開業と京阪電鉄撤退
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 17:42 UTC 版)
瀬戸中央自動車道の開通した1988(昭和63)年に京阪電気鉄道が観光型商業施設「瀬戸大橋京阪フィッシャーマンズ・ワーフ」を開業した。当初は年間516万人の利用者があり予想を上回る年間103億円を売り上げた。与島を周遊する観光船(後述)や観光ヘリコプターが運行され、レーシングカート場も建設された。 翌1989年にも島全体で774万人の観光客を集め、隣の小与島に建設されたリゾートホテル「アクア小与島」との間にロープウエイを建設する計画まであったが、ブームが去ると観光客が急減。1990年代には年間250万人に減少し、神戸淡路鳴門自動車道や「しまなみ海道」がオープンすると更に減少した。不採算部門は次々と閉鎖・縮小されたが、2003年に京阪電鉄は撤退。累積赤字は清算された。
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