北米同盟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 02:09 UTC 版)
ブラッド・ワット 声 - 小野友樹 極東方面軍に所属する大尉。年齢は25歳。戦術指揮とAMAIMの操縦に長けた優秀な軍人。戦場に残された痕跡を見ただけで、使用された兵器の性能や数、戦況の経過などを正確に分析できる能力をもつ。「大勢をもって小勢を制する」を基本とした堅実な戦術を好み、自身の分析能力で導き出したより勝率の高い手法を実践する。パイロットとしては、自機だけでなく複数の無人機を統括して操作できる技量をもつ。 上官であるスピアーズ中将に引き取られた元孤児であり、現在も公私での関係は良好。幼少期は同じ境遇の子どもたちとの共同生活になじめず眠れない日々を送っていたが、見学に訪れた軍施設に配備されていたAMAIMのコックピット内で熟睡できたことがきっかけとなってパイロットの道に進む。このときの経験から有人機にこだわりをもっており、自身の部隊を有人機主体で編成している。 アモウのケンブや正体不明機のゴーストの能力に着目しており、討伐部隊の指揮官として対峙する。日本人への差別感情はなく、支配地域の住民たちからは慕われている。行きつけの店で売っているたい焼きが好物であるなど、日本文化にもなじんでいる。 ゴーストに対抗するために自身の機体を極限までチューニングさせ、ソフィアやロジャーといった腕利きを集めるが、自己修復と進化を遂げていたゴーストにロジャーを殺害された上に逃げられるという屈辱を味わい、復讐を誓う。そんなある日、とある街で偶然出会ったアモウの声を、アジア軍のリウに対して啖呵を切った機体のパイロットと同じだと確信し、情報部に分析させるとともに、観光客を装ってみずからアモウたちに接触し、ゴーストの居場所をリークして出方をうかがう。隠岐の島での八咫烏とゴーストの戦闘後、破壊されたゴーストの部位を海から引き上げ、AIユニットを入手する。 その後はジェルマンと裏で繋がっており、予算削減を目指しているロイ・ウォーカー議員を排除すべくジェルマンに調査を依頼した。大ユーラシア連邦での境界戦においてはゴーストのAIを組み込んだ専用AMAIM「ブレイディファントム」が未完成ながらも出撃し、アレクセイの策略で窮地に陥っていた友軍を救援しそれに成功、さらに一騎打ちを挑んできたアレクセイを撃破する。新日本協力機構の発足後はアモウとアレクセイを呼びつけるも、ウォーカー議員狙撃事件が起きたため、拘束されそうになった彼らを独自に逃がす。 レイモンド・ハーディ 声 - 新垣樽助 ブラッド隊の副隊長である准尉。陸軍からの転属者で、ブラッドからの信頼も厚い。 チャーリー・オーレイ 声 - 加藤将之 ブラッド隊専属として開発局から出向している主任技官。ケンブやゴーストに対抗できるAMAIMを求めていたブラッドの依頼を受けて、ブレイディハウンドのカスタマイズを担当する。 ソフィア・ルイス 声 - 大西沙織 ゴースト討伐任務のためにブラッド隊に配属された女性少尉。士官学校出身で、軍の戦術シミュレーションマッチで2連覇を果たしている実力派パイロット。 第2部ではブラッドが何らかの野望のために動き出していることを察知し、公安局にマークされていることをブラッドに忠告するが一蹴される。 ロジャー・ヤング 声 - 真木駿一 ソフィアとともにブラッド隊に配属された中尉。ゴーストとの戦いでクラッキングケーブルをコックピットに撃ち込まれ戦死する。 ジョウ・スピアーズ 声 - 仲野裕 極東方面軍副司令を務める中将。ブラッドを含む多くの孤児たちを引き取り育てている。幼少期のブラッドを軍施設の見学に連れていき、AMAIMパイロットになるきっかけを作った。 第2部ではブラッドに内密でジェルマンと通じており、ジェルマンに不信を抱きつつあったブラッドを切り捨てる選択も辞さない姿勢を見せる。 ロイ・ウォーカー 声 - 斎藤寛仁 第2部に登場。北米同盟議会の議員。反戦派であるためスピアーズから警戒されており、彼の説得が重要だとブラッドに忠告した。その後、ジェルマンの調査により女性問題があることがわかりそれをネタにブラッドに脅迫まがいの説得を受け、やむなく主戦派に転じる。その後は調停役として新日本協力機構との会談に臨むが、会談場所の迎賓館前で何者かに狙撃され倒れる。しかし防弾ベストを着用していたため、命に別状は無かった。 トニー・ブランク 声 - 内田直哉 第2部に登場。第7方面軍第23部隊に所属する大尉。多数の民間人を抱えていた「八咫烏」から人民避難のための一時停戦を提案されるが、事前に買収した日本人に自軍を撃たせることで攻撃の口実を作り、一気にせん滅をもくろむ。アモウの合流によって一度撤退させられ、さらに多くの軍勢を率いて再度「八咫烏」を襲撃するが、アモウたちの連携により部隊を全滅させられ、自身の機体も大破。アモウの降伏勧告を拒否した結果、彼の手により殺害される。 ザック・テイラー 声 - 江口拓也 第2部に登場。第2親衛部隊所属。チャーリーから強引に提供させた「プロトタイプ・ゼロ」のコピーAIを搭載したAMAIM部隊を率いて、ユーラシア勢力圏の日本人保護区を襲撃する。当初はアモウたちを相手に優勢に立ち回るが、ガイたちにAIのパターンを解析され形勢逆転、自身もシオンに撃破寸前まで追い詰められ敗走する。 パイク・デイヴィス 声 - 内野孝聡 第2部に登場。32歳。第1方面軍歩兵大隊に所属していた元軍人で、射撃世界大会の候補選手でもあった。2年前に同僚2人を射殺し逃亡、一時はマフィアに身を置いていた。現在も過去の罪状から指名手配犯として追われる身であるが、ブラッドの接触を受けてロイ・ウォーカー議員の狙撃を持ちかけられ、その報酬として過去を消して新しい人生を用意できると告げられる。
※この「北米同盟」の解説は、「境界戦機」の解説の一部です。
「北米同盟」を含む「境界戦機」の記事については、「境界戦機」の概要を参照ください。
- 北米同盟のページへのリンク