各国のミートボールとは? わかりやすく解説

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各国のミートボール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 11:35 UTC 版)

ミートボール」の記事における「各国のミートボール」の解説

スウェーデン ミートボールはショットブッラール(köttbullar)と言い、牛と豚の合い挽き肉に卵とパン粉タマネギ加え、塩と胡椒味付けしたのであるフライパン使ってバター焼き上げる子牛の肉レバー使われることや、バター代わりにラード焼き上げることもある。 スウェーデンミートボール世界各地のイケアレストランの名物メニューとして知られるが、2018年4月スウェーデン公式ツイッターにおいて、スウェーデンミートボールは国王カール12世1715年オスマン帝国から帰国した際に持ち帰ったレシピ基づいていることを明かしたドイツ 各地ミートボールがあり、ベルリンではブレッテ (Bulette)、シュヴァーベンではフライシュキューヒレ (Fleischküchle)、バイエルンではフライシュプランツル (Fleischpflanzl)、北ドイツではフライシュクロプス (Freischklops)、西ドイツではフリカデッレ (Frikadelle) という。東プロイセンではケーニヒスベルガー・クロプセというアンチョビまたは塩漬けヘリング加えた肉団子をケッパーソースで食べ料理が有名である。 オランダ ヘハックトバル(Gehaktbal)という、合い挽き肉などに牛乳加えてこね、大きめにまとめて焼くか、揚げた後にトマトソースなどと合わせて作るミートボールがある。 スペイン、メキシコ アルボンディガ(albondiga)と言いキャベツなどと共にトマトソース煮込んだりする。なお、ミートローフはアルボンディゴン(albondigon)と呼ばれるが、これは「大きなミートボール」を意味するイタリア 伝統的な料理にポルペッティーネ(polpettine)がある。 アルバニア ミートボールを油で揚げ料理チョフテ・タ・ファルグァラ(Qofte të fërguara)がある。 南アジア西アジア、北アフリカ 詳細は「キョフテ」を参照 肉団子の名称には言語によってクフタ(アラビア語)、キューフタ(アルメニア語)、キョフテトルコ語)、コフタヒンディー語)、クーフテ(ペルシア語)等の差異があるが、楕円形の肉団子を平たい串に巻き付けて焼いたコフタ・カバブや、肉団子野菜煮込んだ料理など、殆どの国が似通った肉団子料理共有するインドネシアマレーシア 詳細は「バクソ」を参照 中国料理由来インドネシア料理バクソ (bakso) がある。牛肉少量タピオカ混ぜることで、身が引き締まり歯ごたえのある食感となっている。たいていの場合スープないしはスープ麺 (中華麺フォーなど) の具材として一緒に提供されるアメリカ合衆国 家庭料理として、トマトソース煮込んだミートボールスパゲッティにかけたスパゲッティ・ミートボールと、小粒ミートボール甘酸っぱいソース煮込んだスウェーデンミートボールSwedish meatball)がよく知られている。前者イタリア料理ボロネーゼ元になっているが、アメリカ人嗜好合わせミートソース肉団子にして肉の量を増やしたのであるアメリカ合衆国では、イタリアより安価な挽肉手に入りやすかったことも理由一つである)。スパゲッティ・ミートボールミートボールイタリア伝統的な肉団子ポルペッティーネ(polpettine)よりも大きく作られる。人によっては、つなぎを入れずに肉だけで肉団子作ることも多い。 中国 中国語では肉丸(ロウワン)と言う中華風の甘いあんをかけたミートボール日本では人気のある弁当のおかずの一つであるが、本場中国で甘いミートボールというのは稀で、近いのは酢豚と同じ味付け施した糖醋肉丸(タンツーロウワン)である。豚肉主材料に、油で揚げて、塩味付けた脆炸肉丸(ツイジャーロウワン)や、さほど甘くない醤油味のたれで煮た紅燒肉丸(ホンシャオロウワン)を食べ地域が多い。また、鍋料理の具としても好まれている。豚肉使用した物以外にも、牛肉鶏肉使用した物がある。揚州名物料理である獅子頭(シーズトウ)(zh)は、テニスボールほどの大きさ巨大ミートボールで、中に良く火が通るようにスープと共に蒸して作るこのため身は軟らかくまた、スープに濃厚な味が出て美味となる。鎮江南京では、劗肉(チャンロウ)という大きめ甘辛いたれで煮たミートボール食べられている。福州料理には、肉団子魚肉すり身包み込んだつみれがある。安徽料理にはもち米まぶした肉団子蒸して作る徽州丸子がある。 香港 香港では、中にスープ入っていて、噛むと汁が飛び出す爆漿牛丸(バオジャンニュウワン、広東語 バーウジョンアウユン)という物が作られており、映画中にも登場するなど一世を風靡した飲茶時に食べ点心には陳皮牛丸(チェンピージョンニュウワン、広東語 チャンペイジェンアウユン)という、ミカンの皮で香り付け蒸籠蒸した肉団子があり、ソースをつけて食べる人もいる。 台湾 台湾新竹には貢丸(コンワン、台湾語 コンワン)と呼ばれる麺棒潰して作る肉団子があり、汁ビーフンの具として好まれている。彰化には、肉団子でん粉作ったの様な透明の衣で包み、甘いたれをかける肉圓(ロウユェン、台湾語 バーワン)という名物料理がある。 日本 日本においてミートボール呼ばれる料理は、ミートソースケチャップなどのトマトソース中華風のあん、テリヤキソース等の味付けをした肉団子であることが一般的である。石井食品の「イシイのおべんとクン ミートボール」のようにレトルト食品化されたものも販売されており、朝の忙し時間でも簡単に調理できることから弁当定番メニューとなっている。 「つくね」は、鶏肉豚肉牛肉などの挽肉鶏卵ヤマノイモなどのつなぎでまとめたもの。棒状にまとめたつくねの軸に串を刺して焼いたつくね串焼き焼き鳥定番になっているほか、球状丸めて鍋物煮物入れたり、また揚げることもある。ミートボール基本的製法は同じでも、日本ではもっぱら「つくね」と呼ばれ一般にミートボールとは呼ばず別物として扱われる

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