地名と文化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 04:58 UTC 版)
「魔女の下僕と魔王のツノ」の記事における「地名と文化」の解説
地図や地球儀から大陸の形は地球と同じで、天体の名前等も一緒である。年代としては近現代に似ており、銃器も19世紀末レベルまで発達していてテレビ放送も行われている。魔物が存在しているため、国家間の行き来は難しく外洋航海は帆船に留まっている。魔物の被害を防ぐため攻撃魔法に特化した魔法使いが存在する。魔女が使うものも含めて、一部の魔法は銃器への防御にも対応している。エネルギーに関しては魔力と電気が併用されている。発電には魔法陣を用いる国と、そういった魔法を禁じ科学的技術を用いる国がある。 エリーランド ビビアンの家や魔王城がある物語の舞台となる島国。魔物は魔王城に集まっているためか、他国に比べて魔物の被害は少ない。 地理のモデルはアイルランド。 ウォルドシープ エリーランドのお隣にある島国。織物が有名だが医療技術も高く、エリックが幼いころ父に連れられて渡航したことがある。 地理のモデルはイングランド。 ヒュペルボレア レイ達の出身地である極北の国。 地理のモデルはグリーンランド。 フロストドラゴンを狩る人類最強の狩猟民族が住む。純然たる力として魔法が認識されており、魔女に対してもそれほど偏見はないが、魔物は危険視される。精霊の概念があり、頭に宿る精霊は守護霊となる良い精霊で、胸に宿る精霊は乗っ取りを企む悪い精霊と言われている。悪い精霊に憑かれた者は「悪霊憑き」と呼ばれていて霊媒師による祓いを受ける。 男でないと家督を継げず、女性は仕事がもらえないので結婚しないと生きていけない。成人年齢は12歳で結婚適齢期は男13~18歳、女12~16歳と早婚。40代にもなれば、孫がいるというのも珍しくない。 夏でも他国で言えば真冬並みの気温で、それ以外の時期は基本氷点下。急に吹雪くことも多いため吹雪の際には知己かどうかに関わらず家にいれる。我慢強い男がもてはやされるので、痛みを恐れない戦士の証としてわざと痛い場所などに刺青を彫る風習がある。反面、病気で虚弱なエリックは悪霊憑きが疑われたり、姉妹の一人は婚約が取り消されたりしている。 極寒のため菌が少なく、疫病に縁がないため医療があまり発達しておらず、医者よりも霊媒師による祈祷が一般的。そのためエリックの心臓病も悪霊がついてるせいだと言う者がおり、実の祖父にも迫害された。 エリーランドとは4時間ほど時差があり、魔法で行き来する場合は気を遣う。 イスパニア アルセニオの出身地。 地理のモデルはスペイン。成人年齢は18歳。 魔女や魔物を迫害するトノコ信教を国教とする国。お国柄か男性は女性に手が早い傾向がある(サウロはともかく、アルセニオでも女性を褒めるのには遠慮がない)。 魔女狩りや魔物狩りが盛んだが、それゆえに魔物の被害が大きいという側面もある。壊す魔法は作る魔法より簡単で、魔女ならそういった黒魔術を簡単に使えることから、恐れられている。魔物も魔力を補うために、人間を含めた生き物から血肉を摂取する者がいるため、忌み嫌われている。もちろん善良な者もいるが、そういった者は自分達を嫌うトノコ信教の国を避けるため、存在を知られる機会が少ない。男性が美人をナンパする時や極めて優秀な人物に対しても冗談交じりに魔物や「魔女」ではないかと疑うことも多い。 魔法使いの魔法以外は認めず、魔法が衰退した代わりに、科学を発展させている。魔法使いの魔法も高等教育で、一般市民で使える者はほとんどいない。 「火は罪を浄化する」という思想から火の魔法使いは騎士として優遇されている。神のみが使えるとされている雷の魔法を魔王が使うと知って、神に対する冒涜だと討伐隊を派遣する。 リーチュー 東にある国だが、ウォルドシープにお茶の店を出している人がいる。お茶の淹れ方は中国茶と同じ。 ヒュペルボレアとは違った形態のドラゴン=龍がいる。龍が持つ如意宝珠は願いを叶えると言われている。 この国のドレスをイメージしたエリックのベルテイン用衣装はチャイナドレスに似ている。 @media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}地理のモデルは中国。[要出典] テイベレス ベティの生まれた国。王族が受け継ぐ「王家の瞳」を持つものだけが使える魔法陣によって、印を刻んだ平民の自由意志を奪い、操り人形として支配する魔法を使い栄えていた。 レジーナやベティの父親に当たる国王はその魔法陣を永久的に使用するため、不老不死の肉体を求めて悪魔と取引をするが上手くいかず、ビビアンに不老不死の薬の製作を要求した。しかし薬を作るためにベティを生贄にする判断がビビアンの逆鱗に触れ、ビビアンによって魔法陣へ通じる扉を封印される。それにより支配の効力が薄まり、民は四散して貴族は分裂した結果国は滅んだ。 最終話でビビアンたちが店を開いたり、キングブルが魔王城ごと引っ越してきたこともあって人も魔物も集まってくる街になりつつある。
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