球場付属施設の開発とは? わかりやすく解説

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球場付属施設の開発

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 02:43 UTC 版)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島」の記事における「球場付属施設の開発」の解説

球場建設され貨物ヤード跡地は、全体で11.6haの広大な土地であり、そのうち球場用地として利用されるのは中央部分の約5haである。残る球場挟んだ東側西側未利用地には、プロ野球開催されない日も賑わい創出できるよう「集客施設」が建設される2006年9月行われた球場設計コンペでは、設計者球場設計案と共に、この未利用地将来整備イメージ提出することが認められており(広島市参考意見として聴取)、最優秀案に選ばれ環境デザイン研究所案では、「イメージした躍動する屋根」「スポーツミュージアム」「平和広場イベントステージ)」などが提案された。 2007年11月正式に広島市はこの未利用地集客施設建設運営する民間事業予定者の募集行った募集要項では、「景観的に球場とのバランス取れていること」「JR列車からの景観配慮すること」等が条件とされた。計画の策定円滑に行われるようにするため、民間事業予定に対してコンセプトデザイン指導を行うマスターアーキテクトには、新球場設計者である環境デザイン研究所任命された。 その後2007年12月中旬までに5つ民間事業体から、アミューズメント施設フィットネスクラブスポーツクラブ温浴施設観覧車などの集客施設の他、飲食物販商業施設併せてマンション病院などを建設する概要案の応募があり、さらに2008年3月下旬までに、これら概要案を応募した5社のうち、3社から詳細な事業計画案が提出された(残る2社は失格、または辞退)。 選考委員会審査した結果三井不動産コナミスポーツ&ライフラウンドワン等で構成する民間事業体計画案Hiroshima Ball Park Town」が、「資金計画出店企業具体的で実現性が高い」「事業内容近隣の商業施設競合しない上、広域集客見込める」などの観点から最優秀案に選ばれ広島市同年4月28日、新球場周辺事業予定者とすることを正式決定した。 最優秀案は、球場西側地区A地区1.8ha)を「観客迎え交流育むライフスタイルセンター」とし、大型スポーツストア、コミュニティホテルマンションの他、球場利便性向上貢献する商業施設として飲食・物販等のサービス店舗整備される一方球場東側地区B地区2.6ha)は「様々なスポーツ・レジャー満喫できるスポーツエンターテイメント」とし、大型スポーツクラブ複合エンターテイメント施設が並ぶ予定である。西側地区球場玄関となる大型スロープ連結し、また東側地区球場大型コンコース連結することで、球場各施設合わせた街並み回遊性生まれ計画である。土地購入費を含めた事業費はA・B地区併せて160億円、新球場併せて年間680万人集客見込むものとされた。 当初は最優秀案で提示され各施設基本計画策定2009年2月終了させ、実施設計経て2009年9月球場東側地区B地区)、2009年12月球場西側地区A地区)が着工する予定としていた。しかし、折から急激な国内経済情勢悪化に伴い主要企業以外に出店見込まれていたテナント事業参画交渉難航しているとして、事業代表の三井不動産2009年2月16日基本計画書の提出期限延長申し入れたため、広島市了承し工事着工先延ばしされた。 2010年10月28日三井不動産は「難航していたテナント誘致にめどがついた」として、策定遅れていた基本計画書を広島市提出した。この計画では球場東側地区B地区)の先行整備を行うこととしラウンドワンに代わって、ウェアハウス・クラブ会員制倉庫卸売小売チェーンコストコホールセールを、さらにコナミスポーツ&ライフに代わってルネサンス誘致するものとなった。さらに、これら集客施設球場接続されており、プロ野球開催時には集客施設商業棟内に球場集客用の駐車場200台分用意される内容となっている。B地区における総事業費は約100億円である。 これを受けて広島市基本計画と最優秀案「Hiroshima Ball Park Town」との整合性精査、さらに球場西側地区A地区)の整備確約するよう三井不動産協議行った結果2016年2月までに三井不動産A地区用地購入することになった。こうして2011年1月14日計画承認され2011年12月から球場東側地区B地区)の工事開始2012年9月に「ルネサンス 広島ボールパーク店」、2013年3月に「コストコ広島倉庫店」がオープンし、さらに2014年8月マンション(ボールパークレジデンス)が竣工する一方で球場西側地区A地区)は、球場東側地区当初予定されていたアミューズメント施設誘致目指すとされ、引き続き計画調整が行われた。 2014年1月8日広島市三井不動産示した球場西側地区A地区)の開発計画承認したことを発表した大型スポーツショップ出店計画されていたプロムナードの北・球場寄りエリア広島球団三井不動産から土地買い取り総工費16億円をかけて広島球団史上初となる球場隣接した屋内練習場建設されることになった。この練習場は45m四方グラウンド4つブルペン、4台のピッチングマシン、さらに2階3階には多目的室備えており(3階多目的室炊事調理が可能)、従来大野練習場より大きな3,206m2の空間確保されている。さらにプロムナード北・入口部分のホテル賃貸アパート建設計画していたエリアには15階建てのマンション(ボールパークレジデンスII(仮称))が建設され球場完成以後駐輪場シャトルバス乗り場として利用されていたプロムナード南エリアは、アイ・ケイ・ケイによるゲストハウス型の結婚式場誘致されることになったこれに伴い駐輪場プロムナード下に移設された)。A地区における総事業費は約66億円である。 東側計画断念したアミューズメント施設西側でも実現しなかったものの、1軍選手用の施設とされる広島球団屋内練習場3階部分プロムナード連結した歩行デッキ設置されファン気軽に練習風景見学できるようになった。また少年野球教室等のイベントにも活用されている。さらにゲストハウス結婚式場には一般利用可能のカフェレストラン併設されている。 屋内練習場結婚式場2015年3月竣工マンション2016年10月末に竣工しこれをもって球場西側地区A地区)および東側地区B地区)における付属施設開発完了した完成した球場東側地区集客施設全景 2012年9月オープンしたルネサンス棟(球場内側2012年9月オープンしたルネサンス棟(球場外側2013年3月オープンしたコストコ広島倉庫2015年3月完成した広島球団屋内練習場 屋内練習場内部手前内野ダイヤモンド、その奥に打撃練習スペース 2015年3月オープンしたゲストハウス結婚式場

※この「球場付属施設の開発」の解説は、「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島」の解説の一部です。
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