弘前ねぷた
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弘前ねぷたまつり(ひろさきねぷたまつり)は、青森県弘前市で開催されるねぶた。
注釈
- ^ のちの弘前の組ねぷたや各町内の運行順序に影響を与えたとされる。
- ^ この件が現存する史料で「ねぷた」が登場した最初の記録である[3]。
- ^ 第1条「侫武多」を出すものは以下を遵守し、3人以上の役員をおき、闘争および公衆の妨害などを行わない旨明記し所轄の警察署へ許可を取ること。
- 1)高さ1丈8尺以上、幅1丈3尺以上のものは許可しない。
- 2)高さ1丈以上~1丈8尺以下、幅8尺以上~1丈3尺以下の物は、申請すれば許可する。
- 3)高さ1丈以下、幅8尺以下の物は申請するに及ばない。
- 4)代表は責任を持つこと。
- 1)第1条を守ること。
- 2)解かりやすいところに「許可」証を掲載すること。
- 3)「侫武多」が2台、往来で出会った際は、各々の役員が穏便に交渉するか、警察官に従うこと。
- ^ その名残がねぷたの肩部分などに記されている「石打無用」という言葉である。
- ^ 以降、毎年恒例の行事となる。
- ^ これを保護する目的で「弘前ねぷた保存会」が設立され、2008年(平成20年)には 「弘前ねぷた保存基準」 が制定された。
- ^ a b なぬかびに、まつりで役目を終えたねぷたを岩木川へ流していた慣わしを、2011年(平成23年)の弘前城築城400年祭記念行事「なぬか日スペシャル」で、炎で流し送るという意味に置き換えて実施したところ好評だったため、翌年以降「なぬかびおくり」と名称を変更して毎年行われている[23][24]。
- ^ 事故による中止は、ねぷたの「合同運行」を開始した1958年(昭和33年)以来初めて。
- ^ 出陣予定だった「五所川原立佞武多」は、8月上旬に発生した大雨被害への対応のため参加辞退[34]。
- ^ 弘前みなみ幼稚園とよつば保育園は合同運行にも出陣する[38]。
- ^ 7月26日から8月1日の日曜日にあたる日の日中に開催する。
- ^ 江戸城年賀の式にて信義が「津軽には加賀百万石の六尺大太鼓より大きな十尺の櫓太鼓がある」と大法螺を吹いた。諸侯が実否を確認するため検使を派遣することになったため、信義は弘前へ早馬を走らせ「十尺に余る大太鼓を早々に作り櫓に備えよ」と命じ、名臣 服部長門守康成の才覚により見事完成させた。検使達は大太鼓を見て啞然とし言葉もなく帰ったという[15]。
- ^ 富田清水町会青年部、西地区ねぷた親交会、必殺ねぷた人、盟友会の4団体(五十音順)[50]
- ^ 向外瀬ねぷた愛好会は2013年(平成25年)まで組ねぷたで参加していたが、翌年から扇ねぷたに変更。新町ねぷた愛好会は2011年(平成23年)まで組ねぷたで参加していた[51]。
出典
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