第1話から「刺青の女」編まで
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「海賊ギルド」の記事における「第1話から「刺青の女」編まで」の解説
バイケン 声:加藤治(TV版)、駒谷昌男(OVA) 過去の記憶を消し、サラリーマン「ジョンソン」として生活していたコブラがトリップ・ムービーの中で見た海賊ギルドの幹部で、第1話に登場。キャプテン・バイケン、海賊バイケンと称され、右肩にメカ鳥がとまっている。コブラを目の敵にしてつけ狙い、その顔写真を他の幹部達にも配ったために彼は宇宙中の海賊から狙われる羽目になり、海賊ギルドとの闘争に疲れ果て3年前(TV版は5年前)に整形手術で顔を変え過去の記憶を消したのだった。 トリップ・ムービーを楽しんだコブラとハイウェイで衝突事故を起こしそうになり、「ジョンソン」こと記憶を失っていたコブラがその顔をみてバイケンに似ていることを口にしたため、その命を狙おうとする。が、コブラが無意識にサイコガンを発砲したため、胸を撃ち抜かれて死亡。 原作では最初にサイコガンで倒された人物であり、このとき発砲したサイコガンとその前に見ていたトリップ・ムービーがきっかけでコブラは過去の記憶を取り戻し、再び海賊稼業に身を投じることになった。 TV版では、コブラにギルドに入ることを勧めた際に左目をサイコガンで撃ち抜かれ、義眼になっている。その後はジャック・フリスという偽名を使用してカジノのオーナーという表の顔を持っていた。トリップムービーを楽しんだコブラがそこに立ち寄ったことで彼と再会することとなる。また、原作ではバイケンの死を知った他の仲間が記憶を取り戻したコブラの元を訪れ彼を殺そうとするが、TV版ではバイケンの手下が倒された後に、一度は逃げたバイケン自身がコブラと真っ向勝負を挑むという展開となっている。 「ザ・サイコガン」編を映像化したOVA1巻にもごろつき役で登場している。また、メディアファクトリーから発売された「ザ・サイコガン」編を収録したコンビニコミック版もこれに準じる形に冒頭シークエンスを変更しており、登場シーンが追加された。 クリスタル・ボーイ 声:睦五郎(映画版)、小林清志(TV版)、玄田哲章(PCエンジン用ゲーム)、戸谷公次(プレイステーション用ゲーム)、東地宏樹(OVA) コブラ最大の宿敵にして海賊ギルドの幹部。「三姉妹(刺青の女)」編で初登場、TV版では第3話からの登場となる。 超合金による金属質の顔と骨格、特殊偏光ガラス(「ザ・サイコガン」編では本人曰く「ライブ・クリスタル」)の肉体を持つサイボーグで、右腕に伸縮および取り外し可能な鉤爪を装着している。 詳細は「クリスタル・ボーイ」を参照 シュルツ 声:徳丸完(TV版)、曽我部和恭(PCエンジン用ゲーム) 表の顔はシド刑務所の所長だが、裏では海賊ギルドの幹部として密かに美女を拉致しては売り飛ばす人身売買を取り仕切る。しかし、キャプテン・ネルソンの遺産とその手がかりであるロイヤル三姉妹を知るや海賊ギルド本部を無視して遺産の独占を図り、三姉妹の次女キャサリンを捕まえたにも関わらず本部に報告しなかった。そのことで、ボーイから追及を受けた末にキャサリンを逃がした責任を取らされ、彼に粛清された。死刑執行人 声(白人):幸田直子(TV版)、石川悦子(PCエンジン用ゲーム) (黒人):川島千代子(TV版)、野口絵美(PCエンジン用ゲーム)、佐久間紅美(コブラ・ザ・アーケード) 死刑囚あるいは脱走等によって死刑が決定された服役囚への死刑執行人。一見すると白人と黒人の美女コンビだが、2人とも女性型サイボーグであり、パワーとスピードそしてコンビネーションを生かした肉弾戦で相手を殺す。また、必ず殺すと決めた相手にはキスマークを付ける趣味、通称「死の接吻」がある。 PCエンジンの『コブラII 伝説の男』では、白人側はデストロイヤーと黒人側にはボンバーという名前がある。 ターベージ 声:内海賢二(TV版)、曽我部和恭(PCエンジン用ゲーム) ボーイが雇った魔術師を称する殺し屋。その実態は植物人間であり、体内で作った種子を人体に植え付けることで、自我を奪ってコントロールするという凶悪な能力の持ち主。ただし、自分の能力を過信しており、ボーイから騒ぎを大きくし過ぎることを理由に文句を言われても平然としている。コブラ曰く「野菜サラダ」。原作では腕力など自身の戦闘能力は低いが、3機1組の三位相エネルギー反射衛星で常に身を守っており、サイコガンすら通用しない。 植物人間のため、高温の環境に弱く場所によっては耐熱服が欠かせない。また、光合成ができないとエネルギー不足になってしまうという弱点があり、その場合はリフレッシュセンター内で太陽光線と培養液を全身で浴びて光合成を行う。 TV版では、先端が麻酔針のようになっているタンポポの綿毛のようなものを体から放出したり、手が植物のつるのように延びて相手を絡めとることができるなど植物人間という特性を活かした攻撃方法に加え、肉弾戦でもレディを翻弄するほどの高い格闘能力を持っていることが描写された。 名前の由来はベジタブル(野菜)から。 毒蜘蛛のジョー 声:若本紀昭(TV版) 左目に刀傷のあるギルドの殺し屋。ルールジュ星で現金輸送を兼ねた雪上バスに乗り込み、そのルートを「スノウ・ゴリラ」に教えて接触を図るが、コブラに成り代わられてしまう。彼は「スノウ・ゴリラ」に潜入していたドミニクの情報を、サンドラに届けるべくギルドの使者ミスター・Jとして派遣され、嵌めていた腕時計型通信機には、ギルド本部からの指令が記録されたマイクロフィルムが入っていた。 サンドラ 声:田島令子(TV・映画版) ルールジュ星に本拠地を構える海賊ギルドの傘下組織「スノウ・ゴリラ」を率いる女首領。隻眼の冷酷かつ狡猾な女性で、武器は手首に嵌めた電撃銃・サンダーガン。ドベルという機械犬を飼っている。キャプテン・ネルソンの遺産である「最終兵器」を求めてルールジュ星から惑星ザドスまでコブラ達を追ってきた挙句、「最終兵器」の独占のために自分の部下達まで殺した。 劇場版では「スノウ・ゴリラ」は海賊ギルドに抵抗する私設軍隊になっている。 TV版では第9話が初登場。「最終兵器」の力で巨人と化して大暴れし、さらに巨大な「最終兵器」に搭乗するという演出が追加された。 サンドジャック 声:沢りつお(TV版) TV版オリジナルキャラクター。第12話で登場。ギルド特殊部隊の代表として登場し、最終兵器を手に入れ巨大化したサンドラの前に現れる。ギルド本部の命を受け、部下たちを殺したサンドラの罪を不問にすると彼女に伝えて最終兵器を引き取りに来たが、最終兵器の進化のモデルにされた末にサンドラに倒された。
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