利用者のマナーと井の頭池の環境問題とは? わかりやすく解説

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利用者のマナーと井の頭池の環境問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 14:02 UTC 版)

井の頭恩賜公園」の記事における「利用者のマナーと井の頭池の環境問題」の解説

公園利用者来園者近隣住民)のマナー悪さ問題となることがある利用者原因とみられる問題ゴミ問題夜間の騒音落書きや、近隣の住民によるノーリードでのペット散歩糞尿放置などが想定される。また公園利用時以外にも公園敷地内駐輪する者もおり、武蔵野市では通勤・通学時は吉祥寺駅周辺市営駐輪場利用呼び掛けている。 2000年頃より、来園者ゴミ持ち帰ってもらうため公園内ゴミ箱撤去され、現在は園内ゴミ箱吸殻入れ設置されていない。これによりゴミタバコ吸殻園内放置されることが一時的に多くなったが、近年ゴミ持ち帰る利用者多くなっている[要出典]。花見シーズンには臨時ゴミ集積所設置されるなど、利用者によるゴミ排出量が一気増加する花見時期には園内打ち上げ花火などの危険行為を行う者がいたり、利用者同士トラブル発生しメディアによって特集されることもある。 井の頭公園管理している東京都ならびに東京都西部公園緑地事務所は、公園内での露店による販売行為禁止している。公園各所その旨伝え張り紙付けた赤いコーン置かれたが、その横で堂々と無許可露店構える者もいた。これらの取締り強化すると共に2007年平成19年)よりストリートライブ大道芸などのパフォーマンス販売行為などの公園内での活動一定のルール下で認可する井の頭公園アートマーケッツという登録制度導入されている。 「#井の頭公園アートマーケッツ」を参照 また、井の頭池広さ約4.2ha、深さ平均1.5m)の水質汚染問題となっている。原因としては、井の頭池流れ込む湧水減少のほか、地下水脈掘削工事による排水混入しているという説もある。また、井の頭池に住むカルガモなどのエサとしてスナック菓子パン切れ端以外の弁当残りなどを池に投げ与えることも水質汚染一つ原因挙げられミシシッピアカミミガメカミツキガメなどの外来生物繁殖要因ともされている。なお、公園内売店はかつてエサとして麩を販売していたが、エサやり防止のため現在は販売していない。 これらの問題解決すべく、周辺公立小・中学校ポスター配布してマナーを守るよう呼びかけたり、児童生徒ゴミ拾いをしたりするなどの活動行っている。また現在では、欄干から見える池の中に、自然を守るためエサ与えないようにと呼びかける立看板設置されている。 井の頭池はかつて1日1万トンあった湧水が、周辺市街地化地下水汲み上げにより激減し1960年代から濁り始めた池底見えなくなると、ゴミ不法投棄外来生物密放流相次いだ東京都1980年代から池底泥土取り除いたり、水の浄化装置設置したりしたが、汚染追いつかなかった。2004年10月大雨による湧水増加で池が一時的に澄んだことをきっかけに、抜本的な再生機運高まり浸透ます設置補助金制度ができた。2006年東京都地元住民などが設立した井の頭恩賜公園100年実行委員会目玉事業一つである池の掻い掘りへと繋がった2009年平成21年2月28日には、井の頭恩賜公園100年実行委員会主催による「よみがえれ!! 井の頭池! 井の頭恩賜公園水質浄化セミナー&ワークショップ」が開催された。この活動は、井の頭池水質浄化のためには多く市民理解参画が重要であるとして企画されたものであり、多く市民参加の下、井の頭池水質浄化について考え機会持たれた。「よみがえれ!!井の頭池!」運動は、井の頭恩賜公園100周年迎え2017年までに池をきれいにするのが目的である。 2014年平成26年1月-3月井の頭池お茶の水池、ボート池)の抜いて池底天日晒し水質浄化を図る第一回目の掻い掘り(「かいぼり25」)が行われた際には、ブルーギルオオクチバスなどの外来生物駆除が行われたほか、不法投棄された大量自転車などが撤去された。水の透明度大幅に高まり第二回目の掻い掘り2015年11月-2016年3月、「かいぼり27」、井の頭池全域)後の2016年春には、1957年発見・命名された後に野生では絶滅した見られていた藻類「イノカシラフラスコモ」が再生した2017年開園100周年暮れ3回目となる掻い掘り(「かいぼり29」)のための排水着手2018年3月地下水張り在来種戻された。 掻い掘りに際して、約1.5メートル池底から垂直に立っている護岸沿いに打ち込んで砂を流し込み浅場5カ所(水面ギリギリから水深30センチメートル程度)が設けられた。浅場には池底採取された種から育てて移植した水生植物定着しエビ小魚住み、それらの動植物を餌とする水鳥多く見られるようになったボート池の「掻い掘り状況2018年2月13日撮影ボート池東端仮設排水施設2018年2月13日撮影井の頭公園多く野鳥繁殖地にもなっている。カラス多く生息しており、吉祥寺三鷹などの駅周辺住宅街カラスゴミ漁るなどの問題発生している。また、2017年ごろはこの公園周辺深夜治安悪く住民から苦情出ていたが、すでに改善されている。

※この「利用者のマナーと井の頭池の環境問題」の解説は、「井の頭恩賜公園」の解説の一部です。
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