フロイド・メイウェザー・ジュニアの契約更改
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「アメリカ合衆国のボクシング中継」の記事における「フロイド・メイウェザー・ジュニアの契約更改」の解説
2013年2月には、2012年から2013年にかけて発表された『スポーツ・イラストレイテッド』誌の米国スポーツ選手長者番付で2年連続1位となったフロイド・メイウェザー・ジュニアもHBOからShowtimeへ移り、ShowtimeはHBOを脅かす存在となった。メイウェザーはHBOでの過去9戦でPPV960万件を売り上げ、同局に5億4300万ドルの収益をもたらしたと経済誌『フォーブス』は報じている。2007年5月のオスカー・デ・ラ・ホーヤ戦ではPPV販売数240万件を記録し、1997年6月のマイク・タイソン対イベンダー・ホリフィールド戦の199万件の記録を更新。その後も安定した販売件数を維持していた。HBOはメイウェザーがShowtimeと契約した翌月からゴールデンボーイ・プロモーションズの主催する興行を中継しないことを決めた。 この後、2012年にHBOでそれぞれ視聴者数2位と4位の試合をしたバーナード・ホプキンス、エイドリアン・ブローナーの両選手も、HBOを離れてShowtimeと契約した。代理人のアル・ヘイモンもHBOからShowtimeにシフト。ヘイモンはHBOでは自分の契約選手が一方的に勝てる試合ばかりをまとめ、このためアンドレ・ベルトはHBOで格下選手ばかりを相手に大金を稼いだと言われている。しかしヘイモンはゴールデンボーイ・プロモーションズとともにShowtimeに重心を移すと、スティーブン・エスピノサの方針の下で概ね拮抗した試合を手掛けるようになった。エイドリアン・ブローナー対マルコス・マイダナ戦を中継した12月7日には、この日の興行に出場した8選手のうち7人までがヘイモンと契約していたが、いずれも魅力のある対戦カードが提供された。 テカテ、コロナなどの企業が広告主としてボクシング中継を支えている。左は2011年6月、ビクター・オルティス戦に向けた記者会見でのテカテのキャンペーンガールとフロイド・メイウェザー・ジュニア。中央は2010年11月20日、ボードウォーク・ホールで行われた興行でラウンドガールを務めるコロナガール。右は2011年4月の『ファイト・ナイト・クラブ』でのバドワイザーガール。
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