線」の記事における「開業と延長」の解説

藤相鉄道測量工事順調に進んだ一方で1911年明治44年8月鉄道免許状下付され駿遠鉄道は、かなり藤相鉄道競り合ったものの社内内紛などもあって測量もろくに行われず1918年大正7年5月免許失効となり会社自体消滅することになる。 藤相鉄道がまず手掛けたのは、藤枝駅藤枝市街を結ぶ「大手線」区間で、1913年大正2年)に開業した。 続く路線東海道本線をオーバークロスし、大井川に迫るが、渡河予定地点大井川河口近く川幅は約1kmあり、速やかな架橋費用の上困難だったこのため取り敢えず大井川南岸大幡 - 細江1915年大正4年5月先行開業し大井川徒歩連絡とした。その半年後には有料人道橋富士見橋買収する形で大井川区間人車軌道として「仮開業」するという、苦肉の策打ち出している。この人軌道区間運行制約多く続行運転の場合は7間(約21m)以上の間隔を空けることが義務づけられていた。また仮橋専属巡視員を置き、接合箇所監視して常に安全状態を保つよう政府から求められていた。この区間単線だったため、数両の続行運転をすると反対側から運行少なくとも30分は不可能になり、両側運行する鉄道線ダイヤ乱れ要因ともなったこのため1918年大正7年)には中央部交換設備設け客車2両・貨車2両を待避の上限とする制約課した上で上下線の交換を可能とした。 大井川架橋難航する間にも、大井川南岸での路線延長はかどり遠州川崎町(後に榛原町)へ、さらに相良へと区間開業重ねた大井川鉄道架橋(ただし道路併用)が正式に開業したのは、1922年大正11年)の集中豪雨による富士見橋流失きっかけにした大正も末の1924年大正13年)のことである。そして1937年昭和12年7月9日には鉄道専用完成するが、後述するような不況影響資金足りず橋桁部分こそ鋼製だが橋脚前時代的木製だった。このため橋梁上は通常で15km/h、強風時や増水時は5km/hの速度制限課されており、さらに風雨激しい時はこの区間運休としてバスによる代行輸送行っていた。 同じ頃、中遠鉄道も新袋井 - 新横須賀開業させているが、こちらは沿線越えるべき大河もなく、工事スムーズであったこの後しばらく中遠鉄道延長途絶えるが、大正末期南大坂へ延長し、また新袋井での国鉄との連絡改善している。昭和に入って1927年昭和2年)、新三俣まで延長され戦前中遠鉄道線は全通した藤相鉄道1926年大正15年)に地頭方まで延長しており、両鉄道末端同士は15.3kmにまで迫った

※この「開業と延長」の解説は、「静岡鉄道駿遠線」の解説の一部です。
「開業と延長」を含む「静岡鉄道駿遠線」の記事については、「静岡鉄道駿遠線」の概要を参照ください。


開業と延長

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 06:03 UTC 版)

遠州鉄道奥山線」の記事における「開業と延長」の解説

浜松北方にあたる金指高速交通通っておらず(国鉄二俣線開業昭和に入ってから)、また引佐郡奥山には半僧坊大権現知られ方広寺があったため、鉄道建設待たれていた。加えて沿線三方原産地でもあり、貨物需要見込まれた。このため蒸気動力での濱松軽便鉄道設立され大正入った1914年大正3年)に、まず浜松市北西部元城から金指までが開通翌年には当初起点となった板屋町乗り入れた同年金指から気賀(後に気賀口)まで延長している。 ここまで建設順調だったが、気賀から奥山までは、用地買収トラブル浜松鉄道1915年大正4年)に浜松軽便鉄道から改称自体経営難から難航し1923年大正12年)にようやく奥山まで全通した

※この「開業と延長」の解説は、「遠州鉄道奥山線」の解説の一部です。
「開業と延長」を含む「遠州鉄道奥山線」の記事については、「遠州鉄道奥山線」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「開業と延長」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「開業と延長」の関連用語

開業と延長のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



開業と延長のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの静岡鉄道駿遠線 (改訂履歴)、遠州鉄道奥山線 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS