深川検車区行徳分室とは? わかりやすく解説

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深川検車区行徳分室

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/20 06:15 UTC 版)

深川検車区行徳分室(ふかがわけんしゃくぎょうとくぶんしつ)は、千葉県市川市にある東京地下鉄(東京メトロ)の車両基地である。東京メトロの車両基地で唯一、千葉県に立地している。

深川検車区行徳分室
撮影当時:行徳検車区
基本情報
所在地 千葉県市川市妙典6-16-38
鉄道事業者 東京地下鉄
帰属組織 車両部 深川車両管理所 - 深川検車区
併設区所 東西線工務区行徳分室
東西線電機区
東西線信通区行徳分室
最寄駅 妙典駅
管轄路線 東西線
管轄車両 05系07系15000系
開設 1981年(昭和56年)8月1日(行徳検車区)
車両基地概要
敷地面積 59,860m2
留置線本数 9本
1本は車輪転削線兼用[1]
検査線本数 列車検査線 1本
洗浄線本数 2本
(車両清掃は深川検車区で実施。留置線として使用)
その他設備 出入庫線 3本
機材線(保守用車留置線)
年間検修能力 列車検査:2編成/日
車輪転削:約2両/日[1]
最大収容両数 140両(10両×14本)
配置両数 なし(深川検車区に配置)
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概要

東西線妙典駅東方、江戸川の右岸に位置する。1969年(昭和44年)に帝都高速度交通営団(当時の営団地下鉄)の下妙典留置線として完成、1981年(昭和56年)に行徳検車区として業務を開始した。2009年(平成21年)4月には深川検車区と組織統合され、深川検車区行徳分室となった[2][3]

当車庫建設にあたっては、隣接して江戸川放水路が流れていることから、水害洪水高潮)対策として、約 3 m の盛り土をした[4]。盛り土量は約 22 万 m3にもおよび、千葉県から搬入した[4]

主な業務は、東西線車両の列車検査(1日2編成施工)と営業線対応、車輪転削である[1]。車輪転削は1日2両が実施され、18か月(1年半)周期で計画が実施される[1]

入出庫線は当初2本で、本線のB線の下をくぐって妙典駅(旧・下妙典信号所)の中線に至る構造だったが、後に本線B線をアンダークロスせずに妙典駅に至る線が1本増設された。

廃車車両の解体は当検車区内で行われている。


入庫する列車。左端に見える高架の軌道は後に増設されたもの。

沿革

  • 1969年昭和44年)3月 - 下妙典留置線完成。
  • 1981年(昭和56年)8月1日 - 行徳検車区発足。
  • 1997年平成9年)3月 - 深川検車区に車輪転削業務を移管。現在再度、車輪転削設備を設置[1]
  • 2002年(平成14年)6月 - 深川検車区に車両清掃を移管。
  • 2009年(平成21年)4月1日 - 深川検車区に組織統合され、深川検車区行徳分室となる[3]

脚注

  1. ^ a b c d e 交通新聞社『鉄道ダイヤ情報』2021年12月号シリーズ車両基地 Vol.86「東京地下鉄 深川検車区」pp.54 - 61。
  2. ^ 東京地下鉄「東京メトロハンドブック2009」参照。
  3. ^ a b ネコ・パブリッシング『公式パンフレットで見る東京地下鉄車両のあゆみ - 1000形から1000系まで」p.264。
  4. ^ a b 帝都高速度交通営団『東京地下鉄道東西線建設史』pp.540 - 542。

参考文献

関連項目

座標: 北緯35度41分24秒 東経139度56分4秒 / 北緯35.69000度 東経139.93444度 / 35.69000; 139.93444




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