運動の離合集散とは? わかりやすく解説

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運動の離合集散

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 03:07 UTC 版)

新しい歴史教科書をつくる会」の記事における「運動の離合集散」の解説

つくる会幾度と無く路線対立等が原因内紛繰り返して来た。 1998年2月理事会は「事務局員との確執」を理由初代事務局長草野隆光解任する後釜として大月隆寛2代目事務局長になったが、その大月自律神経失調症から病み上がったばかりの1999年9月15日に、当時西尾幹二会長から手紙解任勧告される。 1999年7月29日理事会当時藤岡信勝副会長濤川栄太副会長解任する藤岡理事に留まったが、濤川は理事退任背景には藤岡と濤川の権力争いや、濤川の女性問題があった。 2002年2月西部邁小林よしのり退会反米保守であった小林西部と、親米保守であった他の理事達の対立原因2006年1月16日西尾幹二名誉会長辞任して退会し、更に遠藤浩一工藤美代子福田逸副会長辞任する。ところが同年3月1日藤岡会長補佐就任して復権し、同年2月27日理事会八木秀次会長藤岡信勝副会長宮崎正治事務局長解任させ、宮崎退職追い込まれた。八木等を解任した表向き理由は、2005年12月理事会許可取らず中国へ赴き、現地知識人論争していた事とされる。しかし、当の解任され八木藤岡追放されたと主張している。この泥沼内部抗争原因は、肝心公民歴史教科書採択率が軒並み1パーセントにも満たない事だと言われている。 後任会長種子島経になったが、地方支部支援団体から反対意見相次いだ為、2006年3月28日理事会八木秀次副会長選任し内紛の収拾図られた。八木同年7月予定されている総会までに会長復帰する見られていたが、6月に別団体設立し完全離脱更にはやはり会員であった離脱した屋山太郎八木同調して改正教育基本法に基づく教科書改善を進める有識者の会」(教科書改善の会)を設立12月には、八木命令藤岡誹謗中傷する怪文書作った藤岡からブログ名指し批判された産経新聞記者名誉毀損藤岡刑事告訴。これには地方支部から2007年4月に“分派行動であり相容れない”として、会長小林引責辞任求め文書提出され、これを受けて本部小林5月末で解任。関係解消申し入れられた為、扶桑社とも手を切った扶桑社は「教科書改善の会と共に次回検定向けて教科書編纂行なうという。 一方産経新聞八木秀次副会長選任に関する報道で「理事会では西尾幹二影響力排除する事を確認した」「宮崎正治事務局復帰検討されている」と言う記事掲載した事に対しつくる会西尾幹二抗議するまた、名誉会長辞した西尾自身ブログに於いて脅迫目的とした匿名メール出回っている」と述べた上で公安イヌ成り下がった八木犯行だと主張している。2007年7月藤岡八木名誉毀損提訴。さらに9月には八木及び産経新聞記者らを業務妨害刑事告訴した。 また、2005年4月教科書検定受検前のサンプル版(白表紙本)が出版元扶桑社から規則違反して一般に頒布閲覧の用に供されていた事が発覚し同社文部科学省指導受けた。このサンプル序文において「歴史科学ではない」と言明し歴史物語であるとしている点が、歴史学ディシプリン根底から否定するものとして問題視され多く歴史家から反発招いた。これには執筆者歴史学者擁していないことの影響指摘されている。採択反対派は、この事実加えてつくる会教科書比較して他社教科書貶めるような宣伝他社教科書内容中傷する小冊子制作配布)をしているとし、採用後押ししている産経新聞含めた三者公正取引委員会独占禁止法違反申告したこれまでつくる会教科書扶桑社から出されていたが、2007年2月26日扶桑社つくる会対し現行の新しい歴史教科書』に対す各地教育委員会評価低く内容右寄り過ぎて採択とれない」であるとして、採択率を上げるためのテコ入れ案として、路線対立から「つくる会」から脱退した教科書改善の会」との協力ないし、一部執筆者の変更扶桑社から教科書出版部門の別会社への転籍提案したが、しかしつくる会が容認しなかったため、2007年5月扶桑社から関係解消通告された。 つくる会は、扶桑社代わる新たに教科書出版引き受け出版社公募したうえで、今後東京都自由社から出版される事が決定した。ただし自由社石原萠記社長著名な社会民主主義者でもあり、その思想傾向つくる会主張合わないではないかとの指摘もある(詳細についてリンク先参照のこと)。しかしながら西尾幹二自身ホームページのなかで石原の『戦後日本知識人発言軌跡』を引用した上で、「自由社の『自由』は『諸君!』『正論』の母胎なのです」と、あくまで保守系であると主張している。 またつくる会によれば扶桑社から版権移動について相談するとしていたが、扶桑社採択した中学校のために2010年度まで使用されている『新しい歴史教科書』については、継続して扶桑社版供給することになった。また扶桑社教科書事業子会社としてフジテレビが3億円を出資して育鵬社」を設立社長扶桑社片桐松樹社長兼任)し、そこから教科書改善の会編纂する教科書発行することになった。 この扶桑社態度対し作る会は、弁護士通じて2007年6月13日付けで、著作権執筆者にあり扶桑社にはない、現行版配給修了をもって著作権使用許諾打ち切ることを通告する文書発信したまた、かつての同志であった屋山太郎が代表世話人をつとめ、多く会員支持者引き抜いていった「教科書改善の会」を「特定出版社応援団として知識人たちの運動団体」であり「つくる会がその教科書失って消滅することを大前提にしてつくられるもの」として強く非難した。そのため、従来つくる会運動支援してきたフジサンケイグループ対し事実上絶縁状たたきつけることとなった

※この「運動の離合集散」の解説は、「新しい歴史教科書をつくる会」の解説の一部です。
「運動の離合集散」を含む「新しい歴史教科書をつくる会」の記事については、「新しい歴史教科書をつくる会」の概要を参照ください。

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