反響と経緯
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発売日である2009年9月3日には、「ラブプラス」がmixi日記「注目のキーワード」1位となった。 2009年9月10日付けの産経新聞紙面で記事になるなど、各種メディアで取り上げられた。 『テレビブロス』2009年10月3日号にてヒロインの1人である高嶺愛花が表紙を飾り、翌年の6月26日号では地域限定の北海道・関東・九州版に高嶺愛花、中部版に姉ヶ崎寧々、関西版に小早川凛子の3人が5種類の表紙を飾った。 2009年12月7日に放送された日本テレビ系列のバラエティ番組『人生が変わる1分間の深イイ話』にて本作が取り上げられ、「恋愛ゲーム『ラブプラス』ブームの深イイ演出」と紹介された。 2009年12月23日にはクリスマスイベントとして、東京都内3か所のケーキ店で3人のヒロインをイメージした特製ケーキが各100個限定販売された。既存ファンのみならず先述の『1分間の深イイ話』を見てラブプラスに興味を持った一般層も巻き込む大混乱が予想されたため、コナミは販売当日の朝8時に公式ページで販売店を発表、さらに彼女同伴(ラブプラスモードなど恋人パートであることを証明できるプレイ画面の提示)を購入条件とした。しかし、公式発表直後に情報を得たファンがSNS・Twitterなどを駆使して情報を拡散、各地からファンが殺到して3店舗とも開店前に完売した。特に寧々のケーキが販売された六本木の店舗は公式発表から僅か1時間で完売が確定するという凄まじさだった。 『ファミ通』2010年2月24日号にて、『ラブプラス』の次回作『ラブプラス+』の開発が始動していることが明らかとなった。また同誌のインタビューにて、内田プロデューサーは「(次回作でも)キャラクターは変わらない」「セーブデータを引き継げる(ラブプラスを起動したDSとラブプラス+を起動したDSが同時に2台必要。ラブプラス+内蔵の引き継ぎ用ツールを無線通信を使いラブプラス側に送信、双方でツールを起動して引き継ぐ)」などを述べている。同日に、『ザ★ビシバシ』(アーケード)で、ヒロイン3人の登場するミニゲーム「弾んで! 跳んで! ラブジャンプ!!」が追加配信された。 また2010年4月5日には、iPhone/iPod touch用アプリとして『ラブプラス i』がApp Storeを通じて配信されることが決定。愛花・凛子・寧々それぞれのアプリが配信され、iPhoneの機能を活かす形で画面をタッチする事で時間を教えてくれたり話しかけてくれる「コミュニケーション機能」、専用のARマーカーを撮影することで画面上で現実の風景に彼女の姿が表示される「ARカメラ機能」、スケジュール登録可能な「カレンダー機能」が搭載され、今後もアップデートで機能を増やすとしている。なお発売当初は本編の移植と誤解されることもあったが(連動要素は後に実装)、コミュニケーション機能を核とした統合アクセサリに分類される。 2010年7月10日から8月31日まで、前月の6月24日に発売された「ラブプラス+」に追加された旅行イベントの舞台となった熱海市で『熱海ラブプラス現象(まつり)』イベントが開かれた。初日の開会式典では斉藤栄熱海市長がスピーチし、市内の一部店舗・施設を彼女同伴(条件は前年のクリスマスケーキと同じだが対象ソフトはラブプラス+)で利用すると割引などのサービスが受けられる、『ラブプラスi』用のARマーカーが市内各地に設置されるなど、全市を挙げたイベントとなった。 2010年9月29日に幕張メッセで行われた「任天堂カンファレンス2010」にて、ニンテンドー3DS向けに『Project ラブプラス for Nintendo 3DS(発表当時の仮題・その後NEWラブプラスに変更)』の制作が発表された。 2010年9月に行われた財団法人デジタルコンテンツ協会主催の第25回デジタルコンテンツグランプリ審査会で、『ラブプラス』・『ラブプラス+』が優秀賞を受賞、翌10月の授賞式に内田プロデューサーが出席した。 2010年12月23日にはクリスマスイベントとして、東京ミッドタウンホール(コナミ本社・コナミスタイル六本木店所在地)にて『メリープラスマス2010』を開催。ヒロイン3人によるライブや3DS版ラブプラスの開発状況報告をはじめ、キャドバリー・ジャパン(現・日本クラフトフーズ)ののど飴「ホールズ」とのコラボレーション(寧々のみ)、三井住友カードとの提携クレジットカード「ラブプラスVISAカード」の発行、そして内田プロデューサーが率いる社内プロダクション『ラブプラスプロダクション』の設立が発表された。 2011年9月13日に東京国際展示場にて開催された「ニンテンドー3DSカンファレンス2011」において、同年12月8日にニンテンドー3DS向けの新作「NEWラブプラス」が発売されることを発表。しかし、後に諸事情により発売日が翌年2012年2月14日に延期となり、これに伴い内田シニアプロデューサーも発売延期に関するメッセージを掲載した。 2012年2月6日、講談社文庫より「読書月間推薦図書キャンペーン」として、ミノ☆タロー書き下ろしカバーイラスト付の文庫本が発売された。同月発売の「NEWラブプラス」では『読書月間』というイベントが発生し、実在する図書が推薦図書として登場する。カバー下は通常の変更のないカバーが巻かれたままの図書があり、第1弾に指定された作品は「赤毛のアン(L・M・モンゴメリ/掛川恭子訳・愛花の推薦)」、「ぼくのメジャースプーン(辻村深月・凛子の推薦)」、「魍魎の匣(京極夏彦・寧々の推薦)。なおこのラブプラスカバーが巻かれた文庫本は、発売から数日で増刷が決定した。 2012年12月27日、『NEWラブプラス』のダウンロード版をニンテンドー3DSのニンテンドーeショップにて配信開始。価格は4,800円。ダウンロード版を保存するのに必要なSDメモリーカードの空き容量は、1.8GB(14,400ブロック)以上。 2013年7月4日に発売された『週刊ファミ通』2013年7月18日・25日合併号にて、3DS用ソフトとしては2作目となる『NEWラブプラス+』を発売すると発表した。なお、この発表の時点から当面の間は詳しい情報が発表されなかったが、2014年1月10日に同年3月27日に発売すると発表した。 2015年3月に、内田のコナミ退社とラブプラスプロダクションの解散が相次いで発表され、『ラブプラス』シリーズの今後の動向が注目されたが、同年3月18日に、コナミが『ときめきメモリアル』シリーズともども、「今後も制作を継続する」と発表した。
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