ガモウひろしとは? わかりやすく解説

ガモウひろし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/13 05:34 UTC 版)

ガモウ ひろし
生誕 (1962-08-17) 1962年8月17日(61歳)
日本東京都
国籍 日本
職業 漫画家絵本作家
活動期間 1985年 -
ジャンル ギャグ漫画少年漫画
代表作とっても!ラッキーマン
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ガモウ ひろし1962年8月17日 - )は、日本漫画家。男性。東京都生まれで埼玉県越谷市育ち、越谷市在住。

来歴

1984年に『根暗仮面』で第21回赤塚賞佳作に選ばれる。

1985年大学4年7月に月刊誌『フレッシュジャンプ』にて『臨機応変マン』でデビュー。自身のライフワーク的作品。以降、ヒーローを主人公としたギャグ漫画を多く残す。

1987年『フレッシュジャンプ』にて『スーパーボーヤケンちゃん』を連載。

1990年週刊少年ジャンプ18号に特別読切『トラブル昆虫記』を掲載。

1993年から1997年にかけて、『週刊少年ジャンプ』にて『とっても!ラッキーマン』を連載。自身最長の連載(全188話、単行本16巻)となり、アニメ化やゲーム化もされ名実ともに代表作となった。『とっても!ラッキーマン』の連載前2年間は、生活のため無遅刻無欠勤でサラリーマンを続けていた[1]

1998年に『ぼくは少年探偵ダン♪♪』、2000年に『バカバカしいの!』を『週刊少年ジャンプ』に連載するが、いずれも半年以内の短期連載に終わる。

2003年、「mangaオモ!」(集英社)にて『キューボ戦隊オモレンジャー』(6P)を掲載[2]

2008年わくわくキッズブックシリーズ(集英社)として、絵本『でたぁーっ わんつーぱんつくん』を刊行。

2009年、『ラッキーマン』の文庫本が刊行。新たに描き下ろしとあとがきが追加されている。さらに、読み切り版『ラッキーマン』や『少年探偵ダン』などが収録された『ガモウひろし 寄せ集め』集の2冊が刊行された。

2010年、当初昨年度内と発表されていた『寄せ集め』第3巻が刊行予定であるとアナウンスされていた。表紙は読者募集のものとなる予定であった。しかし、集英社コミック文庫より2015年5月現在発売の予定はないと発表された[3]

人物

越谷市内に実在する「蒲生」という地名がペンネームの由来とされる。ガモウの家は、越谷レイクタウンにかなり近いところにある[4]

本名は非公表だが、ニックネームが「てっちゃん」であることは公表している[5]。2人の子供がいる。

1970 - 80年代のジャニーズに詳しく、特にシブがき隊の歌に関するネタが頻繁に登場する。

「ジャンプで一番絵が下手」と言われたガモウだったが、それについてガモウは「絵はうまいにこしたことはないが、漫画に大切なのは愛です」と発言している。

『ラッキーマン』の連載当時は、他の人気連載漫画には敵わぬと自覚しながらも「ガモウのくせに」という言葉を励みにして、手を抜かず必死に描いていたことを告白している[6]

2009年現在の活動は公式には『ぱんつくん』の出版と『ラッキーマン』の文庫本発売のみであるが、「どうやって生計をつないでいるのか」について、前記のそれらの活動以外を「一番聞いてはいけないこと」と、やんわりと述べている[7]

長らく愛煙家であったが、最近は節煙に努め1日4箱以上だったのが2箱以下になったという[4]

お笑いコンビ・はんにゃ金田哲人志松本の○○な話にて『ラッキーマン』を紹介されていることを目の当たりにしたガモウは、「好きだと言ってくれている」人が「世の中にはもっとたくさんいるのだろう」と思い「描いててよかった」と涙した[1]

作品リスト

連載作品

  • 臨機応変マン - フレッシュジャンプ昭和60年3・5・6月号(のうちいずれか2号)に初掲載。昭和60年8月号~62年6月号、および62年フレッシュジャンプ増刊ザ・夏休みスペシャルに連載。コミックス全4巻
  • スーパーボーヤケンちゃん - フレッシュジャンプ昭和62年10月号~63年12月号に連載。コミックス全2巻
  • とっても!ラッキーマン[8] - 週刊少年ジャンプ、コミックス全16巻、文庫版全8巻
  • ぼくは少年探偵ダン♪♪ - 週刊少年ジャンプ1998年43号~1999年11号に連載。コミックス全2巻
  • バカバカしいの! - 週刊少年ジャンプ2000年31号に初掲載、49号~連載。ジャンプフェスタで2種のトレーディングカードが発売された。コミックス全1巻、『寄せ集め』第1、2巻に収録 ※ガモウひろ椎野名義

読み切り、単発作品など

  • 根暗仮面 - 少年ジャンプコミックス「臨機応変マン」第4巻に収録
  • モンスターちゃんがやって来た!(全4話) - 月刊フレッシュジャンプ昭和60年3・5・6月号(のうちいずれか2号)、昭和63年1~2月号に掲載。コミックス「臨機応変マン」第4巻に2話を、および「スーパーボーヤケンちゃん」第2巻に残りの2話を収録
  • トラブル昆虫記 - コミックス「とっても!ラッキーマン」および『寄せ集め』第1巻に収録
  • 21世紀マン - 週刊少年ジャンプ1998年4・5合併号に掲載。『寄せ集め』第2巻に収録
  • ボンジュール ジンでボ~ン! - 週刊少年ジャンプ2000年5・6合併号に掲載。 『寄せ集め』第1巻に収録
  • キューボ戦隊オモレンジャー - 集英社ムック「manga オモ!」発売記念ページ用WEBコミック(FLASHサイト)
  • カタルマン - 『寄せ集め』第1,2巻に、書き下ろしおまけマンガとして収録

絵本

脚注

  1. ^ a b 『とっても! ラッキーマン 7』集英社文庫、2009年7月17日発売、ISBN 978-4-08-618891-3
  2. ^ 『mangaオモ!』集英社、「http://annex.s-manga.net/omo/main.html
  3. ^ コミック文庫編集部ブログ
  4. ^ a b 『とっても! ラッキーマン 8』集英社文庫、2009年7月17日発売、ISBN 978-4-08-618892-0
  5. ^ 『とっても! ラッキーマン 8巻 "ラッキークッキーコミックス8巻の巻"』集英社、1995年11月発売
  6. ^ 『とっても! ラッキーマン 2』集英社文庫、2009年4月17日発売、ISBN 978-4-08-618886-9
  7. ^ 『とっても! ラッキーマン 6』集英社文庫、2009年6月18日発売、ISBN 978-4-08-618890-6
  8. ^ とっても! ラッキーマン : 作品情報”. アニメハック. 2022年7月29日閲覧。

関連項目

  • 大場つぐみ - 『DEATH NOTE』や『バクマン。』の漫画原作者であるが、素性不明のいわゆる覆面作家であり、その正体について諸説ある中の1つに「ガモウひろしと同一人物」という説がある。大場は、ガモウの絵本『でたぁーっ わんつーぱんつくん』に推薦コメントを寄せている。テレビ東京系やりすぎコージー芸人都市伝説内でも語られた事があった。
  • 幕張 - 木多康昭の漫画作品。作中や雑誌巻末コメントで頻繁にガモウひろしが茶化され、最終回ではガモウが主人公だと明かされる。返礼としてガモウから読切『21世紀マン』内で国民栄誉賞を与えられた。

ガモウひろし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 07:40 UTC 版)

臨機応変マン」の記事における「ガモウひろし」の解説

作者ストーリーに絡むことは無く基本的に臨機応変タイムズなどに出てくる程度だが本編にも登場した事がある。頭にペン刺しているのが特徴

※この「ガモウひろし」の解説は、「臨機応変マン」の解説の一部です。
「ガモウひろし」を含む「臨機応変マン」の記事については、「臨機応変マン」の概要を参照ください。

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