営団3000系電車とは? わかりやすく解説

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営団3000系電車

(営団4000系電車 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/19 09:37 UTC 版)

営団3000系電車(えいだん3000けいでんしゃ)は、1961年昭和36年)から帝都高速度交通営団(現:東京地下鉄)が日比谷線用に導入した通勤形電車である。


注釈

  1. ^ 「2号線直通車両規格」と書かれている書籍も見受けられるが、これは間違いである。
  2. ^ 対する関西地区では当時、阪神ジェットカー(起動加速度4.5km/h/s)を始めとして、日本初の高加減速車であった近鉄ラビットカー京阪スーパーカー(同4.0km/h/s)といった高加減速車の開発が盛んであった。ただし、これらは地下鉄直通を考慮した車両ではなく、また抵抗制御も一般的な多段制御であった(後者の点は東急7000系も該当する。また東急と京阪は回生ブレーキ車という共通点がある)。
  3. ^ 超多段制御やステップ戻しによる減流遮断と相まって「船のような乗り心地」と例えられたこともあり、この点は他社の高加減速車よりも秀でていた。
  4. ^ 通常、4で始まる形式は忌み番として避けられる傾向が強いが、営団地下鉄では3000系の4000形・4500形の他にも、丸ノ内線に400形があり、4を避けることがなかった。
  5. ^ 扇風機の真上にユニットクーラーを設置し、そこから落ちる冷気を拡散する簡易冷房装置のこと。
  6. ^ 1966年(昭和41年)9月までは東横線と横浜線を接続する連絡線が設置されていたが、以後は同駅の立体化工事に伴い撤去されている。
  7. ^ 1968年(昭和43年)まで学芸大学 - 都立大学駅間に設けられており、主に初代3000系の車体更新工事を実施していた車両工場である。

出典

  1. ^ a b c “営団3000系 22日に引退 さよなら「マッコウクジラ」”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1994年7月14日) 
  2. ^ 帝都高速度交通営団『地下鉄運輸50年史』pp.330 - 331。
  3. ^ 所澤秀樹・来住憲司『東京の地下鉄相互直通ガイド』創元社、2018年9月25日、166-168頁。ISBN 978-4-422-24080-0 
  4. ^ a b c 帝都高速度交通営団「60年のあゆみ」
  5. ^ a b 帝都高速度交通営団「営団地下鉄五十年史」
  6. ^ 東京地下鉄道日比谷線建設史、pp.81 - 82。
  7. ^ a b 東京地下鉄道日比谷線建設史、pp.117・137・163(2 - 5次車の出典)。
  8. ^ a b c d 帝都高速度交通営団『東京地下鉄道東西線建設史』pp.104・106・121・124・156(6 - 8次車の出典)。
  9. ^ a b 帝都高速度交通営団『東京地下鉄道千代田線建設史』pp.157・193・208(8・9次車))。8次車は『東京地下鉄道東西線建設史』には信託車両と書かれていないが、『東京地下鉄道千代田線建設史』では信託車両であると書かれている。
  10. ^ a b 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」2007年10月号
  11. ^ a b c d e f 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」1995年7月臨時増刊号
  12. ^ a b 東京地下鉄道日比谷線建設史、pp.638 - 642。
  13. ^ a b c d e 東京地下鉄道日比谷線建設史、pp.632 - 638。
  14. ^ 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」1987年12月臨時増刊号
  15. ^ a b 東京地下鉄道日比谷線建設史、pp.645 - 648。
  16. ^ 日比谷線建設史
  17. ^ a b c d e f 帝都高速度交通営団『東京地下鉄道千代田線建設史』pp.930 - 936。
  18. ^ 日立製作所『日立評論』 1966年10月号「サイリスタチョッパを用いた電気車のパルス制御 (PDF)
  19. ^ a b c d e 東京地下鉄道日比谷線建設史、pp.658 - 659。
  20. ^ a b c 東京地下鉄道日比谷線建設史、pp.434・607 - 608。
  21. ^ 東京地下鉄道日比谷線建設史、p.440に日比谷線建設工事中の中目黒駅付近の配線図が掲載されている。
  22. ^ 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」759号『東急-営団 相互直通運転の協議をめぐって』
  23. ^ グランプリ出版「鉄道重大事故の歴史」久保田博
  24. ^ 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」新車年鑑各年版記事
  25. ^ a b 帝都高速度交通営団「東京地下鉄道日比谷線建設史」
  26. ^ 交友社「鉄道ファン」1994年1月号記事
  27. ^ 鉄道ファン1991年9月号記事「6000系から01・02・03・05系に至るデザインプロセス」pp.40 - 41
  28. ^ “日比谷線初代車両が22年引退へ 長野電鉄に譲渡のマッコウクジラ”. 共同通信. (2020年5月3日). オリジナルの2020年5月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200503074246/https://this.kiji.is/629562735174616161?c=39546741839462401 2020年5月3日閲覧。 
  29. ^ 交友社「鉄道ファン」1992年5月号「頑張ってます!大手私鉄のOBたちPart2」
  30. ^ 交友社「鉄道ファン」1993年9月号「頑張ってます!大手私鉄のOBたち Part10営団編」
  31. ^ a b c 鉄道ファン2008年7月号
  32. ^ a b c d e f 日本鉄道車両機械技術協会『ROLLINGSTOCK&MACHINERY』2008年5月号国内情報「日比谷線3000系車両の復元」pp.62 - 66。
  33. ^ 営団3000系が千住検車区へ - 交友社「鉄道ファン」railf.jp 鉄道ニュース 2015年9月16日






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