二十面相の手下・仲間たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 05:24 UTC 版)
「怪人二十面相」の記事における「二十面相の手下・仲間たち」の解説
二十面相は毎回大勢の手下を引き連れて、大がかりな劇場型犯罪を行う。怪力の大男や小人島と呼ばれる一寸法師など、さまざまな部下がいる。いずれも「二十面相大美術館」構想に賛同した者たちであり、中には二十面相の替え玉もいて、逮捕の危険も顧みず主人になりかわって犯罪現場に赴く者もいる。二十面相はアジトで、一週間に一度、この部下たちと会議を開く。 これらの生粋の部下以外に、臨時雇いのコックや無頼漢がいる。主人が二十面相と知らずに金で雇われた手下たちもいて、これらの手下は、主人の正体が悪名高い二十面相と知るや、震えあがって即座に警察に投降していた。大枚の現金による買収は二十面相の常套手段である。 また、『魔法人形』など多数の作品で少年や少女、児童を手下にしており、これら未成年者を犯罪に加担させている。『魔法博士』や『超人ニコラ』など、偽少年探偵団員を仕立てたこともあった。 洋館アジトの警護に四角ばった形や、一見人間風の等身大のロボットを使うことがある。これは手下が化けている以外に、作品によっては本物のロボットとみられるものも登場していた。トラなどの猛獣を飼い慣らし、しばしば悪事に利用している。 また部下や手下ではないが、『宇宙怪人』では、全世界規模で提案賛同者たちから協力を得ている。正体不明の美女がアジトに潜んでいることもあり、『黄金豹』には「ネコ夫人」という女性の仲間が登場している。『青銅の魔人』では、最後の逃走を図る前に小林少年に「おれにだって、なごりをおしんでくれる人もあるからね」と嘯いている。
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