廃車の状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 00:52 UTC 版)
廃車された車両は基本的に行徳検車区(現・深川検車区行徳分室)にて解体処分され、産業廃棄物処理業者を経て金属屑として売却されている。 ただし、ステンレス車に組み込まれて1993年(平成5年)に廃車となったアルミ車5453号車は、営団地下鉄と社団法人日本軽金属協会(当時)と共同でアルミ合金別に選別、回収、溶解の上、元のアルミ合金に蘇らせた。そして、05系第24編成の車体構体部品や車内の荷棚受け、つり手棒受け等にリサイクルされた。鉄道車両構体のリサイクルは当時日本で初めての試みだった。 この時に営団はアルミ車体が熱や荷重によって、どの程度痛んでいるのかを測定したところ、25年程度の使用では補修の必要はないとの結果が出た。 05系第24編成は、アルミ車5453号車からリサイクルされたアルミ合金が使われている。そのため「アルミ・リサイクルカー」という愛称が付けられた。(2021年6月16日 / 西船橋駅)
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