フロイド・ローズとは? わかりやすく解説

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フロイド・ローズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/26 09:10 UTC 版)

フロイド・ローズ(英語名:Floyd Rose)は、ギタリストエンジニアのフロイド・D・ローズが考案したビブラート・システム。1977年に開発され、1980年代の初頭からエドワード・ヴァン・ヘイレンニール・ショーンブラッド・ギルスジョー・サトリアーニスティーヴ・ヴァイらの使用によって爆発的な人気となった。大きな音程の可変幅とチューニングの安定性で知られる。ギター界の最も革新的な技術のひとつと見なされる事も多く[1][2]、今日でもエレクトリック・ギターのブリッジとして散見されるユニットである。


  1. ^ Gill, Chris (December 2006). “10 Most Earth Shaking Guitar Innovations”. Guitar World. http://www.guitarworld.com/article/10_most_earth_shaking_guitar_innovations 2010年10月2日閲覧。. 
  2. ^ Blackett, Matt. “101 Greatest Moments in Guitar History 1979 - 1983”. Guitar Player. http://www.guitarplayer.com/article/101-greatest-moments/mar-05/4282 2010年10月7日閲覧。. 
  3. ^ Vinnicombe, Chris; Leonard, Michael (2009-04-09). The 10 guitars that changed music. pp. 3. http://www.musicradar.com/news/guitars/the-10-guitars-that-changed-music-202799 2010年10月2日閲覧。. 
  4. ^ a b Gold, Jude. Whammy Bar Pyrotechnics. http://www.guitarplayer.com/article/whammy-bar-pyrotechnics/May-08/35259 2010年10月2日閲覧。. 
  5. ^ di Perna, Alan. Steve Vai: Flex Appeal. pp. 4. http://www.guitarworld.com/article/steve_vai_flex_appeal 2010年10月2日閲覧。. 
  6. ^ US patent 4171661, Floyd D. Rose, "Guitar tremolo method and apparatus", issued 1979-10-23  - bridge mechanism patent;
  7. ^ http://www.plainsite.org/flashlight/case.html?id=1797989
  8. ^ a b Ganaden, Gerry (April 2009). “Trem Wars: The Whammy Arms Race”. Premier Guitar: 4. http://www.premierguitar.com/Magazine/Issue/2009/Apr/Trem_Wars_The_Whammy_Arms_Race.aspx 2010年10月7日閲覧。. 
  9. ^ a b 『ギターの構造に強くなる本』シンコーミュージック 宮脇俊郎 1998年 ISBN 4401142586 pp 93-96.
  10. ^ 『ギターマガジン 2012年1月号』リットーミュージック 「マイギターチューンナップ」 竹田豊 p.141 記事連動ビデオ解説 (YouTube GuitarMagOfficial)
  11. ^ Bradley, Simon (2009-09-04). “EVH Wolfgang”. Guitarist (magazine): 3. http://www.musicradar.com/gear/all/guitars/electric/6-string-solid-body/wolfgang-218864/review 2010年10月7日閲覧。. 
  12. ^ Gill, Chris (2009-06-30). “Eddie Van Halen: Of Wolf and Man”. Guitar World: 6. http://www.guitarworld.com/article/eddie_van_halen_of_wolf_and_man 2010年10月7日閲覧。. 
  13. ^ Ganaden, Gerry (February 2009). “Big Block Floyd Rose Tremolo Review”. Premier Guitar. http://www.premierguitar.com/Magazine/Issue/2009/Feb/Big_Block_Floyd_Rose_Tremolo_Review.aspx 2010年10月7日閲覧。. 
  14. ^ Kirkland, Eric (May 2010). “FloydUpgrades.com Brass "Big Block" and Titanium Sustain Blocks”. Guitar World. http://www.guitarworld.com/floydupgradescom-brass-big-block-and-titanium-sustain-blocks 2012年4月4日閲覧。. 


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フロイド・ローズ

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ビブラート・ユニット」の記事における「フロイド・ローズ」の解説

詳細は「フロイド・ローズ」を参照 ロックビブラートユニット元祖的な存在日本では「フロイト・ローズ」と呼称される場合もある。シンクロナイズド・トレモロを原型としており、その代替部品としてストラトキャスター改造交換されることも多かった。 弦をナット部とブリッジ部で挟んで固定ロック)し、この部分での弦の摩擦チューニング狂い原因)をほぼ根絶している。シンクロナイズド・トレモロはユニット揺動支点が6本の木ねじになっており(近年改良版登場している)、支点位置正確に定まらず支点部分での摩擦抵抗大きい。フロイド・ローズの支点左右2本のみで、しかも鋭角成型されており、支点位置ズレ摩擦抵抗がほぼゼロになっている。そのためチューニング狂いがほとんど起きずアーム操作感も軽い。 シンクロナイズド・トレモロに比べ実質的な弦長が短くなるため、音程可変幅がさらに大きくなる。特にアーミングアップ・キャビティを設置した場合には、大幅なアーム・アップを行うことができる。 アーミングに伴うチューニング狂いをほとんど解消し多くギタリストにとって福音となった。その一方ナットブリッジ材質構造が元のギターとは別のものに変わり、弦をその素材挟み込んでしまうため、そのギター本来のサウンド失われる(どんなギター取り付けてもフロイド・ローズ特有の音になる)という点を問題視する意見もある。そのためチューニング多少狂いやすくなるのは承知の上でナットギター本来のものを活かすナット部で弦をロックしない)方式亜流ユニット登場した近年特殊なボールエンド(弾丸のような形状で、スタインバーガーのダブルボールエンドの様に前後取り付けられている)を採用したスピードローダー」が発売されていた。これはナット部分ロック部分とブリッジサドルのロック部分で弦を固定する同時に、弦を張ったのと同時にチューニング完了するというシステムで、前述したスピードローダー専用弦が必要となる。チューニングの細かい狂い通常のフロイドローズ同様、ファインチューナーを回して行う。しかし専用の弦が必要となるなどの不便さ露呈し市場での評価得られ姿を消している。

※この「フロイド・ローズ」の解説は、「ビブラート・ユニット」の解説の一部です。
「フロイド・ローズ」を含む「ビブラート・ユニット」の記事については、「ビブラート・ユニット」の概要を参照ください。

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