瀬戸家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 22:55 UTC 版)
「瀬戸の花嫁の登場人物」の記事における「瀬戸家」の解説
瀬戸 燦(せと さん) 声:田中理恵 / 桃井はるこ 瀬戸内魚類連合瀬戸組組長の一人娘で、本作のヒロイン。鮮やかなピンク色の尾びれを持つ人魚の少女。海で溺れていた永澄を助けたときに人魚化した姿を見せてしまい、魚人族の掟を守るために永澄と結婚することを決めた。元々は瀬戸内海に住んでいたが、結婚を決めて以後、嫁として筋を通すために埼玉の永澄の家に嫁いできた。誕生日は名前が「さん」ということもあって3月3日と後付けされた。ただし、本人は自分の名前を数字の3とかけて覚えられるのは嫌らしい。 普段は天然ボケな性格で人当たりが良く、いろんな人物を惹きつける。得意料理は魚料理だが「共食い」になるため滅多に食べない。アニメでも食べた物の原料が小魚と判明し嘔吐したことがある。猫が苦手で、子猫でもあまり近づこうとしない。家が極道一家のため警察の類も苦手。一見普通の女の子のように見えるが、ヤクザ育ちのため仁侠にこだわっている。 足に水がかかると人間の姿を保てず人魚に戻ってしまう。湯の方が水よりも耐えやすいらしく、また人魚の足でいる方が楽らしい。 学校では留奈と並びアイドル化されており、その人気を留奈が来るまで永澄は気づいていなかった。年のわりには発育が良く、留奈とは対照的だが、永澄が控えめな胸のほうが好みのため逆にコンプレックスになっている。口癖は「仁侠(にんきょう)と書いて人魚(にんぎょ)と読むきん!」。 普段ののんびりとした性格とは裏腹に、怒ると我を忘れるタイプで、永澄の意思はなしに誤解から始まったルナと永澄の縁組発表には刀一本で宴を壊しに入ったりと色々周囲に被害を起こしている。 かなり忘れっぽい性格で幼なじみのルナなどの存在を再会するまで忘れていた。人魚としての能力で声を使い相手を眠らせたり、強化したり、物を破壊することができる。また、昔、苛められていた丸子を助けるため、政に「不知火流」の剣術を教わり、それを使いこなす。腕も一流で、普通の構成員では彼女に太刀打ちできず、同じく「不知火流」を使いこなす明乃と互角に渡り合うほどの腕。幼い頃は「刃物を持ってはダメ」と言う蓮からの言いつけで、刀の代わりに棍棒を使っていた。永澄の事を大切に思っているのだが、基本的に天然のため、勢いでハウリングボイスを使い永澄の鼓膜を破ることもたびたびあった。 その性格のため永澄のタイプが政だと思い振り向かせるよう努力しようとしたり、明乃と永澄が抱き合っているのを武術の取っ組み合いと勘違いするなどのケースが見られる。魚人族の掟を守るために永澄と結婚するが正式な婚約ではないためか、最終的な婚約者を誰にするかは永澄の自由にさせるといった発言もしていた。好きな異性のタイプは“番長のような傷だらけの男”であり、その点は明乃と似ている。仁義に関するものが好きなため、ブン太・ウィリスのファンで、そのため、同じブン太ファンの悟と仲がいい。 最終回で、実は序盤の溺れた永澄を救うために人工呼吸を施していた(=本当の彼のファーストキスの相手だった)ことが判明する。 名前の由来はSun=太陽。瀬戸内海から来ている。 瀬戸 豪三郎(せと ごうざぶろう) 声:内海賢二 / 三宅健太 瀬戸内魚類連合瀬戸組組長。燦の父親。『瀬戸の昇り竜』や『岩の豪三郎』という異名もあり、構成員からも慕われている。いまだに子離れをしておらず、燦のことを溺愛している。そのため、結婚相手である永澄のことをよく思っておらず、いつか亡き者にしようとしていたが、最近は政の記憶を戻させないために手を組んだりなどして、あまり殺す気はない。小さいころ猫に耳を噛まれて化膿しそうになって以来、猫が苦手という弱点はあるが、腕っ節は強く、腕力で対等に張り合えるのはルナパパくらいのもので人間では太刀打ちできない。燦曰く、暴走すると明乃ですら手に負えないほど危険な状態だと言われている。妻の蓮にはまったく頭が上がらない様子。埼玉に舞台を移した後は、永澄や燦がいる二年一組の担任(後に三年一組)というより「組長」兼国語の教師として埼玉に居座っている。ただし教職についてはほとんど不真面目で、職員会議で寝ていたため、修学旅行の連絡を前日ギリギリにしたり、運動会で露骨に娘をえこひいきしている。永澄のことをボーフラと呼ぶ。浮気相手も多い。永澄父とは1対1でも酒を飲む仲。悟の事を大層気に入っている。明乃のことをよく思っていない。情緒が小学生並でわがままであり、永澄から「ここに大きな子どもがいる」とツッコまれた。娘可愛さのあまり永澄に対し暴走気味になったり、『組長』と言う立場から凶悪なイメージが付き纏いがちだが、“お上”から抹殺命令が出た政の命を案じてその身を匿ったり、そのことで普段毛嫌いしている永澄に筋を通して協力を求めたり、政の過去を打ち明けるかどうかの判断を“侠”として永澄に任せていることから、根は筋の通った“侠気”のある人物。 実は「昇り竜」という異名は単なる誇張ではなく、本来の姿そのものが魚人の中でも最強の種族と目される竜である。元の姿に戻ると、人化の時よりも何倍にも巨大なワイバーンとなる。 瀬戸 蓮(せと れん) 声:三石琴乃 / 鍋井まき子 豪三郎の妻。永澄と燦の結婚を勧めた人物。よくできた人物で、永澄と燦の事を応援しており、暴走する豪三郎を止める事も多々ある。基本的には豪三郎その他組員は彼女に頭が上がらない。そのため、瀬戸組の暴走の最終的なストッパーとしての役回りが多く、アニメでは豪三郎、政、藤代を磔にしたりバズーカで吹き飛ばしたりとかなり過激。現在は永澄の学校の養護教諭として活動中。大人の魅力で永澄をからかうこともあり。また、メイド服に興味を示していたりと愉快な性格の持ち主でもある。 豪三郎と一緒に満潮家の近くのマンションで暮らしていて、外出時はスポーツカーを乗り回し、埼玉暮らしを結構楽しんでいる。実力は不明だが、耳栓付きとは言え燦のハウリングボイスの直撃を受けても微動だにしない。 豪三郎のやりすぎともいえる“娘かわいさゆえの暴走”や浮気などで夫婦喧嘩が絶えないが“惚れた弱み”でいつも豪三郎の完敗が、それでもアニメ版のみの設定では理想の男性像は“豪三郎のような男”。 名前の由来はセイレーンから。
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