武蔵山高校・相撲部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 18:00 UTC 版)
「うっちゃれ五所瓦」の記事における「武蔵山高校・相撲部」の解説
五所瓦角(ごしょがわら かく) 武蔵山高校三年生、相撲部主将。武蔵山高校相撲部、最後の部員。大将。 不器用で誠実。若干の吃音があるため普段は口数も少ないが、相撲を愛する気持ちと勝負への情熱は誰にも負けない。過去二年のインターハイ個人戦では、いずれも地区予選の年の優勝者(黒島高校の田門泰造)と一・二回戦で対戦し敗退したために実績はないが、その田門に「対戦した中で最も手ごわかった相手」と言わしめる程の隠れた実力の持ち主。ダンベルで頭突きを鍛えており、その威力は驚異的。ただし部員不足で練習相手がいなかった為、まわしが取れず、まわしを取られると対処できないのが弱点であった。清川と関内の加入である程度は補えられるようになった。更なる弱点は上述の通りの籤運の無さで、団体戦本選のトーナメントを決めるための籤引きでも黒島高校と初戦で戦うことになりかけた(回避した経緯は後述)。 単行本10巻における難野の発言によると体重120kg。 清川薫(きよかわ かおる) 武蔵山高校三年生、柔道部主将。チームのまとめ役。先鋒。 男気に溢れる親分肌。五所瓦の「どうしても団体戦で優勝したい」と言う一途な気持ちに心打たれ、相撲部助っ人を賭けて五所瓦と道場で対戦し、場外まで押し出された後一本背負いで投げた。その対戦において自身の敗北を認識し、相撲と言う競技の底力に触れたことで、相撲部の助っ人を承諾する。柔道の腕前は二段、二年次でインターハイ優勝と言う実績を持つ実力者。土俵上でも柔道技で次々と相手を下すが、予選の3回戦で一本背負いをかけた際に相手の爪先が主審のベルトに引っ掛かり二人分の荷重に耐え切れず敗れたり、本選出場校決定戦でうっかり巴投げの体勢に入り敗れかけたりしたこともあった。主要キャラの中では現役の高校生とは思えぬ老け顔。単行本3巻における自己申告によると身長183cm。 大会後は柔道部に復帰する。 難野一平(なんの いっぺい) 武蔵山高校一年生、応援部員。次鋒。 自称「硬派」で情に厚いが、どちらかと言うと姑息で勝つためには手段を選ばない。ハッタリとコケオドシやを何より得意とする。相撲部助っ人を賭けた五所瓦と清川の勝負を見て、その「硬派」な心意気に感動、相撲部助っ人に押しかける。あばらが浮き出たガリガリの体で、まわしを分厚く巻いた姿は爪楊枝に紙テープを巻いた独楽のようで他メンバーや観客から勝利は期待されていない(邪魔者扱いされることも)。ただし予選・本選全ての試合をきちんと見て研究しており、ハッタリや手段を選ばないやり方はふざけているわけでは無く、本人が勝つ為に必死に考えた結果であり、雷電に対戦相手の取り口を教え有効な対策を伝授するなど、勝負に対する真剣さは他メンバーにも負けない。予選の初戦以外はすべて敗退(しかも、唯一の勝利も相手が難野が撒いた塩の塊に足を滑らした結果)しており、反則負けも2回犯した。本選の決勝で後述する小林と対戦した際は、足の裏に押しピンを固定しスパイク代わりにし、まわしの間に醤油及び酢を入れた醤油差し(魚の形をしたもの)を忍ばせて臨み、立ち合いと同時に醤油を噴出させ小林の目を潰す戦略を試みるも不発、なす術がないままに張り手を連打されたものの意識朦朧の中、酢を噴出させ小林の目に的中、視界を失いバランスを崩した小林を足取り で土俵下に落とした。最終的には醤油差しが凶器と見なされ反則負けとなるが、その戦いぶりから他の仲間や観客からも認められた。なお、相撲部助っ人を賭け雷電と囲碁で対戦を持ちかけた際には五目並べの勝負とはぐらかしたり、団体戦本選のトーナメントを決めるための籤引きの際に五所瓦が黒島高校と初戦で対戦する籤を引きかけた所に乱入して別の籤を引き、初戦での対戦を回避したりするなど、ストーリーを進める上ではしばしば重大な役割を果たしている。 単行本9巻における関内の発言によると身長162cm。 大会後も相撲部に在籍はしている。 関内孝之(かんない たかゆき)。 武蔵山高校一年生、レスリング部員。清川と並ぶチームのポイントゲッター。中堅。 口調や態度は軽薄だが、勝負に対しては真摯に取り組む。優れた格闘センスの持ち主で、レスリングの実力は高いものの、プロレスラー志望のためアマレスに物足りなさを感じており、自分より強い相手を求めて相撲部助っ人になり、土俵上で様々なプロレス技を展開して白星を積み重ねる一方、本選出場校決定戦でジャーマンスープレックスがすっぽ抜けて敗れたこともある。ファイトスタイルはストロングスタイル。 後述する堀大附属の藤木とは同じ中学の出身でもあり、また一生物の怪我を負わせてしまった因縁の仲。大会後はプロレス団体の試験を受けて合格。武蔵山高校を中退してプロレスラーとして歩み始める。 雷電五郎(らいでん ごろう) 武蔵山高校二年生、囲碁部員。副将。通称「ゴロちゃん」。 強そうな名前とその巨体だけを理由に、難野に無理やり相撲部助っ人にさせられた。名前を聞いた関内からは「神様が相撲やんなさいって言ってるようなもの」と言われている。気弱なため、チームで唯一難野に押されている。身体能力は乏しいが、難野に授けられた奇策(相手に腋臭を嗅がせたり、その巨体で押しつぶしたりする)により勝利することもあり、大会では予選で通算3勝を挙げた。敗れた取組も関内いわく「おまえ(難野)よりは1万倍マシ」と巨体を活かし善戦することも多い。奇策の一つとして、入部直後に難野に髷を結わされた。本来の囲碁の段位は二段とかなりのもの。 大会後は囲碁部と掛け持ちながら、相撲部に在籍している。
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