錬心舘の創設とその後とは? わかりやすく解説

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錬心舘の創設とその後

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 03:19 UTC 版)

保勇」の記事における「錬心舘の創設とその後」の解説

1955年昭和30年保勇島袋善良(後の「少林聖武館」)、仲里常延(「少林寺求道館」)の3名は、空手源流中国少林寺であるということから、喜屋武朝徳直伝流儀少林寺流と命名。保は鹿児島戻り同年11月8日鹿児島市高麗町にて「少林寺流空手研究会錬心館道場」(後の「全日本少林寺流空手道連盟錬心舘」の前身)を立ち上げた1959年昭和34年)には熊本県開催され全日本拳法空手道九州連盟千唐流千歳剛直主催第一回九州空手道選手大会参加し錬心舘においては初の他流派大会出場となった結果団体戦優勝であったが、個人戦に於いて後ろ回し蹴り螺旋(らせん)手刀打ち参考1、参考2)などの技は無効扱いとなったのに憤慨した保勇は、錬心舘選手団率いて試合会場から出ていったという。 1960年昭和35年1月読谷村謝刈にあった島袋善良島袋道場で、当時全日本空手道連盟理事であった保勇仲立ちとなって全日本空手道連盟沖縄地区別本結成会合開かれ中村茂沖縄拳法)が最高師範就任した。また顧問には兼島信助(渡山流)、与那覇政牛、会長島袋善良副会長には仲村寛、仲里常延、特別技術部長には組手技の評価買われて、沖縄県外の保勇就任同年3月福岡市開催され第二回九州選手権大会では、錬心舘団体チーム高校生二段)が緒戦西日本鉄道チーム他流派)との対戦二段蹴り要領飛び上がって後ろ廻し蹴り上段決め相手選手担架運ばれることとなり、列席していた中央空手界の役員錬心舘組手技術驚いたというエピソード残っている(出典昭和50年9月20日発行 勤労者空手道講座道統を語る(その二)』)。 1962年昭和37年7月鹿児島県空手道連盟結成第一回鹿児島県空手道選手大会開催1963年昭和38年10月西日本空手道連盟結成し会長就任1964年昭和39年9月全国空手界に先がけ、鹿児島県空手道連盟を県体育協会加盟1965年昭和40年12月保勇が、当時は「竹のカーテン」といわれ、日本国交がなかった中華人民共和国(「日中国交正常化」は1972年)の中国武術界から招聘受けて戦後武道家として初め中国訪問。約40日間にわたり広州長沙北京西安延安杭州上海において日本空手道公開するとともに中国武術界の最高峰王子平をはじめ全国武術総会副主席張文広との会見など中国武術各派交流した1967年昭和42年8月第一回少林寺全国空手道選手権大会鹿児島市にて開催1968年((昭和43年10月群馬県前橋市スポーツセンターにおいて国民体育大会への参加めざして各流各派参加して開催された、第一回全国都道府県空手道選手大会主催全国都道府県空手道連盟主管群馬県空手道連盟後援全日本空手道連盟会長笹川良一)に保勇団長とする錬心舘メンバー編成され鹿児島県空手道連盟選手団防具の部で優勝、無防具の部で準優勝して以来保勇組手においては防具着用するべきであるという考えであり、当時全日本空手道連盟防具付き空手から寸止め空手への方向転換をしていることから全空連には加盟しないことになり、以後錬心舘一流一派として一貫して防具組手試合推進することとなった1994年平成6年10月体育功労者として文部大臣賞受賞2000年平成12年4月勲四等瑞宝章受章したが、その頃より体調崩し同年5月31日死去没年81歳)。

※この「錬心舘の創設とその後」の解説は、「保勇」の解説の一部です。
「錬心舘の創設とその後」を含む「保勇」の記事については、「保勇」の概要を参照ください。

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