有名なサラブレッド系種の馬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 00:38 UTC 版)
「サラブレッド系種」の記事における「有名なサラブレッド系種の馬」の解説
ミラ - オーストラリアから輸入。血統書が紛失していたためサラ系とされた。1900年春の横濱御賞典などを制している。 第二メルボルン - オーストラリアから輸入。血統書が紛失していたためサラ系とされた。1907年春の横濱御賞典馬。 バウアーストツク - オーストラリアから輸入。血統書に血統不明の馬がいたためサラ系とされたが、最近の研究ではほぼサラブレッドに間違いないということが判明している。 バイカ - 1904年産まれだが輸入年次は不明であり、血統も不明。仔のバイクワ(繁殖名第三シャエロック)が1923年の函館御賞典を勝ち、その血脈を広めた。 宝永 - オーストラリアから輸入。血統が不明であったためサラ系とされた。産駒に4頭の帝室御賞典優勝馬がおり、宝永自身も1914年春の阪神御賞典優勝馬「ホーエイ」ではないかと考えられている。 ピューアゴールド - 1923年春の東京御賞典優勝馬。牝馬ながら10戦9勝という成績を残し、クリフジが出るまで10戦以上出走馬の最高勝率記録を保持した。宝永の仔。 バンザイ - 1924年春の東京御賞典優勝馬。宝永の仔。 カーネーション - 1925年秋の東京御賞典優勝馬。繁殖名「国宝」として第7回東京優駿競走優勝馬スゲヌマを産んだ。宝永の仔。 コウエイ - 1926年秋の東京御賞典優勝馬。宝永の仔。 ナスノ - 1929年秋の横濱御賞典優勝馬。祖母が血統不詳であったためサラ系とされた。初代ハクショウとともに、昭和初期を代表する名馬の一頭。 ワカタカ - 第1回東京優駿大競走に優勝。ミラ系。 ハセパーク - 第2回帝室御賞典(春)に優勝。 スゲヌマ - 東京優駿競走と帝室御賞典(春)に優勝。国宝(カーネーション)の仔。 カイソウ - 1944年東京優駿。軽半(トロッター系)の母系をもっていたためサラ系とされ、種牡馬失格の烙印を押され軍馬となり、名古屋大空襲で行方不明となる。 ブラウニー - 1947年桜花賞・菊花賞。サラ系馬天の川に遡る。クラシックでは同期のトキツカゼに劣らぬ戦果を挙げたが、血統が災いし繁殖では完敗に終わる。 ワカクサ - 1952年阪神3歳ステークス・1953年神戸盃など28勝。バイカ系。 ダイニカツフジ - 1953年朝日チャレンジカップ・1955年 - 1956年京都大障害(秋)。ブラウニーの弟。日本競馬界では貴重な平地と障害の重賞を制した馬。 ヨシフサ -1955年クモハタ記念、1956年安田賞、南関東競馬で1958年金盃、川崎記念。6代母ホーソーンの父が純血アラブユスーフ、5代母第五ホーソーンの父はアングロアラブの第七ガイヨル。 セカイオー - 1956年 - 1958年鳴尾記念3連覇。幕末にフランスから寄贈された牝馬・高砂を先祖に持つ。 キタノオー、キタノヒカリ、キタノオーザ - バウアーストツクの孫。キタノオーとキタノオーザは共に菊花賞を制覇。牝馬のキタノヒカリも兄・キタノオーが制した朝日杯3歳ステークスを制している。 ダイニコトブキ - 1958年浦和桜花賞、羽田盃、春の鞍(現在の東京ダービー)、秋の鞍(現在の東京大賞典)。1950年代の南関東公営競馬の最強馬の一頭。ミラの末裔。 ケニイモア - 1958年中山大障害(春・秋)。ブラウニー及びダイニカツフジの妹。姉や兄と違い、血の継続を果たすことが出来た。 アイテイオー - 1963年優駿牝馬。キタノヒカリの仔。娘のアイテイシローも京都牝馬特別を制している。 キタノダイオー - キタノヒカリの仔。終始故障に悩まされたが7戦不敗の成績を残し、種牡馬としてもまずまず成功を収めた。 シーエース - 1967年桜花賞。ミラ系。 ヒカルイマイ - 1971年皐月賞・東京優駿。ミラ系。種牡馬として北海道から鹿児島県のニルキング牧場へ。同地にて死去。産駒にナンシンミラー・ヒカルロレンスオー。 ランドプリンス - 1972年皐月賞。ミラの末裔で、テスコボーイ初年度代表産駒でもある。 イナボレス - 1972年オールカマー・1974年金杯(東)・目黒記念(秋)、1975年愛知杯。走る労働者の異名を持つ。アラブ馬・高砂の末裔である。馬主は旧民社党の国会議員、稲富稜人で、1972年の衆議院選挙の年にも多額の賞金を稼ぎ出した。 ヒダコガネ - 1973年クイーンステークス。母系を辿ると、豊泉系と呼ばれる日本在来馬の血統に行き着く。 ヒカリデユール - 1982年有馬記念。同年、サラ系競走馬として初めて年度代表馬に選ばれた。アイテイオーの孫。 キョウワサンダー - 1984年エリザベス女王杯。キタノヒカリの曾孫。2019年現在までの所、グレード制施行後サラ系で唯一の中央GI競走優勝馬。産駒は1頭しか残せなかった。 リュウズイショウ - 1984年東海ダービーなど。バイカ系。 グランパズドリーム - 1986年東京優駿2着。ケニイモアの孫。マイネル軍団総帥岡田繁幸の最初期の持ち馬。父はカブラヤオー。 コーナンルビー - 1987年帝王賞。セカイオー・イナボレスと同じく、母系はアラブ馬・高砂に遡る。 ヤグラステラ - 1988年サファイヤステークス、1991年福島記念 産駒は1頭しか残せなかった。ミラの末裔。 ハクホウクン - 白毛馬。父ハクタイユー(白毛)はサラブレッドだが、母ウインドアポロツサがアングロアラブ。ただし、この馬については、遺伝による白毛馬再現のための配合という実験的な意味合いが小さくない。 マイネルビンテージ - 2000年京成杯。母系はフロリースカップ系だが、母(マイネセラヴィ)の父がサラ系のグランパズドリーム。岡田繁幸が立ち上げたサラブレッドクラブ・ラフィアンの所有馬である。2019年現在までの所最新のサラ系中央重賞勝ち馬。 バイオレットマーチ - 2000年和布刈特別。父はリュウズイショウ。 ハートランドヒリュ - 中央競馬のサラブレッド系種最多出走記録(127戦)。バイカ系。調教中に循環器不全で死亡した。父は高松宮杯、日経新春杯勝ちのランドヒリュウ。 ツルオカオウジ - 2010年黒潮盃。母の母の父がヒカリデユール。 ゴーディー - 2012年 2017年サンタアニタトロフィー。母がアングロアラブの活躍馬イケノエメラルド。
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