バークラ経とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > バークラ経の意味・解説 

バークラ経

(薄拘羅経 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/07 01:06 UTC 版)

バークラ経[1](バークラきょう、: Bākula-sutta, バークラ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第124経。『薄拘羅経』(ばっくらきょう)[2]とも。

類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第32経「薄拘羅経」がある。

バークラ薄拘羅)長老が、友人である裸行者カッサパに、自身の80年に及ぶ修行生活を説いていく。

構成

登場人物

  • バークラ薄拘羅) --- 仏弟子の一人。160歳。
  • カッサパ --- バークラの友人である裸行者。バークラによって仏道へと導かれ、阿羅漢となる。

場面設定

ある時、バークラ(薄拘羅)長老は、ラージャガハ王舎城)のカランダカニヴァーパ(竹林精舎)に滞在していた。

そこに彼の古い友人である裸行者カッサパが訪れ、彼に出家して何年になるか問う。バークラ長老は80年と答える。

裸行者カッサパはその80年の間に何を守ったか問う。バークラ長老は自分が80年間守り通した戒律を列挙していく。

裸行者カッサパは感嘆し、バークラ長老に導かれて仏道の出家者となり、間もなく阿羅漢となる。

バックラ長老は、しばらくして坐ったまま入滅(般涅槃)する。

日本語訳

  • 『南伝大蔵経・経蔵・中部経典4』(第11巻下) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 中部(マッジマニカーヤ)後分五十経篇I』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 中部経典4』(第7巻) 中村元監修 春秋社

脚注・出典

  1. ^ 『パーリ仏典』片山
  2. ^ 『南伝大蔵経』、『原始仏典』中村

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

バークラ経のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



バークラ経のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのバークラ経 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS