片桐夏向とその関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 23:38 UTC 版)
「MFゴースト」の記事における「片桐夏向とその関係者」の解説
カナタ・リヴィントン / 片桐 夏向(かたぎり かなた) 搭乗車…ZN6型 トヨタ・86 GT 改(86号車)ボディーカラー…ライトニングレッド ナンバー…湘南 86 か 7-010(ゲーム「頭文字D ARCADE STAGE Zero」)、藤沢 386 な 9-101(ゲーム「頭文字D THE ARCADE」、アニメ版特報PV) 本作の主人公。19歳。日本人の父とイギリス人の母を持つハーフ。イギリス国籍。 イギリスの名門レーシングスクール「ロイヤルドニントンパークレーシングスクール(RDRS)」を首席で卒業した天才ドライバー。天性のドライビングセンスや母親譲りの映像記憶能力に加えて、スクール時代の指導者であった藤原拓海のテクニック(慣性ドリフトや溝落としなど)を受け継いでいる。4歳でレーシングカートに乗り始めたのち、7歳でイギリス国内の主要タイトルを6つ獲得、その後10歳でF4選手権に参戦し、2年後にタイトル獲得。この経歴に注目した数々のレーシングチームからスカウトの声が掛かるが、闘病中だった母の危篤に伴いスカウトを受けず帰郷し、来日までの約2年間にわたってレースの世界から姿を消していた。 冷静沈着で礼儀正しい眉目秀麗の好青年。母親の教育で日本語は堪能だが、漢字が読めないなど読み書きには疎く、箸を使うのも苦手。行方不明の父を探すためにMFGへ出走し、父に息子である自分の存在を示すために「片桐」姓で選手登録する。非力な86を駆りながらも、初出走で注目フラグを立てられるほどの高い運転技術を見せつける。MFG参戦にあたっては、拓海から「ほかの選手より馬力の低い車に乗れ」という課題を与えられている。 レースの参戦目的はあくまでも父を探すことと自分の限界への挑戦であり、多額の賞金を得て裕福な生活をすることは望んでおらず、むしろ人並みに働いて暮らすことを望んでいる。そのため、開幕戦終了後にレストランでのアルバイトも始めており、容姿と性格のよさに着目した女性客から人気を博している。 MFG第1戦の予選の直後にMFGエンジェルスのナンバー7に平手打ちされたことから、彼女を苦手だと感じていたが、それが同居している西園寺恋だとは気づいていなかった。しかし、MFG第3戦決勝の表彰台でナンバー7に頬をキスされた直後に声を聴いたことで、ようやくナンバー7が恋だと気づいて驚愕する。その後、第3戦の後のサマーブレイク中に、恋の父親から探していた父親の片桐健が他界していたことを聞かされて悲しむが、恋の励ましで悲しみを乗り越える。しかし、その後の海水浴で緒方に(半ば強引に)同行した相葉に、カナタと同居している恋がMFGエンジェルスのナンバー7であることに気づかれてしまい、そのことを責める相葉に殴られて、一度は絶交を言い渡されたが、カナタから歩み寄って謝罪したことで再び友情を取り戻した。 西園寺 恋(さいおんじ れん) 本作のヒロイン。カナタの下宿先である西園寺家のひとり娘。17歳の女子高生。神奈川県藤沢市在住。 外見だけでは人を好きにはならないと豪語していたが、初対面のカナタに一目惚れし、何かと気にかけるようになる。 公式から発表はしていないが、MFGのレースクイーン「MFGエンジェルス」のナンバー7(MFGA7)としてアルバイトしている。 カナタがMFGに参戦することや、超一流のレーサーであることを誰からも知らされず、カナタ本人も話してくれなかったことから怒りを覚え、第1戦予選終了後にカナタに平手打ちを食らわせてしまう。その後も正体に気付かれることはなかったが、第3戦終了後の表彰式で自ら正体を明かし、エンジェルスであることを秘密にしていた件や、平手打ちを食らわせてしまった件を謝罪し、より親密な関係となる。 相葉 瞬(あいば しゅん) 搭乗車…R35型 日産・GT-R NISMO 改 2017年式 → 2020年式(9号車)ボディーカラー…ブリリアントホワイトパール ナンバー…湘南 35 あ 7-239(ゲーム「頭文字D ARCADE STAGE Zero」)、小田原 349 ち 8-522(ゲーム「頭文字D THE ARCADE」) 小田原出身のMFGドライバー。24歳。ゼロ・アカデミー出身の上位ランカーで、昨年度のランキングは9位。唯一日本国産車でトップ10入りを果たしたことで「GT-Rのアイバ」「カミカゼヤンキー」などと呼ばれている。そのニックネーム通りのアグレッシブなドライビングスタイルや、自分の出走日に必ずMFGエンジェルスに差し入れをするなど、面倒見がよく熱血漢な性格で人気を博し、日本だけでなく海外でもその名を知られているが、熱くなりすぎてタイヤのペース配分を誤るなど精神面でむらがある。MFGエンジェルスのナンバー7に片想いしており、今年度のランキング5位以内に入りプロポーズするという夢をもっている。 愛車のGT-R NISMOは、第3戦終了後から年式が新しいものに乗り換えている。 選手登録にやってきたカナタと偶然出会い、自分を尊敬していることやその素直な性格を気に入り、兄貴分として目をかけるようになる。しかし、第3戦の後のサマーブレイク中に緒方と共に出掛けた海水浴の最中、恋がMFGエンジェルスのナンバー7であることに気づいてしまい、それを黙っていたカナタを殴りつけて絶交を言い渡した。しかし、カナタから謝罪の連絡を受けたことで和解し、それからは再び良き兄貴分としてカナタをサポートしている。 緒方(おがた) 自動車整備工場「緒方自動車」を経営する自動車整備士。フルネームは不詳。西園寺家とは古い付き合いがあり、相葉の友人でもある。カナタには自分の愛車でありMFGに出走したこともある86を提供し、またセコンド兼整備士としてもカナタを補佐する。元走り屋でMFGへの出走経験もあるが、予選で惨敗したことに加え、入院中の父親を支えることと工場の借金返済のため、整備士に専念するようになる。 カナタのチームメイトとして、彼の得た賞金の一部を受け取る契約を結んでいる。当初は「カナタが負うリスクの方が高すぎる」として2割だけを受け取るつもりでいたが、カナタの強い主張により等分して受け取る契約を結んでいる。 奥山 広也 (おくやま ひろや) 相葉のGT-Rの調整を手がけているオートショップ「スパイラル・ゼロ」の経営者。相葉からは、自身の躍進を支えた恩人として敬愛されている。相葉の紹介でカナタと緒方に会い、第2戦から緒方とともに86のチューニングを手がけるようになる。足回りに関して妥協のないチューニングを心がけており、「エンジン以外のチューニングだけでどこまでタイムを縮められるか」というテーマを追求していた経験をもつ。86の場合も、第1段階として足回りを重点的に強化し、第2段階で初めてエンジンに手をつけ、第3段階ではカナタのアクセル全開時間の多さに耐えられるよう、エンジンの構造強化とバランス取り、および空力パーツの導入という方針を採る。 走り屋時代に、カナタの師匠である藤原拓海に惨敗した経験を持ち、「あの世代の北関東の走り屋で、彼を知らない者はいない」と高く評価しており、拓海の弟子であるカナタをサポートできることを誇りに思っている。
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