草創期の主な講師陣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 12:25 UTC 版)
草創期の講師陣は主に次の通り 吉田久(民法を担当・鹿児島2区選挙無効事件の翼賛選挙無効判決宣告で知られる。『気骨の判決-東条英機と闘った裁判官-』原案清永聡 新潮選書でドラマ化された)裁判官、貴族院議員) 平井彦三郎(刑法、著書に『刑事訴訟法要論』等) 風早八十二(社会政策、日本における、いわゆる、マルクス主義法学の先駆者の一人。「生産力理論」を提唱し、1938年には近衛文麿の最高政治幕僚組織「昭和研究会」に参加) 三浦義道(商法。著書に『獨逸簡易生命保險論』『保険法論』(1922年)) 神川彦松(政治学、国際政治学者。著書に『世界大戰原因論』等) 中山伊知郎(経済原論。一橋大学系経済学者。日本における近代経済学の導入に貢献) 山口茂(銀行論、経済学者。金融関係を中心とした和書810冊、洋書977冊の旧蔵書「山口文庫」) 上原専禄(経済史、一橋大学系、専門は中世ヨーロッパ史、著書に『史心抄』『独逸中世史研究』等) 向井鹿松(市場論。著書に『取引所の理論的研究』(1926年)、『配給市場組織』(1928年)、『経営経済学総論』(1929年)、『綜合取引所論』(1932年)、『流通総論―マーケティングの原理―』(1963年)) 太田正孝(財政学、大蔵官僚、政治家。大政翼賛会政策局長に就任。その後、翼賛政治会常任総務、衆議院議員、参議院議員)、米田吉盛が衆議院選挙に立候補する際に、「君の考え(翼賛体制時に政府が選挙に介入するべきでないとした考え)は広く市民に訴えるべき」と助言したとされる。 美濃部亮吉(マルクス経済学者、政治家。東京都知事(第6・7・8代)、参議院議員(全国区)、本学では商工経営を担当) 高柳賢三(貴族院勅選議員。大正・昭和期の代表的英米法学者、新憲法擁護論者、本学では商法を担当) 朝比奈宗源(1934年 - 1942年まで倫理学を担当。鎌倉円覚寺(臨済宗「瑞鹿山円覚興聖禅寺」鎌倉五山の一角。元寇で戦死した日本とモンゴル両国の兵士を弔うために、弘安五年(1282年)鎌倉時代末期、鎌倉幕府八代執権北条時宗により創建)の禅僧。1974年、生長の家開祖谷口雅春、神社本庁総長篠田康雄 らに呼びかけて「日本を守る会」(後の日本会議)を結成) ジョン・オーエン・ガントレットJohn Owen Gauntlett(イギリスのウェールズ出身の語学者、音楽家、英国パイプオルガン技師エドワード・ガントレットGeorge Edward Luckman Gauntlettの長男で翻訳家。1935〈昭和10〉年の着任で、横濱専門学校では兼任講師として英語を教えた) 江本茂夫(陸軍歩兵中佐、1936年4月 - 1941年まで本学教授、英語を担当。台風の暴風雨の中、ふんどし姿に軍服を丸めてそれにサーベルを通して肩に担いだ異様な姿の軍人は「軍人の英語は弾丸の飛雨する中でもよく通らなければならぬ!」と横専学生を英語で叱咤激励したとされる。著書教材『Emoto's Vivid English(1936)』)
※この「草創期の主な講師陣」の解説は、「神奈川大学」の解説の一部です。
「草創期の主な講師陣」を含む「神奈川大学」の記事については、「神奈川大学」の概要を参照ください。
- 草創期の主な講師陣のページへのリンク