草創期のタブレット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 20:49 UTC 版)
「タブレット (コンピュータ)」の記事における「草創期のタブレット」の解説
Pencept PenPadやCIC Handwriterなどの初期のタブレット型コンピュータに続き、1989年9月にGRiD Systemsは世界初の市販タブレット・コンピュータであるGRiDPadを発売した。GRiDPadはサムスンによって製造された。これら三つのタブレットのOSはいずれもMS-DOSをベースにしていた。 1990年にはソニーから世界初の電子ブックリーダー(電子書籍閲覧用機器)機能を備えた電子辞書として「データディスクマン DD-1」が、1993年にはNECからモノクロ液晶画面の「デジタルブックプレイヤー DB-P1」(1993年)のような実験的な製品が販売されていたが、DD-1はキーボードが実装されたもので、タブレットと呼べるものはDB-P1だったが、いずれも単発ないし短命の製品で終わっている。 これらはテキストファイルを液晶画面に表示するようなもので、DD-1は内蔵8cmCD-ROMドライブから、DB-P1に至っては外付けの3.5インチ・フロッピーディスクドライブからデータを読み出して利用した。なお電子辞書端末は、その後は記憶装置をCD-ROMからフラッシュメモリ(およびメモリカード)に置き換えたものへと変化して行き、2010年代においても多機能化を続けながら市場を維持している。
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