市販化されていないコンセプトカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 03:36 UTC 版)
「インフィニティ (日産自動車)」の記事における「市販化されていないコンセプトカー」の解説
トライアント 2003年、北米国際自動車ショーにおいて初公開された4人乗りコンパクト3ドアハッチバック。SUV、スポーツクーペとのクロスオーバーコンセプトカーの先駆けである。スタイリングはロングノーズ、ファストバックシルエット。ハイドロシステムにより50 mmの車高調整が可能、ドア開閉と同時に乗降に最適な高さに車高が下がるシステムを搭載。開いた際は2,134mmの高さになる電動ガルウイングドアを搭載し、VQエンジンをベースにしたV6 3.5L DOHC 24バルブエンジンに5速ATが組み合わされている。エンジンはフロントに搭載され、FMプラットフォームが用いられている。駆動方式は四輪駆動で、ATTESA E-TSシステムが採用された。 クラーザ 2005年、北米国際自動車ショーにおいて初公開された3列シート6人乗りのSUVで、QX56ベースのミニバン、セダン、SUVを融合させたコンセプトカーである。特徴としては3列目への乗降性を高めるために3列目部分に設置された観音開き式のドアがある。そのためドアは6つあり、また、後方はルーフラインが高くなっており、3列目が高く設置されている。また、16x6インチの掛け軸モニターと呼ばれる縦長のモニターが設置されており、インパネから3列目までセンタコンソールビームが延ばされている。デザインは厚木市の日産デザインセンターで行われた。このクラーザのデザインエッセンスの一部は、2010年にフルモデルチェンジされた2代目QXに活かされている。 エッセンス 2009年3月3日、ジュネーヴモーターショーにて世界初公開されたラグジュアリースポーツカーコンセプト。エッセンスは、インフィニティの開業20周年を記念して企画された高級スポーツクーペのコンセプトカーで、同ブランドの精神や今後の方向性を提示するアイコンとしての役割を果たしている。 エセレア(英語版) 2011年3月、ジュネーヴモーターショーにて世界初公開されたエントリーラグジュアリーハッチバックコンセプト。これまでの高級車のイメージにとらわれない、特に若い世代のドライバーに向けた、新しいラグジュアリーカーであり、全長4.4mの取り回しの良いサイズのボディに、クーペのようなエレガントなスタイル、セダンのような快適な室内、ハッチバックの持つ合理性など、複数の異なった車型が持つ長所を備えている。また、同コンセプトカーは、日本の伝統的な美意識やクラフトマンシップをモダンに再構成して表現している。躍動的なボディデザインや、特徴的な三日月状のCピラーなどとあわせて、今後のインフィニティデザインの方向性を示唆している。 エマージ(英語版) 2012年3月、ジュネーヴモーターショーにて世界初公開されたレンジエクステンダー型3気筒エンジン搭載のEVスポーツ。ロータス・エンジニアリングとの協業により開発されている。 LEコンセプト(英語版) 2012年4月、ニューヨーク国際オートショーにてインフィニティブランド初のゼロ・エミッションラグジュアリーセダンの生産モデルに近いコンセプトカーであるインフィニティ「LEコンセプト」を公開。「LEコンセプト」の生産モデルは、今後2年以内に発売される予定とされた。 Q30コンセプト 2013年9月、フランクフルトモーターショーにて世界初公開されたコンパクトカー。エセレアの発展モデルである。 Q50オールージュ 2014年1月、北米国際自動車ショーにて世界初公開された中型スポーツセダン。R35型GT-RのVR38DETTエンジンが移植されており、市販の計画が進められたが中止となった。 Q80インスピレーション 2014年10月、パリモーターショーにて世界初公開された大型ラグジュアリーカー。 コンセプトビジョングランツーリスモ 世界各地のインフィニティ・デザインスタジオによるコンペティションが行われ、北京のデザインチームが提案したテーマが採用案となった。 2014年12月17日にPlayStation 3向けゲームタイトル『グランツーリスモ6』にてダウンロード開始。 2015年4月、上海モーターショーにて実走行可能なフルサイズモデルが世界初公開された。 2015年5月19日、イギリスで開催された『グランツーリスモSPORT』の発表イベントで欧州初公開された。 Q60コンセプト 2015年1月、北米国際自動車ショーにて世界初公開された中型クーペ。 QX30コンセプト 2015年3月、ジュネーヴモーターショーにて世界初公開された小型クロスオーバーSUV。 QXスポーツインスピレーション 2016年4月、北京モーターショーにて世界初公開された中型クロスオーバーSUV。 2016年10月、パリモーターショーにて進化版となるQXスポーツインスピレーション2016が公開された。 QX50コンセプト 2017年1月、北米国際自動車ショーにて世界初公開された中型クロスオーバーSUV。 Q60プロジェクトブラックS 2017年3月、ジュネーヴモーターショーにて世界初公開されたスポーツクーペ。ルノーF1チームとの協業で開発が進められ、F1マシン譲りのエネルギー回生システム (ERS) が導入された。 QX80モノグラフ 2017年4月、ニューヨーク国際オートショーにて世界初公開された大型SUV。 プロトタイプ9 2017年8月、にて世界初公開されたシングルシーターの小型オープンスポーツカー。最先端技術と伝統的技術の融合をテーマとし、発表当時は開発中の2代目リーフのEVパワートレーンに、1940年代のレーシングカーをモチーフとする手作業によるボディが組み合わされた。 Qインスピレーションコンセプト 2018年1月、北米国際自動車ショーにて世界初公開された中型セダン。インフィニティの新しいデザイン言語を示唆するとともに、このモデルのプラットフォームをベースとする、インフィニティブランドでは初となるEVを近い将来に量産する計画が公表された。 QXインスピレーション 2019年北米自動車ショーにてミドルサイズSUVコンセプトカーだ。インフィニティ初めての100%電気自動車の発表を先駆けたコンセプトモデルである。SUVプロポーションと四輪駆動の電動パワートレインを組み合わせた、電動化時代の新しいインフィニティ・デザイン・ランゲージ、電動パワートレインの可能性とその特徴が際立つデザイン、ジャパニーズDNAを感じさせる、丁寧な手作業で仕上げられた芸術性あふれるインテリアが特徴である。この車はインフィニティの今後のさまざまな高性能電動化車両の発表計画を示唆するものである。 プロトタイプ10 2018年でペブルビーチ・コンクール・デレガンスにて初披露された。 QSインスピレーション 2019年、EVジェネレーションのために開発されたスポーツセダン。電動化に取り組むインフィニティの生産モデルをプレビューするデザインとなっており車体構造は高性能の電動パワートレインを搭載できるよう開発された。 QX60モノグラフ 2020年9月25日に発表されたSUV。
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