インフィニティ・QXとは? わかりやすく解説

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インフィニティ・QX

(QX56 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/07/28 04:44 UTC 版)

QX80(3代目)

QXは、日産自動車で製造、インフィニティブランドで販売していたスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)である。

本記事では以下のモデルについて記述する。括弧内は同じ型式の日産ブランドの車種である。

以下の車種は当該記事を参照のこと。

初代 JR50型 (1996年 - 2003年)

インフィニティ・QX4(初代)
JR50型
前期型
後期型
概要
別名 日産・テラノ(2代目)
日産・テラノレグラス
日産・パスファインダー(2代目)
製造国 日本
販売期間 1996年 - 2003年
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアSUV
エンジン位置 フロント
駆動方式 後輪駆動 / 四輪駆動
パワートレイン
エンジン VG33E 3,274 cc V型6気筒SOHC
VQ35DE 3,498 cc V型6気筒DOHC
変速機 4AT
サスペンション
前 ダブルウィッシュボーン式
後 5リンクコイルリジッド
車両寸法
ホイールベース 2,700 mm
全長 4,670 mm (前期型)
4,650 mm (後期型)
全幅 1,840 mm
全高 1,795 mm
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R50型テラノ(パスファインダー)をインフィニティ向けにデザインし直したもので、同ブランド初のSUVである。アキュラ・SLXおよびレクサス・LX発売の約1年後となる1996年に1997年モデルとして投入された。これを日本国内向けとしたものがテラノレグラスである。

同時に北米で販売されていたパスファインダーとの違いとして、AWDシステムの機能向上、インテリアの高級化が挙げられる。ただ、高級車ではあったものの、最低地上高は211 mmで、オフロードカーとしての能力も有していた。

2列5人乗り。排気量3.3 LのV6SOHCであるVG33E型、後期型は同3.5 L V6 DOHCのVQ35DE型に4速ATを組み合わせる。VQエンジンは福島県のいわき工場で、車体は九州工場で生産が行われた[1]。

テラノレグラスにあったディーゼルエンジン(QD32ETi→ZD30DDTi)はQX4には設定されず、逆にQX4のVQ35DEはテラノレグラスには設定されなかった。

2000年
2001年モデルとしてマイナーチェンジ。フェイスリフトが行われたほか、搭載エンジンが3.3 L V6から3.5 L V6に換装され、出力も125 kW (168 hp)から179 kW (240 hp)に向上した。また、タイミングベルトがタイミングチェーンと交換され、RWDモデルも追加された。さらに、時計一体型のダッシュボードや、17インチアルミホイールやキセノンヘッドランプが装備された。
2002年11月
生産を終了。
2003年
販売を終了。

2代目 JA60型 (2004年 - 2010年)

インフィニティ・QX56(2代目)
JA60型
前期型
後期型
概要
別名 日産・パスファインダー(3代目)
日産・アルマーダ(初代)
製造国 アメリカ合衆国
販売期間 2004年 - 2010年
ボディ
乗車定員 7 - 8名
ボディタイプ 5ドアSUV
エンジン位置 フロント
駆動方式 後輪駆動 / 四輪駆動
プラットフォーム 日産・F-Alphaプラットフォーム
パワートレイン
エンジン VK56DE 5,552 cc V型8気筒DOHC
最高出力 315 hp (235 kW)/4,900 rpm(前期型)
320 hp (239 kW)/5,200 rpm(後期型)
最大トルク 390 lb⋅ft (529 N⋅m)/3,600 rpm(前期型)
393 lb⋅ft (533 N⋅m)/3,400 rpm(後期型)
変速機 5AT
サスペンション
前 ダブルウィッシュボーン式
後 ダブルウィッシュボーン式
車両寸法
ホイールベース 3,130 mm
全長 5,255 mm
全幅 2,000 mm(前期型)
2,020 mm(後期型)
全高 1,955 mm - 2,000 mm
車両重量 2,539 kg
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北米製フルサイズピックアップであるタイタンをベースとし、プラットフォームとしてF-Alphaプラットフォームが採用され、QX4よりも大型化された。3列シートの8人乗り、および2列目がキャプテンシートの7人乗りのワゴンボディが与えられた。

エンジンは5.6L V8のVK56DE型で、オーバードライブ装置付き5速ATが組み合わせられた。また、2005年モデルからはRWDモデルも追加された。

車体は米国ミシシッピ州のキャントン工場、エンジンはテネシー州のデカード工場にて生産された。

なお、このモデルはアメリカ国内で生産された最初のインフィニティモデルである。

2004年1月
北米国際自動車ショーに出展。
2004年1月22日
生産開始。
2004年3月
販売開始。販売はアメリカ、カナダ、ロシア、バーレーン、アラブ首長国連邦、サウジアラビアのみで行われる。ライバルのレクサス・LXよりも安価であったため、LXよりも多く売れた。また、2006年にアメリカ国内でQ45の販売が終了してからはインフィニティブランドでは最も高価なモデルとなった。
2007年1月
北米国際自動車ショーに2008年モデルを出展。フロントグリルなどが変更されたほか、内装の意匠の変更や20インチアルミホイールの装備などを行い、質感の向上を図った。
2009年モデルイヤー
新色の「ディープガーネット」が追加され、オートドアロックが装備された。
2009年5月11日
2010年モデルを発表。

日本への正規輸入はなかったが、並行輸入という形でSUV専門店・アメリカ車専門店などで販売が行われた。

3代目 Z62型 (2010年 - 2024年)

インフィニティ・QX80(3代目)
Z62型
前期型
中期型
後期型
概要
別名 日産・パトロール(6代目)
日産・アルマーダ(2代目)
製造国 日本
ロシア
販売期間 2010年 - 2024年
ボディ
乗車定員 7 - 8名
ボディタイプ 5ドアSUV
駆動方式 後輪駆動 / 四輪駆動
プラットフォーム 日産・F-Alphaプラットフォーム
パワートレイン
エンジン VK56DE 5,552 cc V型8気筒[2]
最高出力 400 hp (298 kW)/5,800 rpm
最大トルク 413 lb⋅ft (560 N⋅m)/4,000 rpm
変速機 7AT
車両寸法
ホイールベース 3,075 mm
全長 5,290 mm
全幅 2,045 mm
全高 1,940 mm
車両重量 2,785 kg
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2010年4月のニューヨーク国際オートショー[3]、ならびに北京モーターショーで発表された。

2代目は6代目パトロール(Y62型)と主要コンポーネントを共用することで、クオリティを更に向上させながら価格上昇をも抑えた。エンジンにはM56にも搭載されるVK56VDを、QXの性格に合わせ低中速トルク重視としたチューニングを施した上で搭載した。

なお、このモデルから生産拠点が日産車体九州に移管されている[4]。

2012年12月
2014年モデルから「QX80」に名称が変更されることが発表された[5]。
2014年4月
ニューヨーク国際オートショーにて2015年モデルを発表[6]。前後ランプ、フロントグリルなど細部の仕様が変更された。
2017年4月
ニューヨーク国際オートショーにて、デザインスタディモデルが「QX80モノグラフコンセプト」の名称で公開された[7]。
2017年11月
ドバイ国際モーターショーにおいて2018年モデルを発表[8]。モノグラフコンセプトを基礎とする大規模なフェイスリフトが実施された。
2017年12月
2018年モデルの販売を開始。
2019年10月
日本国内でもインパルを通して販売を開始。ベースは北米仕様車で灯火類などを国内の法規に合わせての販売となる。
2022年10月14日
2023年モデル発売[9]。Amazon Alexaを車載化。また、AppleのCarPlayとUSBベースのAndroid Autoを備えた12.3インチINFINITI In Touchディスプレイを採用。ステアリングホイールには、車線逸脱警告システム用のハプティックテクノロジーを追加している。 新開発のワイヤレススマートフォン充電器が、Bose製サウンドシステムとインテリジェント・クルーズ・コントロールとともに採用される。インフィニティ・プレミアム・ケアというメンテナンスプログラムも用意し、最大3年間の点検、オイル交換、タイヤローテーションなどを無償で行う。

4代目 Z63型 (2024年-)

インフィニティ・QX80(4代目)
Z63型
フロント
内装
概要
製造国 日本
販売期間 2024年7月 -
ボディ
乗車定員 7 - 8名
ボディタイプ 5ドアSUV
駆動方式 RWD(後輪駆動)/4WD
パワートレイン
エンジン VR35DDTT型
最高出力 450PS
最大トルク 71.3kgm
変速機 9AT(ジヤトコ製)
前 電子式エアサスペンション
後 電子式エアサスペンション
車両寸法
ホイールベース 3,075mm
全長 5,364mm
全幅 2,365mm
全高 1,945 - 1,987mm
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2024年
2024年3月20日に発表された。エンジンは完全新開発のVR35DDTT型が搭載されている。2024年7月末に北米で販売され、同年12月では中東で販売が開始された。

脚注

関連項目





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