主なオリジナル変形ギター
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「高見沢俊彦」の記事における「主なオリジナル変形ギター」の解説
高見沢カスタム-高見沢の初代オーダーメイドのフライングVは1983年Navigatorの製作によるもの。初期はフリッカーIとLH-200の組み合わせだったが早々にブリッジをフロイド・ローズに、PUは近年EMGへ交換されている。 FLYING-Vシリーズ-Bayernの州旗と紋章をペイントしたモデルやFLYING TVなど、多数のモデルが存在する。 FLYING-A-シリーズ-I、II、III、VがESPより、IVがO.Z.Yブランドにて発表された。多くの派生モデルがあり、アクリル製ボディ、エンジェルのグラフィックペイント、レギュラーシリーズに無いカラーや木材の物などが存在する。悪魔がボディの裏に潜んでいる形の"Devil"や、ピエゾピックアップを搭載したエレクトリックアコースティックギターバージョンなども存在する。FA-IIとFA-IIIエンジェルでは、高見沢自身のオリジナルピックアップが採用された。FA-Vは再びESPブランドからリリースされているが、これはTHE ALFEEの40周年と高見沢の還暦を記念した限定モデルとなっている。またこのギターからピックアップがEMGに改められている。FA-Vは後にカラーをスパークルレッド/ブラックに改め、O.Z.Yからレギュラー製品として発売されている。 Metal Hawkシリーズ(メタルホーク)-1990年代後半に発表された際には日本語に訳して、銀鷹とも呼ばれた。単色のモデルからtakamizawa.comの「帝孤夢」や高見沢オリジナルキャラクター「POCHI」のペインティングデザインのものまで、いくつかのモデルが存在する。またtakamizawa.comでは、ギターをかたどったMetal Hawk Islandがある。 天使(エンジェルギターシリーズ)- 変形ギターではないが、1990年代に絵葉書の天使画像をペイントしたSE-CUSTOMがエンジェルシリーズの始まり。その後1991年のソロツアーで天使を模ったホワイトのモデル(当時は、エンジェル1号とも呼ばれた。2004年に本人出演のサッポロビールのCMでも使用された)が登場し、さらにはその後も様々なモデルが登場し、聖母マリアギターやVampire Angel、Flying Angel Fantasiaなどもエンジェルギターシリーズに属している。また上述のエンジェルのグラフィックペイントのFLYING-AIII Angelなどはエンジェルシリーズにも属している。 剣 - サーベル1号と呼ばれるエクスカリバー、サーベル2号と呼ばれる20周年記念モデルが存在する。 マシンガン(機関銃)。特効技師が火薬を仕掛けると、銃口から火花が連発して噴出する(ESPの担当者が発注された際に『ウチはおもちゃ屋じゃない』と嘆いたという噂もある)。エクスカリバーとマシンガンは製作時に、スタインバーガー製のギターを1本ずつ犠牲にして、ブリッジを取り出し、それぞれに取り付けている。マシンガンの火を噴くシーンは、1989年の夏のイベントのDVDにて、確認することができる。 乗物 - F-1マシン、オリエントエクスプレス、蒸気機関車(アルバム『JOURNEY』のジャケットに採用された蒸気機関車のオブジェがモチーフとなっている) iBook(クラムシェル型)ノートパソコン型。蓋を開けて演奏し、演奏終了後蓋を閉じる。 キャラクター物 - ドナルドダック、ドラえもん、ヤッターマン(ヤッターワン)、ウルトラセブン (Flying Seven)、ウルトラマンゼロ (Flying Zero)、「ゴジラ」(これら6点はESP製)、フィリックス・ザ・キャット(このギターのみESP製ではなくオリオロ・ギター・カンパニーが制作している) オリジナルキャラクター物 - カワセミ君(多摩都市モノレール開業記念のマスコットキャラクターとして高見沢自身がデザインしたもの)、金鯱君(名古屋城の金鯱がモデル)、POCHI、スカルン(共に、高見沢俊彦オリジナルデザインのキャラクター)、Dinosaur(サングラス、Tシャツ、ジーンズ姿の恐竜がギター (FLYING-A) を弾いているデザイン。尻尾がネックになっている。アーミングするとサングラスの目が赤く光るというギミックを持っている) NBAトレードマーク - シカゴ・ブルズ、ニューヨーク・ニックス、ニューオーリンズ・ホーネッツ Four Neck Trump - 1994年の夏のイベント用に製作されたトランプのクイーン柄の4本ネックのギター(異常に重いらしく、本人曰く、1回のステージで4曲持つのがやっとで、今までのオリジナルギターの中での一番の失敗作)。なお同シリーズで、桜井は自らの似顔絵がKINGとしてデザインされたトランプキングのベース、坂崎はトランプジャックのエレクトリック・アコースティックギターを製作した。また、2020年12月9日発売の「Joker -眠らない街-」のジャケット写真にも使用されている。 バナナ - とてもリアルなシュガースポットの塗装がされている。ヘッド部分には皮をめくったような装飾がある。 御神木シリーズ - 装飾に伊勢神宮の御神木を誂っている。三種の神器の剣と勾玉(2019年)、鏡(2021年)を模った3本を製作。 その他 - ベルリン市のエンブレム、"グロテスク"、卓球ラケット、ジャックダニエル、バスケットシューズ、HERMES"AUBE"(エルメスが手がけた同名アルバムジャケットをペイントしたギター)、ベルーガ、「わんこそば」他多数。 これらの中で、キャラクター物については、全て版権元の承認を得てデザインされた物であり、高見沢自身が弾くものの他に、本家に寄贈されたものも製作された。版権が厳しい物は基本的に市販されない。また、これらのオリジナルギターは自身の契約しているESPによって製作されている(フィリックス・ザ・キャットは、アメリカのオリオロ・ギター・カンパニーにて製作)。またFLYING-AIはその中でも、レギュラーモデルとして20年以上の長きにわたって発売されているロングセラーである。
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