基本概念など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 17:32 UTC 版)
「ファイト一発! 充電ちゃん!!」の記事における「基本概念など」の解説
平行世界(パラレルワールド) 同一座標上に存在する位相の異なる別空間で、ぷらぐ達が生活する側を「ライフ・コア」、閃登達一般人が生活する側を「パラレル」と呼び、両世界を行き来するシステムがネオジム社により構築されている。ライフ・コア ぷらぐたちが生活する世界で、科学技術はパラレルより大幅に進歩している。また、世界全体で節電対策がなされている反面、ネオジム社では湯水のように電気を使っている模様で、世界全体における断電の時間と回数、さらに電気料金も最近増加・値上傾向にある。なお、ライフ・コアの存在はパラレルの一般人には絶対知られてはいけない。 また、旧オーストラリア大陸にライフ・コアの中核といわれる装置「Life Factor Collider(充電因子加速器)」のプラセオジムが存在する。これは木戸がライフ・コアに来てから200年掛けて造り上げた装置で、現在ある1人の女性がコアとして生贄になっており、その生命力で稼動しているようである。このコアが寿命を迎えるに付き、次のコアとなる(自身を生贄として捧げる決意を持った)充電因子を持つ女性が必要になるが、その女性の一番候補がぷらぐだった(第40話)。 ネオジム綜合充電社 ぷらぐ達が勤務する、創業して300年余りの歴史を持つ会社で、通称ネオジム社。位相転移技術と生体充電技術は同社によりゼロ状態から独自に開発されたもので、数多の特許数を持つ。当初は一社独占で行っていたが、後にサマリウム・コバルト社が参入。天に聳え立つ巨大な本社ビルを所有している。パラレル側の一部の者と通謀し、一般人には何も知らせずに人間の気力を自在に操れる一部の者達により、秘密裏に事業が行われている。閃登は、同社が真っ当ではないやり方で事業を遂行していると推測し、ぷらぐを始めとする従業員達の身を案じている。ぷらぐと関わりを持つ全ての従業員の言動が社長の木戸によって監視されており、それに偶然気付いたアレスタも閃登と同様に不穏な空気を感じている。 テレビアニメ版の製作委員会の名義にもなっている。 充電 生気を充電対象者に打ち込む行為。通常はパラレルの電柱 (6,600V) よりケーブルを通じて巨大なコンセント状の器具・リフレッシャーを充電対象者へ差し込むことで、生気を回復させる。15.4kVの一次変電所(受電側)からの充電も可能な他、テレビアニメ版ではカーバッテリーからの充電も可能。巨大な電圧を用いるためにインシュレイター・スーツの臀部から伸びているアース線をしっかり地に挿すことが必要で、これを怠ると状況によっては漏電を起こしてしまう(ネオジム社のみ)。生命深度/警戒深度 充電の優先度をAからFまでレベル化したもので、レベルC以上が充電対象となる。また警戒深度と言われる領域(B以上)に入った者にはすぐにでも充電しないと心が折れてしまい、自殺に及んだり、自殺できなかった者は廃人と化してしまう。なお、折れた心は2度と元には戻らない。 Z(ゼット)指定対象 充電におけるフィードバックの激しい体質の人間のことで、逆流でスーツが損傷する上に充電の効果がほとんど得られない。そのような者への充電は充電ちゃんの生命と引換になるため、自然回復を期待する以外に術がない。 充電ちゃん パラレルで実際に充電作業を行う従業員の通称で、ネオジム社では充電因子のある者しか就けない。充電ちゃんは自然物には触れられるが、人工物には触れられない。閃登が触れている人工物には充電ちゃんも触れられるが、このことについて本人は自分がレアケースとの認識を持っている。ライフチェッカー 充電ちゃんが充電対象の生命深度を測る道具。 インシュレイター・スーツ 充電ちゃんが充電を行う時に着用する、絶縁体で構成されているスーツ。生地自体は極薄であるため、胸元や臀部などの体形が露になっている。ステルス(不可視力場) インシュレイター・スーツに付いている機能。自分をパラレルの人間から見えなくする。パラレルにおいて、稀に充電ちゃんが見える体質の人間(それでもぼんやり見える程度)への対策として開発された。なお、アレスタ曰くこの機能を最大限にしてもハッキリ見える閃登のような者は、レアケースとのこと。 漏電ちゃん ネオジム社の膨大な技術の不当な流出防止のために、優秀な人材のみで構成された大規模な監査室特務部に勤務する従業員の通称。なお「漏電」とは企業秘密の漏洩防止という意味。 サマリウム・コバルト社 ネオジム社から技術提供を受けて生体充電業に新規参入した企業で、通称サマコバ社。ネオジム社の下請けを行っており、ぷらぐの出向先でもある。活動内容は生体充電業であるものの、その業務が非常に厳しいことから業界では有名。ネオジム社と違い、発展途上国(アフリカなど)を管轄している。充電式リフレッシャー サマコバ社で用いられているリフレッシャーで、アフリカなどインフラストラクチャーが整っていない地域での充電に対応。 位相転移 ライフ・コアからパラレルへ移動するために行う量子変換。その際に身体が一部変質し、空を飛べたり姿が見えなくなったりする。これらの能力はライフ・コアに戻る時に再変換されるため、パラレルでのみ有効な特殊技術という認識で、生体充電業はその技術が不完全なために可能な事業である。なお、逆のケースは閃登が初であり、彼の場合は銃で撃たれても怪我しない(漏電ちゃんが用いる銃を「モデルガン / 豆鉄砲」と発言)。ネオジム社では「パラレルの人間は位相転移の技術に耐性が無いから転移中に分解消滅、たとえ転移に成功しても死亡する」と新人研修で教えており、その本質は不正アクセスである。末尾に、最新刊までに判明している位相転移で発現する身体の変容について羅列し、その効果が一方通行の場合は注記を付ける。不老 身体の鋼化(実際は鋼化ではなく超回復で、傷を負うと同時に全快しているため無傷に見える) 不可視化(ライフ・コア→パラレル) 飛行(ライフ・コア→パラレル) 人工物の透過(ライフ・コア→パラレル) 位相転移器 位相転移を行う巨大な装置で、ネオジム社の最高機密。大量の電気を消費する。 強制転移 パラレルにいるライフ・コアの人間を強制的にライフ・コアへ戻すことで、ネオジム社では技術が無いのではなく公表・認可されていないという認識のようである。 アンチ・ステルス パラレルの人間のうち、ステルスの機能が効かない者を指すネオジム社内での仮称で、閃登や依緒乃が該当する。この2人を含めて現在は世界中で10人ほどが確認されており、平均して30年に1人の確率で発生している計算になるが、実際は突発的に発生している。なお、2人の前は80年前の確認になるという。 放電ちゃん 生気のあふれた人から電気を奪うことで、生気を奪う者。放電の概念自体に関しては、強制転移騒動の際にレーカの説明を聞いた閃登がその存在を推測し、登場を危惧していた。テレビアニメ版における、ロナ・エルモが該当する。
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