妖怪関連とは? わかりやすく解説

妖怪関連

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 01:23 UTC 版)

ぬらりひょんの孫」の記事における「妖怪関連」の解説

妖怪 本作において、妖怪たち現実世界ヤクザによく似た集団形成している。ある程度力のある妖怪が長となって組を作り、その組がさらに多数集まって大きな勢力一家構成している。組の妖怪たちは「シマ」(縄張り)の土地神を守る見返りに、彼らのお布施供物などを「シノギ」(収入源)として集めている。組織大きさは、信仰大き土地神をいかに多く抱えているかに比例するため、有力な土地神奪い合う国取り合戦抗争となる。この他人間化けテキ屋などの商売を行う妖怪もいる。妖怪任侠組織人間のそれとは違い上位の者が力を失うとすぐに散り散りになってしまうのが当然であり、その点を不義理咎める者はほとんど居ない。一応、義理人情重んじる妖怪存在するが、妖怪任侠世界では変わり者扱いである。 一口に妖怪といってそれぞれの誕生経緯大きく異なり、物や動物変化した場合(例:付喪神猫又)や、人間恨み憎しみなどといった強い負の感情でなる場合(例:青田坊・毛倡妓牛鬼)、死んだ人間現世への強い未練からなる場合(例:首無・山吹乙女)、一つ種族として成立している場合(例:雪女河童天狗・鬼)、怪談人々口に上るうちに畏を得て実体化した場合(例:黒田坊・百物語組の怪談)、など様々である。概して寿命は非常に長く(一族例外的に短命)、千年上生きる者も存在する高位妖怪は人の姿をしている者、または人に変化できる者が多く人間交配可能な妖怪存在する百鬼夜行ひゃっきやこう妖怪集団百鬼夜行大きさは、主の力の大きさ比例する。主の力が衰えると、配下の者は力を発揮できなくなってしまい、最悪散り散りになってしまう。 土地神(とちがみ) 人間かかわり深く、その地方人々から信仰集め妖怪。力が弱く戦いには向かないが、組が持つ「畏」のとなる存在人間からの信仰なければやがて弱り消滅してしまう。 付喪神つくもがみなんらかの器物が、長い年月経て妖怪変化すること。 畏(おそれ) 多元的な意味を持つ言葉であり、「妖怪の力」を総称したもの。人を驚かすために存在し始めた妖怪にもともと備わっている、人を怖がらせたり脅かしたりする能力特徴相手与える畏は「恐怖」「威圧感」「信仰」「尊敬」「憧れ」などの様々な形を取る。妖怪という存在であり、畏を失うことは死を意味する逆に畏を失わない限り人間なら死ぬような傷を負っても死ぬことはない。「畏」の文字は、普通ではない者「鬼」が「卜(ムチ)」を持つという意味の字であり、「未知なるものへの感情」、すなわち「妖怪そのものを表す。リクオ目指す魑魅魍魎の主」「妖の主」は、「人々畏敬の念さえ抱かせる真の畏れ纏う者」(木魚達磨談)。ガゴゼや京妖怪のような、人を踏みつけにし恐怖与える畏とは対極存在である。 「鬼發」・「鬼憑」という呼称分類されることがあるが、これらは遠野妖怪命名したものと思われる鬼發(はつ) 「畏の発動」。自らの畏を発揮し妖怪としての存在感一段階上上げる。能力発揮するということは大気流れ自分のものにすることであり、怪談に言う「周り空気ひんやりと変わる」のがこれにあたる。畏の発動によって相手が怯めば、相手の畏は解かれる妖怪同士戦いは畏の奪い合いであり、気圧されれば負け同義である(簡単にいえば「ビビったら負け」)。周囲から視認されなくなるぬらりひょんの「明鏡止水」などは「鬼發」にあたる。 鬼憑ひょうい) 畏を以って畏を破る、対妖怪戦闘術。自らの畏を具現化し、技として昇華させる。時が経つにつれ妖怪増え縄張り争いをするようになったことから生まれた。畏を武器移動させることが多くイタクの「レラ・マキリ」(鎌)や首無の「殺取」(紐)などは「鬼憑」にあたる。 鬼纏(まとい) 半妖である伴が生み出した、人と妖の血が成せる技。人である部分下僕の畏を取り憑かせ、力に変える百鬼夜行の畏を主の体に纏わせる奥技であり、「百鬼の主の御業」。心から信頼されるような大きな畏の持ち主が、より大きな畏を纏うことで、折り重なる畏は何倍もの力となる。畏を全力発動するため、「鬼纏直後下僕妖怪身動き一つ出来ない畏砲(いづつ) 下僕の畏を主の刃に乗せ、何倍もの威力を敵に向かって放つ術。威力はあるがスキ大きい。 畏襲(かさね) 下僕の畏を羽織り、主の畏と合わせて新たな力を生み出す術。 盃事さかずきごと妖怪任侠世界では、盃を交わすことで、種族異な妖怪同士血盟連帯を結ぶことができる。五分五分の盃 お互い対等な立場にある義兄弟の盃。祖父・父の代で組の百鬼となった者、あるいはその子孫と交わすもの。互いの腕を交互させ盃を交わすのが特徴七分三分の盃 絶対忠誠を誓うという親分子分の盃。絶対信頼なければ出来ない契り代紋だいもん妖怪所属する組織紋章奴良組場合は「畏」。この字に誓いをたて掲げている。 貸元かしもと本家傘下組織頭目のこと。 総会そうかい一家トップ始め、組の幹部によって組織される会合定期的に開かれているが、緊急事態時に臨時開かれる食事囲って行われることが多い。

※この「妖怪関連」の解説は、「ぬらりひょんの孫」の解説の一部です。
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