利用者の周知とは? わかりやすく解説

利用者の周知

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 08:10 UTC 版)

緊急地震速報」の記事における「利用者の周知」の解説

緊急地震速報誤差などの問題改善されても、最終的には利用者の周知が問題である。いくら誤差なくなり確実な速報発表であっても利用者テレビ視聴者など)が、速報正しく理解しなければ被害軽減図れない。 速報発表されてから強い揺れまでの猶予時間は、多く場合長くて数秒程度しかないこのため発表時の対応周知徹底されていないと、群衆非常口殺到する速報受けて自動車急ブレーキをかけて玉突き衝突誘発するといったパニック引き起こし二次災害発生する可能性があると考えられていた。こういった公衆への速報早期提供開始対す慎重論から、2007年春予定されていた本運用開始延期され改め10月からの運用決まった。 本運用開始から約8か月後に発生した2008年6月14日岩手・宮城内陸地震において、本震速報発表をテレビ・ラジオ等で見た人を対象民間調査会社アンケート行ったその結果回答者半数が「すでに起きた地震震度速報思った」という結果となった調査会社岩手・宮城内陸地震後に行った調査では、「緊急地震速報発表時の対応」として、「すでに発生した地震震度速報だと思った」といった意見複数あった一方、「家具押さえつけた」といった意見があり、周知徹底がされていない状況があった。

※この「利用者の周知」の解説は、「緊急地震速報」の解説の一部です。
「利用者の周知」を含む「緊急地震速報」の記事については、「緊急地震速報」の概要を参照ください。

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