木造阿弥陀如来及両脇侍像とは? わかりやすく解説

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木造阿弥陀如来及両脇侍像

主名称: 木造阿弥陀如来及両脇侍像
指定番号 3497
枝番 0
指定年月日 2002.06.26(平成14.06.26)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書 中尊像内に建久七年九月、大施主藤原弘□、勧進僧良雅、大仏師宗慶等の銘がある
員数 3躯
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文:  定印を結ぶ阿弥陀如来坐像中尊とする三尊像である。中尊の像内銘により建久七年一一九六)に大仏師宗慶により製作されたことが判明する宗慶治承元年一一七七)康慶作の静岡瑞林寺地蔵菩薩坐像重文)の銘文結縁小仏(師)等として名がみえ、寿永二年(一一八三)のいわゆる運慶願経にも快慶源慶、静慶ら慶派仏師とともに結縁している。
 いずれもヒノキ材製で、中尊は頭躰幹部を一材より彫出して前後割り内刳施し、割首を行う。両脇侍も同様かと思われる詳らかでない。中尊はこれに肉髻、左肩外側部、右腕(肩・臂・手首矧ぐ)、両足部等を寄せる。両脇侍は髻(左脇侍亡失)、両腕両足首以下等矧ぐ。ともに玉眼嵌入する。表面現状、像内修理銘にある寛文六年(一六六二)に施されとみられる堅地漆箔覆われる
 像は中尊脇侍とも厚みのある躰型で各部張りの強い肉付け施し着衣には動きのある大振り衣文を刻む。その若々しく力強い表現文治五年(一一八九康慶作の興福寺南円堂不空羂索観音像(国宝)をはじめとする初期慶派作例通有のもので、宗慶康慶工房一員であったことが首肯される。材を厚め残して丁寧に浚う内刳仕方にも同派の特色がよく表れている。中尊の上躰を強く後傾させた姿勢は本像独特のものであり、ややまとまり欠け印象もあるものの、そこには慶派様式未だ完成至らぬ時期における一種初発性を認めることも可能である。
 像内銘にある大施主藤原弘□は、不明一字字画からみて武蔵七党一つ児玉党より出て現在の本庄市四方田本拠とした四方田弘綱である可能性が強いことが推測されている。弘綱の近親者には、一ノ谷の合戦軍功挙げた叔父高家文治元年一一八五)の鎌倉勝長寿院供養建久元年一一九〇)の頼朝入洛、同六年の東大寺大仏供養供奉した兄弘長らがあり、一族幕府中堅地位にあったことが知られる
 関東御家人のために慶派仏師製作した遺品として他に、やはり運慶願経に名がみえる実慶の手になる、静岡桑原阿弥陀如来両脇侍像および同・修禅寺大日如来坐像が、近年その存在確認され、ともに国指定受けている(桑原区像・平成四年、修禅寺像・平成五年)。本像はそれらと並んで慶派東国における活動をうかがう上で重要な遺品であり、作者名が判明する同派の初期作例としても存在意義大きい。

木造阿弥陀如来及両脇侍像

主名称: 木造阿弥陀如来及両脇侍像
指定番号 274
枝番 00
指定年月日 1937.08.25(昭和12.08.25)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書 中尊像内背部建仁三年二月十日造立ノ銘アリ
員数 3躯
時代区分 鎌倉
年代 1203
検索年代
解説文: 鎌倉時代作品

木造阿弥陀如来及両脇侍像

主名称: 木造阿弥陀如来及両脇侍像
指定番号 386
枝番 00
指定年月日 1916.08.17(大正5.08.17)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書 中尊像内ニ承安二年十月伝燈大法師僧実海等の銘がある
員数 3躯
時代区分 平安
年代 1172
検索年代
解説文: 平安時代作品

木造阿弥陀如来及両脇侍像

主名称: 木造阿弥陀如来及両脇侍像
指定番号 517
枝番 00
指定年月日 1926.04.19(大正15.04.19)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書 中尊胎内永治二年五月造立ノ銘アリ
員数 3躯
時代区分 平安
年代 1142
検索年代
解説文: 平安時代作品

木造阿弥陀如来及両脇侍像

主名称: 木造阿弥陀如来及両脇侍像
指定番号 804
枝番 00
指定年月日 1910.04.20(明治43.04.20)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 3躯
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品

木造阿弥陀如来及両脇侍像

主名称: 木造阿弥陀如来及両脇侍像
指定番号 879
枝番 00
指定年月日 1927.05.06(昭和2.05.06)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 3躯
時代区分 平安室町
年代
検索年代
解説文: 平安室町時代作品

木造阿弥陀如来及両脇侍像

主名称: 木造阿弥陀如来及両脇侍像
指定番号 1098
枝番 00
指定年月日 1925.08.25(大正14.08.25)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 3躯
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品

木造阿弥陀如来及両脇侍像

主名称: 木造阿弥陀如来及両脇侍像
指定番号 1110
枝番 00
指定年月日 1935.04.30(昭和10.04.30)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 3躯
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品

木造阿弥陀如来及両脇侍像

主名称: 木造阿弥陀如来及両脇侍像
指定番号 1233
枝番 00
指定年月日 1904.02.18(明治37.02.18)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 3躯
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品

木造阿弥陀如来及両脇侍像

主名称: 木造阿弥陀如来及両脇侍像
指定番号 1595
枝番 00
指定年月日 1906.09.06(明治39.09.06)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 3躯
時代区分 室町
年代
検索年代
解説文: 室町時代作品

木造阿弥陀如来及両脇侍像

主名称: 木造阿弥陀如来及両脇侍像
指定番号 1670
枝番 00
指定年月日 1919.04.12(大正8.04.12)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書 中尊勢至菩薩胎内仁平元年願主僧憲幸ノ銘アリ
員数 3躯
時代区分 平安
年代 1151
検索年代
解説文: 平安時代作品

木造阿弥陀如来及両脇侍像(金堂安置)

主名称: 木造阿弥陀如来及両脇侍像(金堂安置
指定番号 86
枝番 00
指定年月日 1954.03.20(昭和29.03.20)
国宝重文区分 国宝
部門種別 彫刻
ト書
員数 3躯
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品

木造阿弥陀如来及両脇侍像

主名称: 木造阿弥陀如来及両脇侍像
指定番号 1859
枝番 00
指定年月日 1903.04.15(明治36.04.15)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 3躯
時代区分 平安
年代 1131
検索年代
解説文: 平安時代作品

木造阿弥陀如来及両脇侍像〈/(阿弥陀堂安置)〉

主名称: 木造阿弥陀如来及両脇侍像〈/(阿弥陀堂安置)〉
指定番号 2106
枝番 00
指定年月日 1915.08.10(大正4.08.10)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 3躯
時代区分 鎌倉
年代 1229
検索年代
解説文: 鎌倉時代作品

木造阿弥陀如来及両脇侍像

主名称: 木造阿弥陀如来及両脇侍像
指定番号 2130
枝番 00
指定年月日 1944.09.05(昭和19.09.05)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書 阿弥陀像内ニ寛喜四年二月 日大仏師聖賢ノ銘アリ
員数 3躯
時代区分 鎌倉
年代 1232
検索年代
解説文: 鎌倉時代作品

木造阿弥陀如来及両脇侍像

主名称: 木造阿弥陀如来及両脇侍像
指定番号 3430
枝番 00
指定年月日 1992.06.22(平成4.06.22)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書 各像内に実慶の銘がある
員数 3躯
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文:  桑原長源寺の裏山にある薬師堂安置される来迎印を結ぶ等身阿弥陀如来坐像中心に三尺両脇菩薩立像配する三尊像である。三尊とも頭体幹部をの一材から彫出、前後に割矧【は】いで内刳り施し中尊像は像底を上底式に刳り残す)割首とし、玉眼嵌入表面漆箔仕上げる。中尊像首〓内面に「大仏師実慶」両脇侍像頭部内面それぞれ仏師実慶」の作者銘が記される
 そのはつらつとした作風には鎌倉時代初期いわゆる慶派特色顕著に示されている。中尊像の頬が張り口角引き締めて強い眼差し前方凝視する若々しい面貌表現運慶作の神奈川浄楽寺阿弥陀如来坐像重文文治五年・一一八九)に類するが、やや細身で胴の締まった体型ふくらみもたせた地髪部の形状など同じく運慶主宰し興福寺北円堂弥勒仏坐像国宝承元二年・一二〇八)に一歩近づいた感がある。その制作年代十二世紀末から十三世初頭にかけてと見られる
 作者実慶は寿永二年(一一八三)の運慶願経国宝兵庫上野氏)に快慶らの仏師と共に結縁した実慶と同一人物思われる。その遺品としては他に承元四年(一二一〇)銘の静岡修禅寺大日如来坐像知られるが、その作風は本三尊像に比べやや張り減じて落ちついた気分示している。桑原の地には北条時政の子息宗時の墳墓堂があったことが『吾妻鏡』により知られほど近い韮山願成就院存する時政発願運慶作諸像(重文)と同様、本三尊像は北条氏関係の造像である可能性考えられる。実慶は東国定住し幕府関係の造仏携わった仏師であった想像されこうした慶派仏師活動をうかがう意味でも看過できない遺品いえよう
 保存状態総じて良好で、特にその過半当初のまま残す蓮華座の丈高な概形と力強い各部意匠当代この種遺例典型を見ることができるのも喜ばしい

木造阿弥陀如来及両脇侍像

主名称: 木造阿弥陀如来及両脇侍像
指定番号 40
枝番 00
指定年月日 1903.04.15(明治36.04.15)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 3躯
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品

木造阿弥陀如来及両脇侍像

主名称: 木造阿弥陀如来及両脇侍像
指定番号 72
枝番 00
指定年月日 1914.08.25(大正3.08.25)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 3躯
時代区分 平安
年代 1176
検索年代
解説文: 平安時代作品

木造阿弥陀如来及両脇侍像

主名称: 木造阿弥陀如来及両脇侍像
指定番号 141
枝番 00
指定年月日 1925.04.24(大正14.04.24)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 3躯
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品

木造阿弥陀如来及両脇侍像〈運慶作/〉

主名称: 木造阿弥陀如来及両脇侍像〈運慶作/〉
指定番号 148
枝番 00
指定年月日 1926.04.19(大正15.04.19)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書 各の像内に梵字宝篋印荼羅尼等の記がある
員数 3躯
時代区分 鎌倉
年代 1189
検索年代
解説文: 鎌倉時代作品

木造阿弥陀如来及両脇侍像

主名称: 木造阿弥陀如来及両脇侍像
指定番号 243
枝番 00
指定年月日 1906.09.06(明治39.09.06)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 3躯
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品

木造阿弥陀如来及両脇侍像

主名称: 木造阿弥陀如来及両脇侍像
指定番号 244
枝番 00
指定年月日 1906.09.06(明治39.09.06)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 3躯
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品

木造阿弥陀如来及両脇侍像

主名称: 木造阿弥陀如来及両脇侍像
指定番号 255
枝番 00
指定年月日 1939.09.08(昭和14.09.08)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 3躯
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品
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