鉄一族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 04:42 UTC 版)
鉄 龍生(くろがね りゅうき) ミダレガミを祀り黒首島を牛耳る鉄家の長男。のっそりとした大男。 兄弟の中で一番信仰心が強く、ミダレガミの力を尊崇する一方で、その凄まじい呪いの念が一族にも及ぶことを恐れている。うつぼ神の力を得た辻に圧倒され、ほぼ一方的に叩きのめされ敗れた。能力 不死身に近い肉体を持っているらしく、胸を杭で串刺しにされた上に首の骨を折られても、短時間で復活してのけた。全身に仕込んだ器具の他、手や足などを拷問器具に見立てて相手を殺す『拷問拳』の使い手。 鉄 利久(くろがね りく) 鉄家の次男。要と翠の父親。一見穏健な男で、龍生を諫めたり、島内での事件に手を回すなど、裏方のような役割をしている。辻の父親を惨殺した張本人の1人。最終決戦で三つ巴の親子同士の殺し合いに敗れ重傷を負う。能力 背中から無数の骨を放って相手を攻撃する。 鉄 至道(くろがね しどう) 鉄家の三男。黒い長髪の女性(本人曰く「姉やん(=伸子)似の女」)を好んで『煉獄部屋』という拷問部屋に監禁するなど、残虐で変態的な性格。反旗を翻した要に拷問されつつ殺され、死体は袋に詰め込まれた。能力 凄まじい跳躍力と身のこなしを誇る。 鉄 磊誠(くろがね らいせい) 鉄家の長。齢150歳にしていまだ現役。「3人の息子や孫たちの他に隠し子がいてもおかしくない」と言われるほど性欲旺盛で、肉欲に溺れたいがために悪霊を召喚することもある。青年の姿を保っており、普段は仮面を被って老人のふりをしている。 若い頃に強盗殺人の罪で本土を永久追放され、流刑地だった黒首島の囚人になった。冴火を手に入れるために島の頭領を殺し自らが就任するが、統率力がなかったために慰み者として手放す。しかし、すぐに失脚し島を彷徨っているところをゴミのように捨てられた冴火を発見し保護した。次第にお互いを愛し合うようになるが、囚人たちに追われ追いつめられて湖に転落したところをうつぼ神から力を与えられ、再び島に君臨するようになる。最終決戦で覚醒した辻と対峙し、ミダレガミと共に戦うが敗れる。能力 瞬間移動や悪霊召喚など、一族中最強の力がある。 鉄 要(くろがね かなめ) 利久の次男。眼鏡をかけた青年。残忍で狡知に長けた性格で、虚弱体質のために正面からは決して戦わない。辻の父親を惨殺した張本人の1人。 本来は後継者に選ばれるべき立場だったが、器量がなかったことから本家での扱いは相当低く、虐げられてきたらしく鬱憤が溜まっている。おおつごもりに仲間を集めてクーデターを目論見、ミダレガミの下へ向かうが三つ巴の親子同士の殺し合いに敗れ、重傷を負う。能力 生霊を飛ばし相手を騙す。掟を破って二度目のうつぼ神への接触を行った結果、視力を失うが、黄泉花を操ることで相手を生きたまま黄泉に葬る『神隠しの技』を習得する(初回発動時は間違って味方を葬ってしまった)。 鉄 翠(くろがね すい) 利久の長女。着物を着た少女。非力そうに見えるが戦闘能力は高く、残忍かつ好戦的な性格。辻の父親を惨殺した張本人の1人。 「鉄家の使命」を盲信しており、亡き母親に会うことを望んでいる。生贄が少ないことにキレかかったミダレガミをなだめるために急遽、かねてからの望み通りに生贄に選ばれた。ミダレガミの前に連れて行かれるが、魂が汚れていたことから拒絶され、醜い亡者にされた母と再会させられ、真相を知り信念を打ち砕かれる。その現場にやってきた兄と父と三つ巴の殺し合いに勝利したが、覚醒した辻に敗れた。能力 瞬間催眠能力の持ち主であり、目を見た人間の「恐怖」を操作する力を持つ。 鉄 萌(くろがね はじめ) 至道の長男。紗由の恋人で、鉄家の内通者。恋人の紗由を島から脱出させるために心霊部に手紙を出した。他の親族とは正反対と言っていいほど良識的な人物。本来は切れ長の目をしているが、普段の目つきは悪い。 実父の暴力が原因で片目を失明しており、普段は伸ばした前髪で隠している。また、実母が自分の家族を含む鉄一族によって殺されたこともあり、鉄家に見切りをつけている。 うつぼ神の力を得てはいないが、親族の能力を把握しており、黒井の指導で格闘術を身に着けているため決して弱いわけではない。 鉄 松子(くろがね まつこ) 至道の長女。先端に刃物を付けた紐と、刃を仕込んだ帽子が武器。2号が念写したミダレガミの画像を心霊探偵部がサイトで公開したため、神罰を与えんと姫山高校に乗り込んでくるが、隊長の戦闘能力を知らなかったために返り討ちに遭う。顔面が陥没するほどの深手を負い、病院送りにされた。 鉄 月(くろがね ゆえ) 至道の次女。実の弟である萌に恋心を寄せており、萌の恋人である紗由に激しい憎悪の念を滾らせている。 2体の悪霊を使役して屋敷で紗由と隊長を襲うものの、隊長に悪霊を2体とも秒殺され、本人も隊長の不興を著しく買って背後から蹴りを喰らわせられた。それを恨んで、後に捕らえた隊長に対して凄惨な拷問を加えるが、目の前で心霊部の仲間を殺そうとしたことに激怒した隊長に逆襲され、脱出される。最後は彼女を信奉する一族の者たちの眼前で隊長と対峙するが、放った攻撃を悉くかわされ、肘で顔面を陥没させられた上、もぎ取られた前歯を脳天に突き刺され敗れた。 鉄 生良(くろがね きら) 至道の四男。刃物を仕込んだバットが武器。父親譲りの嗜虐性癖の持ち主で、自分を馬鹿にした女の耳を切り取るという鉄家のしきたりを忠実に守ろうとする。煉獄部屋が憧憬の的らしい。隊長に喧嘩を売るが、返り討ちに遭って歯をへし折られた。 鉄 春子(くろがね はるこ)、鉄 夏子(くろがね なつこ)、鉄 秋子(くろがね あきこ) 至道の三女・四女・五女の三姉妹。「冬子」という悪霊と連れ添っており、普段は非力だが憑依させることで身体能力が跳ね上がる。また、三姉妹揃ってドMである。 冬子と共に隊長を襲うが返り討ちに遭い、3人とも大太鼓の中に放り込まれて転がされた。能力 少しでも触れたものを呪い殺す『呪いのたなごころ』をうつぼ神から授かった。 鉄 蜂郎(くろがね はちろう) 要の弟。辻に目をやられ崖から転落した。
※この「鉄一族」の解説は、「ゆうやみ特攻隊」の解説の一部です。
「鉄一族」を含む「ゆうやみ特攻隊」の記事については、「ゆうやみ特攻隊」の概要を参照ください。
鉄一族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 04:42 UTC 版)
黒首島を牛耳る家系。うつぼ神との接触によって超常的な能力を持ち、一部の者は死霊を使役している。ほとんどの者は残虐非道な性格で、施しに関係なく娯楽で殺人を犯すほど堕落している。
※この「鉄一族」の解説は、「ゆうやみ特攻隊」の解説の一部です。
「鉄一族」を含む「ゆうやみ特攻隊」の記事については、「ゆうやみ特攻隊」の概要を参照ください。
- 鉄一族のページへのリンク