二十面相のパロディ、またはインスパイア・キャラが登場するもの
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「怪人二十面相」の記事における「二十面相のパロディ、またはインスパイア・キャラが登場するもの」の解説
小説 『怪盗七面相』 島田一男、香住春吾、三橋一夫、高木彬光、武田武彦、島久平、山田風太郎の、7人の作家による7編の短編から成る連作リレー小説。「怪盗七面相」という盗賊が登場し、毎話それぞれの作家の自作の探偵と競演するという趣向。 「タロット日美子」シリーズ 斎藤栄の小説。登場する「怪盗ファジー」は、老若男女様々な人物に変装して事件に関わる。 「天切松闇がたり」シリーズ 浅田次郎の小説。詐欺を生業とする変装の名人「書生常」(東京帝国大学学生を装って生活しているところから。後に同大学法学部教授を称する)が登場する。文中では「百の顔を持ち、のちに小説のモデルになった」ということになっている。 『ズッコケ三人組』シリーズ 美術品を愛好し、変装の名人の「怪盗X」が登場し、ハチベエら三人組と対決する。 三人組により正体が明らかになりかけたため逃亡したが、のちに「ズッコケ中年三人組シリーズ」で再登場した。 漫画 『廃人20面チョ』 永井豪の漫画。「週刊少年ジャンプ」の読者参加企画「愛読者賞」のエントリー作品で、一時期常連だった作者の連作「探偵イボ痔小五郎&こややし少年&性悪探偵団」シリーズの一編。 家族に山に棄てられたのち、特殊な顔のオデキ(面疔)のおかげで超能力を得た老人が、不幸な年寄りを救う正義の怪人廃人20面チョとなる。 『名たんていカゲマン』 山根青鬼の漫画。主人公のライバルの名は怪人19面相。「怪人二十面相に一つ及ばない」と言う意味で命名。怪盗119面相を名乗っていた時期もある。連載中数回だけ怪人19面相が死亡し、その兄の怪人21面相が登場したが、実は怪人19面相は死んでおらず21面相を名乗っていたという展開があった。 『20面相におねがい!!』 CLAMPの漫画作品。父の稼業を継いで怪人20面相をしている美少年(9歳)が主人公。 『ぼくらは青年探偵団』 まつざきあけみの漫画作品。美少年趣味の快人二十面相が登場。 『怪盗20世紀』 真樹日佐夫原作、小森一也作画の劇画作品。1970~1971年の「冒険王」に連載。暗黒街の犯罪王怪盗20世紀の活躍。 『パーマン』 藤子・F・不二雄の漫画。キャラクターに怪人千面相(アニメ版第1作では「怪人200面相」)が登場する。「日本中の刑事が束になっても逮捕できない」と登場人物のセリフで言われている。 『天才バカボン』 赤塚不二夫の漫画。インキチ(インチキに非ず)出版で仕事をする小説家が、モドキ作品「怪人二十手相」を執筆する。 『僕は少年探偵ダン♪♪』 ガモウひろし作。小学生探偵の一刀両ダンと敵対する怪盗の「21相面」が登場。変装術を使うが、誰に変装しても変装前の片眼鏡がついたままであるなどあまり上手では無い。初期のレギュラー悪役だったが、路線変更により後半からは別の犯罪組織の下っ端という扱いになった(組織には22~100相面と、彼より優れた能力を持つ相面が79名存在している)。 『江戸川探偵組』 平井隆太郎監修・神矢みのるの漫画。不思議な仮面を操り、「二十面相を超える者」と自称する超人二十一面相が登場する。過去に明智探偵と少年探偵団も存在した世界観の作品だが、回想で呼ばれる団長の名が「大林」などの相違点があり、二十一面相自身も原作で二十面相が盗んだものと同名の宝を好んで狙うなど本人と思わせる描写も多いが正体は最後まで不明であった。 楽曲 『回文21面相』 山崎清介の歌。 テレビ(ドラマ・アニメなど) 『元祖天才バカボン』 「怪人21衛門」というキャラクターが出るエピソードがある。 『伝説の勇者ダ・ガーン』 第38話「対決! レッドガイスト」で高杉星司が参考になる本を探す際、「名探偵明智大五郎と怪人23面相」があった。 『ケータイ刑事 銭形シリーズ』 「怪人十面相」という犯罪者が『銭形泪』に登場。その後、顔がばれていくにつれて「八面相」、「六面相」、「五面相」、「三面相」と名前を変える。 『銭形零』、『銭形雷』にも登場する。 『ヤッターマン(リメイク版)』 怪人百面相というキャラクターが登場する。 また、それに対する探偵として明智小五郎のパロディキャラ・ドケチ小五郎が登場する。小林少年をはじめとして少年探偵団は存在するものの、彼のもとを去ったという設定。 『探偵オペラ ミルキィホームズ』シリーズ ミルキィホームズと敵対する怪盗帝国の一員「20(トゥエンティ)」の名前の由来が怪人二十面相である。また彼の持つトイズ「変装のトイズ」は二十面相の特技をオマージュしたものである。 『三代目明智小五郎〜今日も明智が殺される〜』 明智小五郎の孫・中五郎と対決する三代目怪人二十面相が登場する。
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