本の巻・並びの巻とは? わかりやすく解説

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本の巻・並びの巻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/08 07:36 UTC 版)

本の巻(ほんのまき)、並びの巻(ならびのまき)は、平安時代王朝物語の中の複数巻にわたる作品に見られることがある、巻の分類・関係である。代表的な王朝物語である『源氏物語』のほか『うつほ物語』、『浜松中納言物語』などに見られる。並びの巻を単に並び(ならび)と呼ぶこともある。




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注釈

  1. ^ 『源氏物語』や『枕草子』の中に『うつほ物語』への言及があるため、『うつほ物語』がこれらより前の成立であることは確実であると考えられている。

出典

  1. ^ 『尊経閣文庫影印集成 17』
  2. ^ 武田宗俊「並びの巻について」『国語と国文学』昭和27年7月号のち『源氏物語の研究』岩波書店、1954年6月、pp.. 70-78。
  3. ^ 寺本直彦「源氏物語目録をめぐって―異名と并び」(『文学・語学』1978年6月)のち『源氏物語受容史論考 続編』風間書房、1984年(昭和59年)1月、pp.. 645-681。
  4. ^ 丸山キヨ子「源氏物語並びの巻についての私論」(「中古文学」第36号、1985年)
  5. ^ 玉上琢弥「源語成立攷」(「国語・国文」1940年4月号、のち「源氏物語評釈 別巻」に収録)
  6. ^ 平井仁子「年立」林田孝和ほか編『源氏物語事典』大和書房、2002年(平成14年)5月25日、p. 295。 ISBN 978-4-4798-4060-2
  7. ^ 寺本直彦「巻数は当初から五十四帖だったか(巻数) 源氏六十帖説」『國文學 解釈と教材の研究』第25巻第6号(源氏物語の謎<特集>) 、學燈社、1980年(昭和55年)5月、pp. 51-52。
  8. ^ 寺本直彦「源氏物語目録をめぐって -異名と并び-」」『文学・語学』通号第82号、1978年(昭和53年)6月号、pp. 12-25。のち『源氏物語受容史論考 続編』pp. 645-681。
  9. ^ 寺本直彦「源氏物語目録続考 -「さむしろ」と「ならび」の一異説とについて-」源氏物語探求会編『源氏物語の探求 第四編』風間書房、1979年(昭和54年)4月、pp. 37-67。のち『源氏物語受容史論考 続編』pp. 682-713。
  10. ^ 「源氏抄」伊井春樹編『源氏物語 注釈書・享受史事典』p. 199。 ISBN 4-490-10591-6
  11. ^ 寺本直彦「後編第九節 明応二年奥書源氏抄と源氏秘義抄」『源氏物語受容史論考』pp. 892-907。
  12. ^ 寺本直彦「後編第十節 源氏物語梗概書の展開 明応二年奥書源氏抄と源氏秘義抄のまきまきのちうをめぐって」『源氏物語受容史論考』pp. 908-938。
  13. ^ 寺本直彦「桃園文庫旧蔵明応二年奥書本『源氏抄』解題」『源氏物語受容史論考 続編』pp. 752-759。ISBN 4-7599-0598-7
  14. ^ 寺本直彦「桃園文庫旧蔵明応二年奥書本『源氏抄』翻刻・注」『源氏物語受容史論考 続編』pp. 769-798。 ISBN 4-7599-0598-7
  15. ^ 「源氏抄」伊井春樹編『源氏物語 注釈書・享受史事典』p. 167。 ISBN 4-490-10591-6
  16. ^ 山本利達校訂玉上琢弥編『源氏物語-評釈 紫明抄・河海抄』角川書店、1978年(昭和43年)6月、pp. 232-233。
  17. ^ 加藤昌嘉「「桜人」の散佚情況から考え得ること/得ないこと」『揺れ動く源氏物語』勉誠出版、2011年(平成23年)9月、pp. 219-220。 ISBN 978-4-585-29020-9


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