利用者の利益を守るための締め出し
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/15 14:10 UTC 版)
「アクセス禁止」の記事における「利用者の利益を守るための締め出し」の解説
また、これとは全く別の場合としては、利用に際してのアクセス手順において(別々の)誤ったパスワードを繰り返し入力した場合などに、不正な利用を防止する意図で一時的に利用を差し止め、正当な利用者の権利を守るために行われることもある。 この場合には、正当な利用者にメールや電話・封書などで連絡を取って、本人確認を行った上で、誤ったパスワードを繰り返し入力してきた者が当人であれば、アカウント回復を、当人以外の不正アクセスが疑われる場合には、アカウント移動や変更を提案するなどして、利用者の利益を保護する。 この場合の例としては、銀行のキャッシュディスペンサーや現金自動預け払い機などの対応が挙げられる。ATMでキャッシュカードの取り忘れでも、起きる事例でもある。 この装置は、銀行預金者の財産を保護するため、所定の回数暗証番号を間違えると、キャッシュカードを入手した第三者が不当にカードを悪用して、預金者の財産を盗もうとしていると判断し、当てずっぽうの暗証番号で「預金が引き出されない様」にと、カードをATMに飲み込んで取り上げた上で、操作を受け付けないように設計されている。 その上で、間違って暗証番号を入力した相手が預金者本人か、銀行員が直接会って確認した上でカードを返却するという手順を行っている。
※この「利用者の利益を守るための締め出し」の解説は、「アクセス禁止」の解説の一部です。
「利用者の利益を守るための締め出し」を含む「アクセス禁止」の記事については、「アクセス禁止」の概要を参照ください。
- 利用者の利益を守るための締め出しのページへのリンク